全車両を四日市市が保有し、四日市あすなろう鉄道がそれを借り受けて運行している。
開業当初は近鉄から譲り受けた260系電車をそのまま運行していたが、三重交通[注釈 2]や北勢鉄道[注釈 3]時代から改修を重ねて運用されてきた車両もあり、老朽化が進んでいた。
そこで2015年から同系列のリニューアル工事を実施し(リニューアル後の車両は新260系と表記されることもある)、2019年までに全編成に施工した。三重電鉄[注釈 4]以前に製造された形式は新製車によって全て淘汰され、近鉄時代に製造された車両も冷房化など大規模な改修を受けている。
一部編成は床から車輪や線路が見えるシースルー列車となっている。
冬の一部期間には一部車両内に電装が施されイルミネーション列車として運行されている。 大人旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ) - 2019年10月1日改定[31]。 キロ程 運賃は四日市あすなろう鉄道移管時に普通運賃相当で30円の値上げが行われた[32][33][34][35]。 三重県の県立高校入試日と沿線高校の入試日には「高校入試応援キャンペーン」として、特別な乗車証が配られ、受験生は無料で乗車できる。乗車証は沿線の日永大宮神明社で合格祈願御祈祷済みである。 2021年8月21日に「ICOCA」が導入され、「ICOCA」のほか「PiTaPa」「TOICA」「manaca」などの全国相互利用サービス対応の交通系ICカードが利用できるようになった[28]。なお、接続する近鉄名古屋線・湯の山線のようにPiTaPa交通利用エリアではないため、PiTaPaで乗車する場合はプリペイド方式となる。 定期券はICOCA、Kips ICOCA、SMART ICOCAに搭載可能。近鉄など他社線の定期券情報と同時に記録できるが、当社線の定期券情報は券面に印字されず、代わりに「地域鉄道ICOCA定期券内容控」が別紙で発行される。ICOCA導入に伴い、通常の連絡定期券は廃止された。 近鉄時代は自動券売機でパールカードによる乗車券の引き換えが可能であった。四日市あすなろう鉄道移管後は、各駅の自動券売機は食券用のそれに置き換えられ、乗車券は非磁気型となった。近鉄時代PiTaPaは非対応であった。
運賃
km普通運賃通勤定期
1か月通学定期
1か月
12006,8802,810
27,6803,420
38,4504,030
42709,1404,500
59,7204,820
610,3105,140
交通系ICカード
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 運営移行と同時に近鉄四日市駅から改称された。
^ 近鉄の路線となる前の運営事業者。
^ 三重県で内部線・八王子線と同じ762mm軌間の北勢線を運営していた事業者。
^ 三重交通から鉄道事業を分社して発足した事業者で、これを近鉄が合併して内部線と八王子線が近鉄の路線となった。
出典^ a b c d e f 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省