吸血動物
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チョウ(ウオジラミ)

脊索動物
ナミチスイコウモリ
中南米に生息し、動物の血液を摂食するコウモリ。血液で食事を摂るコウモリは世界に3種確認されているが、2種は鳥類の血液を摂食するため、哺乳動物から吸血する唯一の種。吸血鬼の化身といえばコウモリだが、ほとんどのコウモリは虫を食べたり花の蜜を吸うだけで、吸血することはない。吸血鬼の化身としてのコウモリ像が一般化したのは近代以降の文芸作品や映画の影響が強く、伝統的なものではない。主に家畜の足などにかみそりのような門歯で傷をつけ、傷口から他の吸血動物同様に血液の凝固を唾液の成分で防ぎつつ、舌で舐め取る。他個体は吸血のためにつけた傷を次々に利用するため、コウモリの数に比してつけられる傷は見た目よりは多くない。
ヤツメウナギ
淡水を中心とした世界中の寒冷水域に生息するヤツメウナギの成体の口は吸盤状をしており、強い吸引機能がある。これで河底の石などに吸いついて、姿勢を保持することができる。またカワヤツメなど、一部の種ではこうした吸盤状の口で他の魚類などに取り付き、ヤスリ状の角質歯で傷を付けて体液を吸う。
ハシボソガラパゴスフィンチ(吸血フィンチ)
ガラパゴス諸島北西端のウォルフ島に生息する、ダーウィンフィンチ類の一種。元々植物食性であったが、同じ島に住むカツオドリの翼の付け根をつつき、流れ出た血液を吸う。鳥類が鳥類の血液を餌とする唯一の例とされる。
伝承上の吸血生物

吸血鬼

チュパカブラ

脚注^ヤマビルと人獣共通感染症 - ヤマビル研究会
^ ペストとは - 国立感染症研究所

関連項目

レンフィールド症候群
(英語版) - 1980年代に精神医学のパロディで作られたが、真実として受け取ってしまう人もいた。名前はブラム・ストーカーのホラーフィクション小説『吸血鬼ドラキュラ』の登場人物からつけられた。血を飲む欲求にかられた人も報告されているが、なんらかの精神疾患として処理され、特定の症例としては扱われていない。

外部リンク

『吸血動物
』 - コトバンク

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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