吉福伸逸
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逆行といいますか、専門用語でいうと、発達停止ということです。」と説明している[8]。健常者と言われる人も精神疾患を患っていると言われる人も変わりがないと考えており、統合失調症も治ると考えサポートを行った[9]。臨床心理士は向後善之は、彼の取り組みは非言語メッセージを鋭敏に捉える先進的なアプローチで、オープンダイアローグとも共通点が多いと語っている[9]

「人が成長していく過程で、その人の存在全体に関わる深い心理的変容をもたらす、苦難として体験される決定的な諸段階」を「スピリチュアル・エマージェンシー」と呼び、「スピリチュアル・エマージェンシーと精神疾患の区別などなく、すべての精神疾患はスピリチュアル・エマージェンシーである」と考え、スピリチュアル・エマージェンシーに陥っている人たちをサポートする組織「スピリチュアル・エマージェンシー・ネットワーク・ジャパン(SEN Japan)」というグループを作り活動していた。(名称を「トランジショナル・エマージェンシー・ネットワーク(TEN))と変え、トランスパーソナル学会との合同勉強会のような形で活動が継続されている[9]。)
著書

『トランスパーソナルとは何か』(
春秋社) 1987.7

『トランスパーソナルとは何か』増補改訂版(新泉社) 2005.1


『無意識の探険 トランスパーソナル心理学最前線』(TBSブリタニカ) 1988.1

『トランスパーソナル・セラピー入門』(平河出版社) 1989.10

『生老病死の心理学』(春秋社) 1990.7

『処女航海 変性意識の海原を行く』(青土社) 1993.3

『世界の中にありながら世界に属さない』(サンガ) 2015.7

『静かなあたまと開かれたこころ』(サンガ) 2019.7 - 吉福伸逸アンソロジー

共編著

『宇宙意識への接近 伝統と科学の融和』(
河合隼雄共編、春秋社) 1986.3

『意識のターニングポイント メタ・パラダイムの転換とニューエイジ・ムーヴメントの今後』(松沢正博共著、泰流社) 1987.3

『テーマは意識の変容 徹底討論』(岡野守也、春秋社) 1991.10

『流体感覚』(対談:松岡正剛, 見田宗介, 中沢新一、雲母書房) 1999.4

『楽園瞑想 神話的時間を生き直す』(宮迫千鶴、雲母書房) 2001.9

翻訳

『ビー・ヒア・ナウ 心の扉をひらく本』 (ババ・ラム・ダス, ラマ・ファウンデーション、
上野圭一共訳、エイプリル・ミュージック) 1979.2

『20世紀の神秘思想家たち アイデンティティの探求』(アン・バンクロフト、平河出版社、Mind books) 1984.3

『グローバル・ブレイン 情報ネットワーク社会と人間の課題』(ピーター・ラッセル、工作舎) 1985.6

『意識の科学 ホリスティックなヒーリングへの道』(ケネス・ペレティエ、スワミ・プレム・プラブッダ共訳、工作舎) 1986.10 ISBN 978-4-87502-125-4

『トランスパーソナル宣言 自我を超えて』(ロジャー・N・ウォルシュ, フランシス・ヴォーン編、春秋社) 1986.10

『パシフィック・シフト 文化生態圏の転換』(ウィリアム・アーウィン・トンプソン、春秋社) 1987.12

『パラダイム・シフト 価値とライフスタイルの変動期を捉えるVALS類型論』(アーノルド・ミッチェル、ティビーエス・ブリタニカ) 1987.10

『天使のおそれ 聖なるもののエピステモロジー』(グレゴリー・ベイトソン, メアリー・キャサリン・ベイトソン、星川淳共訳、青土社) 1988.5

『聖なる愚か者 ゲシュタルトワークの新地平 内なる道化と人生の創造性』(リッキー・リビングストン、アニマ2001) 1989.6

『タオのプーさん』(ベンジャミン・ホフ、松下みさを共訳、平河出版社) 1989.10、のち改題『クマのプーさんの「のんびり」タオ』(講談社+α文庫

『オルタナティヴ・ヴィジョン 新たな価値体系の思潮』(阿含宗総本山出版局) 1989.5

フリッチョフ・カプラ

『タオ自然学 現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる』(
フリッチョフ・カプラ、工作舎) 1980.3 ISBN 978-4-87502-108-7

『ターニング・ポイント 科学と経済・社会、心と身体、フェミニズムの将来』(フリッチョフ・カプラ、工作舎) 1984.11

『グリーン・ポリティックス』(シャーリーン・スプレットナク, フリッチョフ・カプラ、青土社) 1986.5

『非常の知 カプラ対話篇』(フリッチョフ・カプラ、工作舎) 1988.11 ISBN 978-4-87502-148-3

『新ターニング・ポイント ポストバブルの指針』(フリッチョフ・カプラ、工作舎) 1995.4 ISBN 978-4-87502-249-7

ケン・ウィルバー

『意識のスペクトル』1 - 2(
ケン・ウィルバー菅靖彦共訳、春秋社) 1985

『無境界 自己成長のセラピー論』(ケン・ウィルバー、平河出版社) 1986.6

『アートマン・プロジェクト 精神発達のトランスパーソナル理論』(ケン・ウィルバー、プラブッダ, 菅靖彦共訳、春秋社) 1986.6

『眼には眼を 三つの眼による知の様式と対象域の地平』(ケン・ウィルバー、青土社) 1987.4

量子公案 現代物理学のリーダーたちの神秘観』(ケン・ウィルバー、田中三彦共訳、工作舎) 1987.8 ISBN 978-4-87502-137-7

スタニスラフ・グロフ

『個を超えるパラダイム 古代の叡智と現代科学』(
スタニスラフ・グロフ編、平河出版社) 1987.7

『自己発見の冒険 1』(スタニスラフ・グロフ、菅靖彦共訳、春秋社) 1988.1

『脳を超えて』(スタニスラフ・グロフ、春秋社) 1988.7

雑誌

『サンガジャパン vol.11』(
田口ランディとの対談、サンガ) 2012.9

関連文献

『吉福伸逸の言葉 トランスパーソナル心理学を超えて追及した真のセラピーとは?』(向後善之, ウォン・ウィンツァン, 新倉佳久子, 新海正彦共著、コスモスライブラリー) 2015.5

『仏に逢うては仏を殺せ:吉福伸逸とニューエイジの魂の旅』(稲葉小太郎、工作舎) 2021.4 
ISBN 978-4-87502-526-9

出典^ a b 吉福伸逸氏 ワークショップ「幻覚・妄想・神秘体験に対するアプローチ」 日本トランスパーソナル学会


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