前述の通り王室歌は国家の源流のひとつであり、国内的には国歌に準じた扱いを受ける場合が多い。イギリスやオランダなど国歌と王室歌が同一の国、タイやスウェーデンなど両者が異なる国がある。
大きな統一体の場合、欧州連合 (EU) の歌として、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「歓喜の歌」をもつ。東南アジア諸国連合は「The ASEAN Way」を2008年に公式の歌と定めている。国際連合とアフリカ連合も非公式な歌を持つ。
州や地域、旧ソ連・ロシアの共和国など、地方政府も国歌に相当するアンセム(州歌など)を持つ場合が多い。特に連邦制の国においては州も一国同等なので[7]、国歌に準ずる扱いを受けることがある。
作曲家の團伊玖磨は晩年に、国歌の必要条件として、「短い事、エスニックである事、好戦的でない事の3条件」を挙げ、「イギリス国歌、ドイツ国歌、君が代の3つが白眉である」と評した。 なお、君が代については同時に、「音楽として歌曲としては変な曲だが、国歌としては最適な曲である。」と書いていた[8]。
音楽家による評価
国歌一覧詳細は「国歌の一覧」を参照
脚注[脚注の使い方]^ 『ブリタニカ国際大百科事典』
^ “National Anthem
^ “【東京五輪】 ロシア人選手の出場、対戦選手らから反発の声も”. BBCニュース. 2021年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月16日閲覧。
^ “ ⇒6.15共同宣言2周年記念アリランコンサートと講演「アリランの主題による変奏曲」集”. 朝鮮新報. 2023年8月16日閲覧。
^ “<平昌五輪>韓国23人・北朝鮮12人の女子アイスホッケー合同チーム35人確定”. 中央日報日本語版. 2023年8月16日閲覧。
^ 堀 雅昭『戦争歌が映す近代』、葦書房、2001年、25-26頁
^ 議会と首長に加えて独自の裁判所まである
^ 團伊玖磨、「しっとりパイプのけむり」、p145、朝日新聞社、2000年、ISBN 4022574607
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキソースに世界各国の国歌の歌詞があります。ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。国歌 ウィキメディア・コモンズには、国歌に関連するメディアがあります。ウィキデータには国歌のプロパティであるP85があります。(使用状況)
「世界の国歌を調べる」 - レファレンス協同データベース
世界の国歌(音源) 。調べ方案内 。国立国会図書館
表
話
編
歴
国の指標・統計一覧
国家
国の一覧
大陸別
海外領土
国際連合非加盟
独立主張の地域