2010年4月1日、トルネード・フィルムは東京地方裁判所に破産申請[2]。負債総額3億円。同月7日に破産手続き開始決定を受けた。
2018年6月、映画配給会社「レスペ」が映画事業から撤退したため解雇[5]された。以後はフリーとなり、web連載を持っている株式会社サイゾーに机を置き、オカルト系ウェブサイトTOCANAで洋画配給の仕事を再開した。
2022年6月に[6]、末期のすい臓がんと診断され、余命半年と宣告されたことを公表[7]。11月7日には、体重は30キロ減り、性欲も食欲もゼロで、9月には治療のため入院した際には、治療が激痛で死んだほうがまし。チューブを首にくくりつけたり、屋上に行こうとして医師に止められたことや、がんは肝臓にも転移していることなどを明かしたほか、血の池地獄を見たいから、天国より地獄に行きたい。「末期がん」を免罪符に、あらゆることが通りやすい≠ネどと語った[8]。また、仕事に打ち込み、やり残すことは何もない。家族に残したい言葉もない。半年の余命宣告から11カ月後、生きていることに関し、仕事をやり終え目的がなく耐え難い。生きた証を「本」という形に残すことを決めていた。本来ならば、叶井が亡くなった後に発売される予定だった、10月30日発売の『エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と、文化人15人の"余命半年"論』発売について、昔から付き合いのある人と真剣に話したことがなかったが、話せてよかった。余生は日常を淡々と過ごせたらいいと言っていたが、対談本の第2弾も考えなけりゃいけない。また死後、葬式をするか否かは家族に任せたとしか言えない。娘は、部活と友達、彼氏に忙しく、自分に対しては執着がなく、それがむしろいいなどとも語った[6]。
対談集 『エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と、文化人15人の"余命半年"論』は10月30日に刊行された[7][6]。
2024年2月16日の夜23時ごろに東京都内の自宅で死去[9][10]。56歳没。
人物
叶井俊太郎について妻の倉田真由美は「おばちゃんみたいな男です」と述べている[11]。
私生活では離婚歴3回で、女性経験人数が600人以上の「性豪」として知られた[3]。2021年の小泉なつみによるインタビューで倉田は「昔は“叶井とすれ違った女は妊娠する”と言われたほどギラついた男だったが、今は去勢された虎みたいですよ」と述べている[11]。
担当した主な作品
映画
『八仙飯店之人肉饅頭』 配給
『ネクロマンティック』1995年 配給
『キラーコンドーム』 1998年 配給
『アメリ』 2001年 配給
『えびボクサー』 2002年 配給
『いかレスラー』 2004年 企画
『痴漢男』 2005年 製作
『ヅラ刑事』2006年 企画
『日本以外全部沈没』2006年 企画
『工場萌えな日々』シリーズ 2006年? 企画
『ルネッサンス』2007年 配給
『BOYS LOVE劇場版』2007年 宣伝プロデュース
『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』2008年 製作
ウェブテレビ
ネットで噂のヤバイニュース超真相(2019年‐2020年)
コラム連載雑誌