同性愛
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同性愛、またはそれに関する表現や結社の自由に対する法的状況を色分けした世界地図

同性愛を合法とする国
.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}   結婚1    結婚は認められているが法的適用は無し1
   シビル・ユニオン    事実婚
   同性結婚は認められていない    表現や団体の自由を法的に制限
同性愛を違法とする国
   強制的罰則はない2    拘禁
   終身刑    死刑
輪で示した地域は通常ケースバイケースの適用がされている法律や地域ではない場合に地元の裁判所が結婚を容認したり認めなかったり死刑判決を下した場合がある地域。
1このカテゴリに入っている一部の地域では現在他の種類のパートナーシップも存在するとされている。
2過去3年間、もしくはモラトリアム(英語版)により法的な逮捕はない。

同性愛(どうせいあい)、ホモセクシュアリティ(: Homosexuality)[注 1]は、男性同士または女性同士の間での性愛や、同性への性的指向を指す。同性愛の性質を持っている人のことを同性愛者(どうせいあいしゃ)、ホモセクシュアル(: Homosexual)[注 2]という。ホモセクシャルの略語であるホモが主に男性同性愛者に対して使われる場合があるが、差別的に使われてきた歴史的文脈から蔑称だとする考えもある[1][2][3][4]

本項では同性愛の一般概要について記す。「日本における同性愛」は同項を参照。
概説

かつて同性愛は多くの国・地域で違法または異端視された。世界保健機関(WHO)は同性愛を、1990年に疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)からの削除を決議するまで、病気の一種とみなしていた。

近年は普遍的な人権として尊重されるべきと欧米では行動している。2001年、世界で初めてオランダが同性カップルに結婚する権利(同性結婚)を認め、2006年、カナダで開催されたLGBTの競技大会「ワールドアウトゲームズ」の第1回大会の場で宣言された「モントリオール宣言」、2006年に採択され2007年に国連人権理事会で承認された「ジョグジャカルタ原則」、2008年に国際連合に提出された「性的指向と性自認に関する声明」は、同性愛者やLGBTなど性的少数者の権利を高らかに謳い、差別の撤廃を求めている。2011年12月には世界人権デーに合わせてジュネーヴの欧州国連本部でアメリカ合衆国ヒラリー・クリントン国務長官が演説し、「同性愛者の権利は人権であり、人権は同性愛者の権利だ」と述べた[5]

ゲイ(Gay)という単語は、男性だけでなく女性の同性愛者であるレズビアン(Lesbian)も含んだ「同性愛者一般」という意味で用いられることもあり、さらに性的少数者一般を指すこともある。しかし近年は、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)とトランスジェンダー(Transgender、性同一性障害)も含めた性的少数者一般を指す頭字語として、「LGBTQ+」が推奨されている。
関連する用語
性的指向

  詳細は「性的指向」を参照

性的指向とは、人の恋愛性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念であり、具体的には、恋愛・性愛の対象が異性に向かう異性愛(ヘテロセクシュアル)、同性に向かう同性愛、男女両方に向かう両性愛(バイセクシュアル)などを指す[6]

同性愛は性的嗜好ではなく性的指向である。

性的嗜好(sexual preference)と性的指向(sexual orientation)はその意味が大きく重なる用語である。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}心理学研究では英語の含意から、性的嗜好は自発的選択の結果得られた後天的性質、性的指向は生来不変である先天的性質として区別されている[要出典]。

異性愛が性的指向であるのと同じように、同性愛や両性愛も性的指向である。
ホモセクシュアル

ホモセクシュアルとは、同性愛者のことである。男性が男性に対して、女性が女性に対して性的指向を持っていることを同性愛といい、同性愛的指向を持った人を同性愛者、英語でホモセクシュアルという。語源は「同じ」という意味のギリシャ語起源の接頭辞「Homo-」に性を意味する英単語「Sexual」を付属したもの。日本ではこの言葉の本来の意味が十分に認知されておらず、男性同性愛者をホモセクシュアル、女性同性愛者をレズビアンと呼んできた歴史があり、男性同性愛者(ゲイ)の意味で用いられることが今も多い。それゆえにホモセクシュアルが男性同性者のみを指す言葉であるとの誤解も存在するが、実際は同性愛者全般を指す言葉である。しかし、ホモセクシュアルの略である「ホモ」は差別的なニュアンスがある蔑称であるという考えがある[7]
ゲイ詳細は「ゲイ」を参照ゲイカップル

男性同性愛者のことを特にゲイと呼ぶ。「Queer(クィア)」などの言葉が侮蔑的な意味を持つというので、英語圏の男性同性愛者らが自分たちを肯定的に再定義するために、「陽気な」「派手な」などの意味を持つ英単語の「Gay(ゲイ)」を使い始めた。ただ「ホモ」やクィアほどでないにせよ、この言葉には差別的な意味の内包される場合があり、しばしばそうした使い方をされる。広義には性別を問わず同性愛者全てを含むが、日本語社会では単にゲイという場合は、後述のレズビアンと区別し、男性同性愛者のみを指すことがほとんどである。ただし、アメリカ合衆国などの英語圏ではゲイは男性同性愛者を指す場合が多いものの、レズビアンも含め全同性愛者を指す場合もある[要出典]。

この単語(名詞)の英語の文献における初出は、オックスフォード英語辞典によれば1935年である。ヴィクトリア朝のイギリスでは、売春婦・男娼が「Gay(ゲイ)」と呼ばれていた(これは彼らが「Gaily(ゲイリー)」、つまり「派手に」「華やかに」着飾っていたからである)。それが語源となり男性の同性愛者を指して用いられるようになった。1990年代以降、海外ではLGBTが一般認識として広まり、「ゲイ」を男性同性愛者を指す言葉という認識が世界的にも標準化されつつある[要出典]。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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