施設が手狭になったことを受けて、1976年(昭和51年)6月に青果の卸売部門を勝山地区に分離移転[2](この時点で卸売部門は正式名称を「下関市地方卸売市場唐戸市場」に名前を改めている)、さらに施設の老朽化に伴い2001年(平成13年)4月25日に下関市立しものせき水族館(海響館)の整備などとあわせたウォーターフロントの再開発事業により現在地に移転して、観光の要素を寄り強め、魚介類を中心とした総合市場として今に至っている。唐戸市場は2003年度に、日本建設業連合会主催の第44回BCS賞を受賞している[3]。 早朝に揚がったばかりの新鮮な魚介が並んでいる。仲卸や海産物加工業による販売だけではなく、周辺の沿岸漁業で漁獲した魚や農家が収穫した農産物を自分たちで販売するという、いわゆる「直売所」の機能も持つ。また回転寿司や食堂などもある。4月と10月には、唐戸祭りが開催される。 一般向けの営業時間は月曜 - 土曜が5時から、日曜・祝日は8時から15時まで。また金曜日・土曜日の10時 - 15時、日曜日・祝日の8時 - 15時には「活きいき馬関街」が開催されている。 なお、フグ専門の卸売市場として知られる南風泊市場(下関市彦島)も下関市地方卸売市場の一部門であり、卸売市場の運営も同じ「下関唐戸魚市場」である。 下関市地方卸売市場 南風泊市場
特色
南風泊市場
Haedomari Wholesale Market
店舗概要
所在地〒750-0093
山口県下関市彦島西山町4丁目11-39
座標北緯33度56分58.1秒 東経130度52分51.9秒 / 北緯33.949472度 東経130.881083度 / 33.949472; 130.881083 (唐戸市場)
開業日1974年11月
正式名称下関市地方卸売市場南風泊市場
建物名称下関市地方卸売市場南風泊市場
施設所有者下関市
施設管理者下関市
敷地面積23,276 m²
営業時間開場時間:0時 - 12時
最寄駅下関駅
最寄IC中国自動車道 下関インターチェンジ
外部リンク南風泊市場
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南風泊市場は日本で唯一のふぐ専門の卸売市場であり、市場開設者は下関市、漁港管理者は山口県となっている。対馬周辺や瀬戸内海、豊後水道、伊勢湾などを主漁場とする天然フグや西日本・九州各地の養殖フグの水揚市場として1974年に開設された。2018年からは市場の高度衛生管理整備事業に伴って隣接地に設置された仮説市場で供用開始となった[4]。2016年の当市場における水産物の取扱数量は2,044トン、取扱金額は39億4093.4万円であり、平均単価は1928円であった[5]。 下関市地方卸売市場 特牛市場
特牛市場
Kottoi Wholesale Market
店舗概要
所在地〒〒759-5331
山口県下関市豊北町大字神田1210-5
座標北緯34度18分59.3秒 東経130度53分35.0秒 / 北緯34.316472度 東経130.893056度 / 34.316472; 130.893056 (唐戸市場)
開業日1982年4月
正式名称下関市地方卸売市場特牛市場
建物名称下関市地方卸売市場特牛市場
施設所有者下関市
施設管理者下関市
敷地面積2,361.4 m²
営業時間開場時間:0時 - 8時
前身豊北町水産物地方卸売市場
最寄駅特牛駅
外部リンク特牛市場
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1982年(昭和57年)に旧豊北町周辺の水産物を一元的に集荷・販売する為に豊北町水産物地方卸売市場として開設され、2009年(平成21年)4月に現名称に改められた。下関5大ブランドの1つであるケンサキイカの水揚げが盛んで、特に豊北地域で水揚げされ当市場に出荷されたAランクのイカは「下関北浦特牛イカ」としてブランド認定されている[6]。2016年の当市場における水産物の取扱数量は1,746トン、取扱金額は14億1389.8万円であり、平均単価は810円であった[5]。
交通
中国自動車道、下関ICより県道57号線、R9経由、唐戸方面へ10分、JR西日本下関駅から車で約10分
JR西日本下関駅からサンデン交通バスで「唐戸」下車。
脚注[脚注の使い方]^ ⇒唐戸市場とは - 唐戸市場公式サイト
^ a b ⇒下関市地方卸売市場 - 下関市公式サイト内