朝鮮半島でも独自の漢字が作られている。日本の国字と異なり、主に形声に倣って作られている。朝鮮国字の場合、構成要素に漢字の他、ハングルが使われる(ただしハングルそのものは構成要素が漢字とは共通しないので国字とは言えない)。日本同様に漢字に意味を追加したものを朝鮮では国義字といい、音を追加したものを国音字と呼ぶ[要出典]。
ベトナムの国字詳細は「チュノム」を参照
ベトナム語を表記するために作られた漢字。しかし最近では字体の統一性がないなどの理由から、ラテン文字に立場を取って変わられている。 女真文字・契丹文字も漢字に倣って作られたが、その民族の国家が滅亡して長期間が経過したためか、国字とは呼ばれない。壮族の作った古壮字も漢字に倣ったものであるが、中国の一少数民族であるためか、国字とは呼ばれない。西夏文字も構成方法は漢字を踏襲しているが、部品が漢字とは共通しないので、国字とは言えない。
その他の地域
脚注[脚注の使い方]^ a b 鎌田正・米山寅太郎 『新漢語林』 p.181、各漢字の解字を参照、大修館書店、2004年
^ 笹原宏之『国字の位相と歴史』三省堂、2007年、91頁。
関連項目
日本における漢字
神代文字
仮名交じり文