吉岡秀隆
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]


^ 同作では、主演の渥美清が病気により派手な演技が難しくなったことに伴い、吉岡の登場シーンが増えたことから。
^ 本人は後年「バブルの頃、世間では東京タワーが一時ダサいと思われたように、当時『寅さん』シリーズにもそういう所があった。僕自身は思春期で、周りがお洒落している中、満男をダサく感じてしまって」とその理由を語っている。また『北の国から』の黒板純役についても同様に、10代の頃は少なからず抵抗があったという[1]
^ 他にも本人は、「寅さんとさくらさんのお芝居を二人の間で観ているだけで、僕は満男として居られた。お二人のやり取りや佇まいは、お芝居を超えている感じがした」と述懐している[1]
^ 具体的には、渥美清とは1980年の映画『遥かなる山の呼び声』で初共演し、翌年『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』で再共演となった。『恋の寅次郎』の撮影の合間に、渥美から「君はずっと役者やっていくの?」と聞かれたが、「嫌です」と正直に答えた。すると渥美は、「そうか。こんな所で死んでいくのは嫌か。可哀想に一生やっていくよ」と告げられたという[1]
^ その際倉本から「どこがつまんない?」と言われ、「つまらないものはつまらない!胸に響きません」と答えた。すると倉本は数日で全く違う脚本を書き上げてきたため、「やっぱり先生はすごいな」と思ったという[1]
^ 役者としては、映画『男はつらいよ ぼくの伯父さん』やドラマ『北の国から '89帰郷』を撮り終えた頃でもあった。
^ 本人はそれまでに倉本聰や山田洋次から黒澤明の話は聞いていたため、少なからず興味は持っていた。オーディションの誘いに、本人以上に両親が興奮したという。
^ ジーパンとシャツにネックレスとブレスレットという出で立ち。本人によると、実はその前の一次審査で同じような格好をしており、担当者から「面接ではそういう格好で来ないでくださいね」と言われていた。それにも関わらず、その言葉を忘れて面接に行ってしまったという。
^ ちなみにこの時の黒澤について本人は、「率直に言うと、初めて会った時に“でかっ”と思いました。大きな白い岩みたいな存在感に圧倒され、僕の視界には監督だけ真っ白く浮き上がっているように見えました」と回想している。
^ 具体的には、和子は「パパ、今の子は普段皆こういう格好してるのよ」とフォローし、黒澤は「じゃあ、今までの参加者たちは何だったんだ?」と娘に尋ねた。すると和子は、「パパに会うためにちゃんとした格好をしなくちゃと思ったんじゃないの?」と言ってくれたという[1]
^ 実際には上記のやり取りの後、黒澤から『八月の狂詩曲』の台本を渡された。吉岡は役の台詞を言うのかと思い「どこですか?」と聞こうとしたが、黒澤はそのまま部屋を出て行った。状況がつかめない吉岡は、「あれ?もしかしてこの役僕に決まったんですか?」と他の人に聞いてオーディションの合格を知った[1]
^ 本人はそれまでの撮影現場でスタッフとあまり話すことはなかったが、このやり取りで心境に変化が起きた。これによりその後の『男はつらいよ』シリーズの現場などでは、本番前でも気軽にスタッフと談笑できるようになったという[1]
^ 小学生の頃に出演した『北の国から』の撮影中にぐずると、いつも岩城が「乗れ」と言って気分転換にバイクの後ろに乗せられ、カッコいいと思ったことがきっかけ[1]
^ 実際には上記の放送日に友達とバイクで走って夜中に帰った所、母親の書き置きで高倉健から何度も電話があり、何時でもいいから連絡してほしいと告げられた。深夜1時を過ぎていたため恐る恐る電話したが、高倉はワンコールで電話に出た。高倉から「『北の国から'87初恋』の演技素晴らしかった。ただ、こんな時間まで男の付き合いもあるとは思うけれど、家族を心配させちゃいけないよ。とにかく一度、コーヒーでも飲もう」と言われ、恐縮して「はい」しか言えなかったとのこと[1]
^ 戦時中に学徒出陣した伯父を出征後に亡くしている。生前の伯父は吉岡と似ており、過去に母から「(伯父を)思い出してしまうから(役であっても)軍服だけは着ないで」と言われたことから[1]
^ 当初は2020年9月25日に公開が予定されていたが[26]新型コロナウイルスの影響で延期となった[27]

出典^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 週刊文春2022年12月22日号「阿川佐和子のこの人に会いたい」第1423回・吉岡秀隆p118-123

次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:158 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef