名古屋テレビ塔
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2005年(平成17年)7月12日 - 文部科学大臣により「国土の景観に寄与しているもの」[注 8]として、国の登録有形文化財(第23-0188号)に登録[20]

2006年(平成18年) - レストランや土産売場があったフロアを改装し、名古屋を基盤としたレストラン「ゼットン」が入居。名古屋の名所や放送文化を紹介するコーナーも設置。

2008年(平成20年) - NPO法人地域活性化支援センターが主催する恋人の聖地に認定される。

2011年(平成23年)

7月24日 - アナログ放送終了。

12月7日 - 1回目のアナログアンテナの撤去工事が開始された[21]


2012年(平成24年)

4月1日 - マルチメディア放送・NOTTVが本放送開始。テレビ塔での新規放送開始は1962年(昭和37年)同日の名古屋放送以来50年ぶり。


2014年(平成26年)

6月19日 - ライトアップ照明を1万1,000個使用したLED照明に切り替え、この日点灯式が行われる。新しいライトアップの名称は「煌」(きらめき)。

6月20日 - 開業60周年。当日は開業当時と同じ50円で展望台に入ることができ、3,000人が入場した。


2016年(平成26年)6月30日 - マルチメディア放送・NOTTVが放送終了。

2019年(平成31年)1月7日 - 耐震工事及び施設リニューアルのために休業[22][23]

2020年令和2年)

2月 - 免震装置の据え付け(4カ所に各7台)が上旬に完了し、25日に報道各社へ公開[24]。 

9月18日 - リニューアルオープン[22][23][25]

10月1日 - 4階・5階にホテル「THE TOWER HOTEL NAGOYA」が開業。


2021年(令和3年)5月1日 - 中部電力との施設命名権(ネーミングライツ)を締結したことにより、呼称を「中部電力 MIRAI TOWER」(ちゅうぶでんりょくミライタワー)とした[4]

2022年(令和4年)

10月12日 - 文化審議会が名古屋テレビ塔など9件の建造物を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した[10]。テレビ塔の重文指定は初となる[10]

12月12日 - 国の重要文化財に指定[3]


クライミング競争

1956年(昭和31年)6月24日に松下電工(現・パナソニック)主催で展望階段を利用したクライミング競争が行われ、60人が参加したが、途中で酸欠者、ゴール後に倒れ込んで嘔吐をする者が続出したため、医者からドクターストップがかかり、以降行われることはなかった。

そのクライミング競争で優勝したのは、当時21歳の青年だった近藤陽洲で[26]、後に彼は2010年(平成22年)にマレーシアクアラルンプールで行われたアジア・マスターズ陸上において、ハンマー投砲丸投円盤投やり投の4種目のいずれも75 - 79歳の部で優勝しており[26][27]、このうち砲丸投げに関しては2013年(平成25年)3月末時点で「M75クラス」における日本記録、そしてアジア記録の保持者となっている[28]。現在はモデルとしても活動している[29]

なお、前回から65年を経た2021年(令和3年)9月11日に「中部電力 MIRAI TOWER スカイラン」としてクライミング競争が行われた[注 9][30]
アナログテレビ放送送信施設一覧

(過去)

チャンネル放送局名コール
サイン
空中線
電力
ERPアンテナの位置
1chTHK
東海テレビ放送JOFX-TV映像10kW/
音声2.5kW映像105 kW/
音声26 kWNHK名古屋Eテレ・NBNと同じ高さ
(地上135メートル)
3chNHK
名古屋総合JOCK-TV映像58 kW/
音声14.5 kW先端最上部
(地上178.7メートル)
5chCBC
中部日本放送[注 10]JOAR-TV映像92 kW/
音声23 kWNHK名古屋総合のすぐ下
(地上170メートル)
9chNHK
名古屋教育JOCB-TV映像120 kW/
音声30 kWNBNと背中合わせ
(地上135メートル)
11chNBN
名古屋テレビ放送JOLX-TV映像115kW/
音声29 kWNHK名古屋Eテレと背中合わせ
(地上135メートル)

放送対象地域はNHK名古屋総合が愛知県、教育が全国放送。CBC・THK・NBNは中京広域圏(東海3県)。

放送エリアは東海3県の愛知・岐阜三重の各県。また、受信感度は劣るものの、静岡県西部地方の一部(浜松市磐田市など)にも届いていたことがあった。また、岐阜県飛騨市の流葉地区にある神岡流葉中継局が140キロメートル以上離れているテレビ塔から放送波を直接受信してUHF波に変換していた[注 11]

アンテナ設置当時、NHK総合とCBCとでどちらが最上部に設置するのかで係争になった経緯がある。アナログのテレビ放送は周波数の高い方が波長が短くなり、アンテナの構造も軽くなることから、本来ならば5チャンネルを取得したCBCが上、3チャンネルで実験放送をしていたNHK総合が下になるはずだが、NHKはテレビ塔建設をリードしたことを理由にCBCが上になることを譲らなかった。そのため神野は当時CBC常務でテレビ塔設立委員でもあった小嶋源作を設立委員から外し、NHK総合が最上部・CBCがその下になることを一気に決めたとされる。以上の経緯から、CBCは強度のあるアンテナを開発せざるを得なくなり、設計面では円柱から四角柱への変更、さらに技術的な面では電波の死角をなくすための対策などの苦労を重ねた末、国産第1号のアンテナの開発に成功している[31]。このアンテナ係争によって最上部がスマートでなくなってしまったため、設計者の内藤は「君らは何でもかんでもくっつけて…」とおかんむりだったという[31]

全局が2011年(平成23年)7月24日に停波、同日をもって全て廃止された。
マルチメディア放送送信設備

(過去)アナログ放送終了後、しばらく停波していたが、アナログ用の送信設備を外し、新たにジャパン・モバイルキャスティングを基幹会社としたスマートフォン向けのマルチメディア放送のアンテナを据え付け、mmbiNOTTVが2012年(平成24年)4月1日より放送を開始した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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