すべてがそうではないが、芸能リポーターや夕刊紙、週刊誌が芸能ネタを探すのに利用していることもあり[要出典]、それを逆手に取って架空の交際ネタや交際写真を捏造しリポーターなどに掴ませ、笑い物にしている例もある[要出典]。特にアナウンサーがらみの交際ネタが多いとされ、アナウンサーの顔写真をポルノ画像に合成したアイコラ画像が2ちゃんねるから多く出回っており、そのことがテレビ局主催イベントでの過度の撮影規制の原因になっていると一部で言われている[要出典]。
論壇誌『諸君!』の「麹町電網(インターネット)測候所」は、ほぼ毎号2ちゃんねるを中心にした内容であり、2ちゃんねるの紹介を図っている[要出典]。後述する他のサイトなどの反応の政治系サイトと類似している。『週刊文春』は近い観点で批判することもあるため、新潮社と同様に関係は良好とされることがある[要出典]。
毎日新聞は2007年1月1日に特集連載「ネット君臨」の第1部「失われていくもの」で、2ちゃんねらーの囃し立てた「死ぬ死ぬ詐欺」を、「難病児募金をあざける『祭り』」と題して紹介した。赤報隊事件を賛美し時効を喜んだ書き込みなども取り上げたが、2ちゃんねる自体への批判ではなく、社会現象として取り上げた[要出典]。しかし、奈良小1女児殺害事件などに関する犯罪報道では、確たる証拠もなく2ちゃんねらーが犯人ではないかと疑わせる報道を行うこともあった[要出典]。
メディアが何気なしに報道したものが2ちゃんねる内で爆発的に定着したものもある。「ニート」などがその代表例で、フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」でニート特集をした際、映っていた人物の顔や発言が極めて特徴的かつ自然的だったので、その人物のアスキーアートが作られ、顔部分がほかのものに差し替えられた変造版も含めて、瞬く間に2ちゃんねる中に定着していった[要出典]。
2ちゃんねると冷笑主義―CHANカルチャーの世界展開詳細は「CHANカルチャー」および「虚偽報道#ニューエイジとオカルトから右派陰謀論、そしてポスト・トゥルースへ」を参照4chanの/pol/(非ポリコレ板)は、QAnon陰謀論の発祥地である。2ちゃんねる管理人のジム・ワトキンスとロン・ワトキンスが運営する匿名画像掲示板・8chan(現・8kun)は、QAnon陰謀論を広める上で積極的な役割を果たした。英語圏最大の匿名掲示板「4chan」管理人の西村博之。4chanはアノニマス、リックロール、カエルのペペ、SCP財団、かたわ少女、ルール34、シケイダ3301などのインターネット・ミームだけでなく、アメリカの分断を招いたQAnonやピザゲートなどの陰謀論までも生みだしてきた。また西村は2ちゃんねる開設者の「ひろゆき」として日本では広く知られている。日本で発祥した匿名掲示板サイトの系譜。西村博之(ひろゆき)が1999年に開設した2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)は、4chanや8chan(現・8kun)を含む、他すべてのchanサイトの起源となった。
2ちゃんねるは、4chanや8chanなど海外の匿名掲示板文化「CHANカルチャー」の原初にもなった。このような日本発の匿名掲示板文化が日米で流行した理由について、アメリカ合衆国のニュースサイトは、90年代以降の低迷を続ける社会経済とオタク・コミュニティの台頭が背景にあるとして次のように総括した[96]。2ちゃんねるという名に何となく聞き覚えがあるとしたら、それは物議をかもすアメリカの画像掲示板・4chan、そしてその精神を受け継いだ8chan(現在は8kunに改名)に名が似ているからだろう。〔……〕
東浩紀によれば、オタク・コミュニティの台頭は、インターネットが広く商業化された90年代日本特有の政治・経済状況の副産物だ。