国家座標
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国家座標とは、国家基準点の成果と整合した緯度、経度、標高、平面直角座標、地心直交座標などの座標値を指す普通名詞である。現在の日本の国家基準点成果は、世界測地系(地球基準座標系(英語版))のひとつである測地基準座標系「日本測地系2011」(JGD2011) に準拠しており、いわゆる国家座標である。

日本の特殊事情に対応するための措置

これまでは、基準日(元期)に固定した国家座標が用いられてきたが、日本では、1年間当たり大きいところでは数十cmの地殻変動の存在が確認されており、誰もが享受できるリアルタイム測位の精度が地殻変動を無視できないぐらいに高まってくると、3次元の座標値(緯度・経度・高さ)に時点情報を加えた4次元の国家座標も必要となってくる。

時間を含めた4次元の国家座標 (JGD4D) は、任意の時刻間の変換(地殻変動補正)によって実現される。
関連項目

座標の主権

地理空間情報活用推進基本法

宇宙型測位政策

電子国土基本図

デジタルツイン

ベース・レジストリ

外部リンク

日本の測地系 国家座標
国土地理院ホームページ

定常時地殻変動補正システム POS2JGD 計算サイト 国土地理院ホームページ

国土地理院 (2022年2月1日). “国家座標の認証に係る指針” (PDF). 国土地理院. 2022年2月9日閲覧。


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