台湾
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台湾の一人当たりの純金融資産は14万1600ユーロだった[128]

国際的な保険会社アリアンツによる「世界の富」に関するレポートで、台湾の人々が世界で5番目に豊かだと評価された。最新の調査報告『アリアンツ・グローバル・ウェルス・レポート 2023』によると、台湾の人たちの一人当たり純金融資産は約14万1600ユーロで世界5位、アジアでは2位だった(日本は9万6500ユーロで世界11位、アジアでは3位)[128]

金融大手、クレディ・スイスが発表した世界の富に関する2015年度『グローバル・ウェルス・レポート 2015』で、台湾の成人一人当たりの保有資産が19万4701ドルとされた。台湾の成人平均保有資産はアジア太平洋地域の大部分の国・地域を大きく上回り、また西ヨーロッパ諸国の多くと肩を並べる水準[129]。報告書によると、台湾では、中流階級の成人人口は1100万人であり、成人人口全体の59.4%を超え、中流階級以上の成人であれば74.6%を超えている。台湾の成人個人資産10万ドル以上を有する成人の割合は40.1%に上り、世界平均の8%を大きく上回る。資産総額100万ドル超の億万長者富裕層は41万4000人で、全成人人口の2.2%を占めている[129]

クレディ・スイスが発表した最新の世界の富に関する2022年度『グローバル・ウェルス・レポート 2022』で、台湾は世界217カ国・地域中、世界15位に入り、アジアでは香港(世界3位、55万2930ドル)、シンガポール(世界11位、35万8200ドル)に次いで3番目に高い順位となった。台湾の成人一人当たりの保有資産が29万7860ドルだった(日本は24万5240ドルで世界20位、アジアでは5位)。報告書によると、台湾の成人一人当たりの保有資産の中央値は約11万3940ドルで世界13位、アジアでは香港(世界4位、20万2380ドル)、日本(世界12位、12万ドル)に次ぐ3位だった[130]
日本との経済関係

台湾は旧日本領であり歴史的に関係が深く、地理的にも近く共に民主主義資本主義陣営の国家であり、貿易を始めとした経済的交流が強い。

民間貿易以外に台北国際金融センタービルや台湾高速鉄道の建設など、台湾の主要公共事業も日本企業によるものがあり、台湾経済における日本への依存は大きいものがある。また日本企業による台湾進出以外にも、古くは衣料業関連、現在では電子工業関連を中心に日本進出を果たす台湾企業もある。
経済団体

1999年に発足した「中華民国三三企業交流会」(三三会。2018年時点で会員67企業グループ、賛助会員42社が加盟)[131] が台湾最大の経済団体である。日本のみずほ銀行[132]大阪商工会議所と協力関係にある[133]
台湾証券取引所における主要な上場企業

順位企業名2016年12月時点の時価総額(億台湾ドル)[134]
1台湾積体電路製造(TSMC)47,064
2鴻海(Foxconn)13,690
3台塑石化(台塑化)9,669
4中華電信(中華電)8,300
5台湾化学繊維(台化)5,574
6国泰フィナンシャルホールディングス(國泰金)5,496
7台湾プラスチックグループ(台塑)5,411
8南亜5,131
9富邦フィナンシャルホールディングス(富邦金)4,956
10大立光電 (大立光)4,554
11台達電子工業(台達電)4,078
12中国鋼鉄3,864
13台湾大哥大3,609
14MediaTek (聯發科技)3,402
15中国信託金融ホールディングス (中国信託)3,275
16統一企業(統一)3,119
17兆豐金融ホールディングス(兆豐金融)3,114
18日月光半導体(日月光)2,710
19統一超商2,495
20遠伝電信(遠傳)2,340

台湾に本拠地を置く代表的な大企業詳細は「台湾の企業一覧」を参照
エレクトロニクス関連

鴻海精密工業 (Foxconn) グループ従業員数は台湾資本として最多の120万人。

ASUS(華碩)パソコンメーカー。マザーボードを始めとするパソコンパーツ、周辺機器などの開発、販売。

エイサー(宏碁・Acer)ゲートウェイブランドも持つ、パソコンメーカー。

AOpen(エーオープン)マザーボード、ビデオカードメーカー。


BenQ(明基・ベンキュー)2001年、エイサーグループから独立した。

AU Optronics(友達・AUO)台湾最大の液晶パネルメーカー。会長がBenQの会長を兼務。

Realtek(リアルテック)コンピューター用半導体メーカー。カニのマークでお馴染み。

MediaTek(聯發科技)世界有数の移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業。

GIGABYTE(技嘉)パソコンメーカー。マザーボードを始めとするパソコンパーツ、周辺機器などの開発、販売。

クアンタ・コンピュータ(広達)ノートパソコンの製造台数が世界で最も多い。

ADATA(威鋼科技)メモリメーカー。DRAMモジュール市場の販売シェアは世界2位。

HTC(宏達国際電子・High Tech Computer)世界的なスマートフォンメーカー。

Micro-Star International(微星・MSI)パソコンメーカー。マザーボードを始めとするパソコンパーツ、周辺機器などの開発、販売。

デルタ電子(台達電子工業・Delta Electronics)世界最大の電源装置メーカー。

TSMC(台湾集成電路製造公司)世界最大の半導体製造ファウンドリ

UMC(聯華電子)世界3位の半導体製造ファウンドリ。富士通の半導体製造子会社三重富士通セミコンダクターをUMCに売却[135][136]

D-Link(友訊)ルーターなどインターネット関連製品における世界的企業。

トランセンド (Transcend) DRAMメモリなど半導体製品の開発、販売。

CyberLink(訊連科技)PowerDVDなどを開発するパソコンソフトメーカー。

ASRock(華フ科技)パソコンメーカー。マザーボードを始めとするパソコンパーツ、周辺機器などの開発、販売。

交通・輸送関連

ジャイアント・マニュファクチャリング(捷安特・GIANT)自転車メーカー。

中華汽車

キムコ(光陽機車・KYMCO)スクーターで有名なメーカー。

三陽工業 (San Yang Industry) SYMブランドのスクーターで有名。

台湾金峰 (Taiwan Golden Bee) TGBブランドのスクーターで有名なメーカー。

ハートフォード(哈特佛・HARTFORD)オートバイのメーカー。

摩特動力工業公司 (Motive Power Industry) PGOブランドのスクーターで有名。

捷穎実業 (CPI Motor) CPIブランドのスクーター、ATVのメーカー。

ユナリ(優耐立・Unilli)ATVで有名。

宏佳騰動力科技有限公司(宏佳騰機車 AEON MOTOR) AEONブランドのスクーター、ATVのメーカー。

合騏工業 (Her Chee Industrial) アドリーブランドのATV・スクーターのメーカー

鼎力金属工業 (DINLI METAL INDUSTRIAL) ディンリブランドのATVメーカー

益通動能科技股?有限公司 (E-TON POWER TECH) イートンブランドのATV、スクーターのメーカー。

台湾山葉機車工業 ヤマハ発動機の子会社

裕隆汽車 大手自動車メーカー。

MAXXIS Tire(正新橡膠)

NANKANG タイヤメーカー。インチアップ用タイヤで有名。

エバーグリーン・グループ

長栄海運

エバー航空(長栄航空)

立栄航空


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