名寄市
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2005年(平成17年)2月28日 - 風連町(上川郡旧多寄村字風連)との合併調印式挙行[7]

2006年(平成18年)3月27日 - (旧)名寄市、風連町と合併し、新・名寄市が発足した[7][9]

地名の由来

アイヌ語で現在の名寄川天塩川の合流点を指していた名と考えられる「ナイオ?プトゥ[10](nay-or-putu)」(川・の所・の口)に由来するとされる[11]。また、名寄川それ自体も「ナイ(nay)」あるいは「ナイオ?(nay-or)」と呼ばれていたとされる[11]

この名寄川それ自体を指す「ナイオ?」、2つの川の合流点を指す「ナイオ?プトゥ」は、江戸時代後期の1700年代末から1800年代にかけて、探検家や役人の残した文献、地図に「ナエロ(ナエフツ)」「ナヨロフト」「ナヨロ」「ナイブツ」などとして表記された。例えば幕末の探検家松浦武四郎は『天之穂日誌』で「此処をナイフトと云うはナヨロフトの詰語なり」と記し、『天塩日誌』においても「左ナイブト 本名ナヨロフト」としている[6]

その後、和人が流入し、「ナヨロ」「ナヨロフト(ナイブト)」に漢字を当てた際に、「奈与呂」「奈余路」「奈伊太」などが当てられたものの、1888年の上名寄村・下名寄村置村以降、行政的には「名寄」「名寄太」が使われた。なお「名寄」の字を当てた経緯は不明である[6]
政治
行政
役所

名寄市役所(名寄庁舎・風連庁舎)

智恵文支所


市長
歴代市長

代氏名就任日退任日
初代名取忠夫
1956年(昭和31年)4月1日1958年(昭和33年)8月29日
2代池田幸太郎1958年(昭和33年)8月30日1974年(昭和49年)8月29日
3代石川義雄1974年(昭和49年)8月30日1986年(昭和61年)8月29日
4代桜庭康喜1986年(昭和61年)8月30日1996年(平成8年)9月25日
5代島多慶志1996年(平成8年)11月3日2010年(平成22年)4月22日
6代加藤剛士2010年(平成22年)4月23日現職

議会
市議会

定数:18[12]
施設
防衛省
自衛隊


陸上自衛隊名寄駐屯地 - 陸上自衛隊の第2師団に属する部隊が駐屯。地域経済への貢献も大きい。

警察
警察署


北海道旭川方面名寄警察署

西四条北交番

西五条南交番

智恵文駐在所

風連旭駐在所

風連駐在所


消防
本部


上川北部消防事務組合消防本部

消防署


名寄消防署

風連出張所


医療名寄市立総合病院

名寄市は上川北部・宗谷南部地域の医療拠点。医療系の従事者・学生が多いのも名寄市の特徴(名寄市立総合病院は地域センター病院[13]、名寄市立大学は医療系の学科がメインの学校)。
主な病院


名寄市立総合病院 - 1984年3月2日に上川北部地域保健医療圏の地域センター病院に指定[13]

吉田病院

名寄東病院

名寄三愛病院

郵便局
主な郵便局


名寄郵便局(集配局)

名寄駅前郵便局

名寄西四条郵便局

風連郵便局(集配局)

文化施設
天文台


名寄市立木原天文台
(閉館)

なよろ市立天文台きたすばる

2010年4月16日に新天文台『きたすばる』が開館した[14]北海道大学との提携で2011年に直径1.6 mの日本最大級の光学望遠鏡が公開された。


図書館


市立名寄図書館

名寄市立大学図書館

運動施設

名寄市営球場

名寄ピヤシリスキー場

サンピラー交流館カーリングホール

なよろ健康の森

名寄市スポーツセンター

名寄白樺カントリー倶楽部

名寄朝日ボウル

名寄市B&G海洋センター

名寄市風連B&G海洋センター

対外関係
姉妹都市・提携都市
日本以外
姉妹都市


カワーサレイクスカナダ連邦 オンタリオ州1969年8月1日 姉妹都市提携。

ドリンスクロシア連邦 サハリン州1991年3月25日 友好都市提携。

日本国内
姉妹都市


杉並区(関東地方 東京都)1989年(平成元年)7月13日 姉妹都市提携。

鶴岡市東北地方 山形県1996年(平成8年)旧藤島町と姉妹都市提携。

経済

名寄市の基幹産業は農業である。また近隣の町村に比べて、名寄市は官公庁の出先機関や民間企業の営業所が比較的多い。かつては宗谷本線の名寄駅から名寄本線深名線が分岐し、国鉄城下町としても栄えていた。しかし、国鉄分割民営化に伴う大規模な人員異動や希望退職、両路線の廃止によって地域経済は大きな影響を受けた。このあおりを受けて、2002年には過疎地域の指定を受けた。このような中で、商業は量販店の出店も見られた一方で、閉店も相次いできた。
第1次産業

基幹産業は農業で、餅米の生産量は日本一を記録したこともある[15][2]。日本における餅米の大規模な産地としては名寄市付近が最北であり[16]、例えば、三重県伊勢市名物の和菓子「赤福餅」に使われる原材料のもち米は、名寄産を中心に使用している。岡山県岡山市に本店がある和菓子店、廣榮堂の「廣榮堂・元祖きびだんご」ロッテ雪見だいふくの皮にも名寄産の餅米が使用されている。また、アスパラガスカボチャの生産も盛んである。ヒマワリ畑も作られ[2]、北海道内では北竜町に次ぐ規模であり、観光資源としても活用されている。
農協

道北なよろ農業協同組合(JA道北なよろ)

北海道農業共済組合(NOSAI北海道)


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