国士無双_(麻雀)
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

一説によれば十三不塔は十三么九の別名で、日本に伝来した際に日本人の誤解釈によって生まれた派生役とも言われている[33][34]
十四不搭(十四不塔、十三不靠、十三無靠)
詳細は「十三不塔#十三無靠・十四不塔」を参照チー・ポン・カンが一切ない純粋な第1巡目以内に、和了牌を含む14牌に刻子・槓子・順子・対子・搭子が一切ないと成立する。十三不搭と違い、雀頭は不要の完全バラバラ形である[35][36]。天和・地和・人和・七星不靠・全不靠とは複合しない。なお么九牌は13種類しかないため、么九牌のみで十四不搭を完成させることはできない。
七星不靠(七星無靠)
詳細は「中国麻雀#七星不靠」を参照三色の数牌で、それぞれ一四七・二伍八・三六九の筋牌の中から、任意に選んだ6牌と、字牌7種7牌すべて揃えると成立する。雀頭が不要である点は十四不搭と同じだが、この役は手作りも認められており、その点では国士無双に近い役であるといえる。十四不搭・全不靠とは複合しない。本家・中国麻雀では、24点役として正式採用されている。
全不靠(全無靠)
詳細は「中国麻雀#全不靠」を参照三色の数牌で、それぞれ一四七・二伍八・三六九の筋牌と、字牌7種の中から、任意に選んだ14牌を揃えると成立する。七星不靠と同様、雀頭は不要で、手作りも認められている。七星不靠が字牌をすべて揃えなければならないのに対し、全不靠はその必要はない。十四不搭・七星不靠とは複合しない。本家・中国麻雀では、12点役として正式採用されている。
組合竜
詳細は「中国麻雀#組合竜」を参照三色の数牌で、それぞれ一四七・二伍八・三六九の筋牌をすべて揃えると成立する。七星不靠・全不靠と同様、手作りも認められている。バラバラ形の役の中では唯一の部分役であり、4面子1雀頭の定義に含まれる[37]。組合竜以外の部分には一切の制限がなく、鳴くこともできる。本家・中国麻雀では、12点役として正式採用されている。また組合竜以外の部分を任意に選んだ字牌5種5牌で揃えると、上記の全不靠と複合し、24点となる。

十三不搭や十四不搭は、純粋な第1巡目以内の和了を条件としており、使用する牌の種類に条件を加えた代わりに、第二巡目以降の和了を認めたのが、十三?九(国士無双)や七星不靠などといえる。また搭子さえもないバラバラ形というわけではないが、面子の概念を無視した(七対子形は別)ローカル役に南北戦争がある。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 国士無双と十三么九の関係を別称・異称とせず、国士無双の正式名称が十三么九であるとする書籍もある[1]。一方、国士無双と十三么九の両方を正式名称であるとする書籍もある[2]
^ 国士の1面待ちを「国士○○単騎」と呼ぶことがあるが、雀頭を待つという本来の単騎待ちの定義とは合致しないため、誤りである。
^ このほか「国士無双十三面張」や「国士無双十三門張」という表記もある。なお「○門張」は「○面張」の中国本来の表記。

出典^ 関根二郎『入門書の決定版!麻雀を初めてやる人の本』 土屋書店、2000年 pp118
^ 横山竜介『新版オールカラーいちばんわかりやすい麻雀入門』 西東社、2013年 pp84
^ 足りない牌種13種 x 雀頭を取りうる牌種12種 = 156種類、これに十三面待ちの1種類を加えて計157種類。
^ 浅見了. “ ⇒延べ単と国士無双のマチ(月刊近代麻雀・昭和61年11月号)”. 2011年8月31日閲覧。
^ 井出洋介監修『平成版 麻雀新報知ルール』報知新聞社、1997年。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 9784831901187。 例えばこのルールブックでは、p74-p75、「国士無双に限り、暗カンでもチャンカンできるとするルールもあります」という形で言及されている。なお新報知ルールは暗槓の搶槓を認めていない。
^ なお、昭和5年発行の書籍『初めて麻雀を試る人の為に』や『解説麻雀必勝法講義』では国士無双の暗槓の搶槓は当時の最高点数である満貫ではなく、搶槓としての1翻役として扱われている。
^ 馬場裕一片山まさゆき桜井章一 共著)『答えてバビィ - 1卓に1冊!!麻雀もめごと和睦の書』 竹書房、1996年 ISBN 9784812401880、pp98-99
^ 初心者のための麻雀講座. “ ⇒国士無双(コクシムソウ)”. 2013年5月10日閲覧。このサイトではフリテンであるか否かに関わらず13面待ちを純正国士と呼んでいるが、巷間の語の用例ではフリテンではない13面待ちのみを純正国士とする場合もあるようである。
^ a b c 浅見了. “ ⇒配牌国士”. 2011年8月31日閲覧。
^ a b 井出洋介監修『平成版 麻雀新報知ルール』報知新聞社、1997年。ISBN 9784831901187。 p74、「十三不搭の特殊なものが十三么九(国士無双)であり、この特殊形に限り、2巡目以降でもアガれるようになりました」とある。
^ 天野大三、青山敬『新現代ルールによる図解麻雀入門』梧桐書院、1979年。 ISBN表記なし、0076-590868-2368。1970年代に制定・発表された傍流のルール体系を基調とするこのルールブックでは、「天和/地和/人和と複合している国士無双」を「十三龍門」という名称で「五倍額満貫」と規定している (p134-135)。五倍額満貫は標準的なルールにおける役満の1.25倍の点数に相当し、このルールブックで五倍額満貫に規定されているのは十三龍門と九蓮宝燈の2役のみである。なお、新現代ルールでは十三么九の1面待ちと13面待ちを区別せず、両方とも同じ三倍額満貫に規定している (p124-p125/p219)。
^ 井出洋介監修『平成版 麻雀新報知ルール』報知新聞社、1997年。ISBN 9784831901187。 p114。(フリテン13面待ちの時のロン和了については)「フリテン規定が優先し、ツモ和了しかできない」と明記されている。
^ 天野大三、青山敬『新現代ルールによる図解麻雀入門』梧桐書院、1979年。 p219に「これが特殊な変態的満貫役だからといって、振聴のロン和りなどを認めることもいけない(原文ママ)」と明記されており、昭和50年代に発行されたルールブックにおいて既に「フリテン13面のロン和了は不可」とされている。
^ a b 東風荘. “ ⇒麻雀ルール”. 2011年8月30日閲覧。
^ a b ハンゲーム 麻雀4. “ ⇒役について”. 2011年8月30日閲覧。「国士無双に振聴、搶槓の特別扱いはありません」と記されている。
^ a b Maru-Jan. “ ⇒ルール”. 2011年8月30日閲覧。
^ a b ロン2 (日本プロ麻雀連盟). “ ⇒遊び方・ルール”. 2011年8月30日閲覧。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:54 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef