名谷町
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1941年(昭和16年)7月 - 明石郡垂水町は神戸市に合併し神戸市須磨区となり、名谷は名谷町と改称する。

1946年(昭和21年)11月1日 - 旧垂水町は須磨区から分区し垂水区となり、神戸市垂水区名谷町となる。

1977年(昭和52年)4月1日 - 神戸市立垂水中学校から分離独立して神戸市立福田中学校が開校する。

地名の由来

旧村名に基づいた地名である。名谷という名前については色々な説がある。明治以前に存在した村である西名、東名はそれぞれ西名谷、東名谷の略称であり、このことから考えるとこのあたりがもともと名谷と呼ばれていた地域であり、それが北に広がっていったと思われる[6]。『神戸の町名 改訂版』では特に有力なものとして、
ミョウガの取れる谷であったので、「茗荷(みょうが)谷」→「名ケ谷」→「名谷」となった。

稲の穂そのものを神に祭る場所である「みょう」があった。

という二説を挙げている[6]。また、『名谷誌』では、「名」とは一般庶民の上に位置する階級であり、一ノ谷の戦いに敗れた平家の武士たちが名谷付近に逃れてきたとき、先住者たちとは素性が違うという内心の矜持を階級の上位呼称「名」に託し、名の住む谷であるから「名谷」と称したという説を挙げている[14]
小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15]

区域小学校中学校
奥畑地区(字市ノ子、字賀市、字北野屋敷、字向井畑)神戸市立菅の台小学校神戸市立竜が台中学校
神戸淡路鳴門自動車道以西神戸市立小束山小学校神戸市立多聞東中学校
第二神明道路以南神戸市立福田小学校神戸市立福田中学校
上記以外神戸市立名谷小学校

交通

山陽バス神戸市バスが地域内を走る。南から北へ東名谷、西名谷、滑、あみだ堂、名谷小学校前、中山、中山西口、神和台口、奥畑口、奥畑の各停留所がある。
バス

山陽バス系統起点経由バス停終点
5垂水駅上高丸団地  掖済会病院  学が丘 中山 奥畑名谷駅
11垂水東口中山 学が丘学園都市駅前
12垂水東口中山(旧道) 奥畑名谷駅
13垂水東口つつじが丘  滑  奥畑名谷駅
14名谷駅中山 学が丘舞子高校前
名谷駅中山 学が丘学園都市駅前
15名谷駅奥畑  神和台口(新道) 桃山台青山台
特15名谷駅北須磨高校前 中山(旧道)あみだ堂 桃山台青山台
S15名谷駅北須磨高校前 神和台 あみだ堂 桃山台青山台
23垂水東口青山台 桃山台 つつじが丘 中山 学が丘掖済会病院

神戸市営バス系統起点経由バス停終点
15名谷駅前北須磨高校前 滑 桃山台青山台

道路
高速道路


第二神明道路

名谷インターチェンジ


阪神高速5号湾岸線

神戸淡路鳴門自動車道

垂水インターチェンジ


第二神明北線

都道府県道


兵庫県道21号神戸明石線

兵庫県道65号神戸加古川姫路線

兵庫県道488号長坂垂水線


神戸淡路鳴門自動車道

兵庫県道21号神戸明石線

兵庫県道488号長坂垂水線

施設
教育


神戸市立名谷小学校 - 名谷町字大谷1896番地

神戸市立福田中学校 - 名谷町字猿倉254番地

公共


垂水健康公園

名谷あじさい公園(垂名公園)

高曽公園

西名会館

東名公会堂

滑公会堂

中山公民館

奥畑公民館

寺社


西名若宮神社

春日神社

東名奥津神社

賽ノ神神社

阿弥陀堂

明王寺

宮野尾神社

転法輪寺

大歳神社

石水寺

史跡

石造宝篋印塔
西名若宮神社の鳥居手前の方見堂の中にある石塔。
1380年(天授6年/康暦2年)に建てられたことを表す銘が両脇に入っている。鎌倉時代から街道沿いに建てられており、村人の安全を願うためのものだったという[16]1971年(昭和46年)4月1日に、県の重要文化財に指定された。

木造阿弥陀如来坐像
中山地区にある転法輪寺の本尊。平安時代後期に造られた像であり、垂水区内で最も古い像である。1901年(明治33年)に当時の古社寺保存法に基づく旧国宝(現行法の重要文化財に相当)に指定され、1950年、文化財保護法の施行により国の重要文化財となった。

転法輪寺原生林
面積が約1haの、寺への参道周辺に育つ原生林。縄文時代の原始照葉樹林が豊富に残っており、多くの鳥類が生息する。1973年(昭和48年)3月9日に、県の天然記念物に指定された。
脚注[脚注の使い方]^ a b “住民基本台帳に基づく人口(町丁目別・年齢別)”. 神戸市 (2021年12月31日). 2022年2月2日閲覧。


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