台湾民衆党_(2019年)
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しかし、柯はこれは第一党となって台湾政治を主導するに至る起点にすぎないとした[21]

2021年1月に第一回党代表大会を行い、8月に第一回党員大会を行った[22]

2022年地方選挙では、高虹安新竹市長に当選させたとともに、台北市4議席を含む計全国14席の議席を得た。無所属で金門県長に当選した陳福海も後に選挙以前から民衆党に籍を置いていたことを明かした[23]

2023年4月、迫る2024年総統選に向けて選挙対策委員会を招集し、「立法院の行政院長人事に対する同意権を復活させる(閣揆同意權)」や「立法院が総統を召喚して質疑することを可能とする」などの政見を発表した[24][25]。総統選では当初国民党との共闘・連立路線(藍白合作(中国語版))を模索していたが、総統候補者をどちらの党から擁立するかなどの点で合意できず、結実しなかった[26]
理念・主張

台湾の利益とその民衆の福祉を優先すること、ならびに「民主、自由、多元、開放、法治、人権、マイノリティ保護、持続的開発」および台灣價?(中国語版)の具体的実現を目指す[19][27][17]
政治制度について

国債を減らし、将来世代に残さないようにすべき。藍緑両党を選挙に囚われてばら撒きすぎであると批判している
[28]

参政権の18歳への引き下げを支持[29]

権力分立を推進し、政府の一体性を保つべき[30]。立法院の行政院長人事に対する同意権を復活させるべき[24]

連立政権や政党間の連携・対話を推進すべき[31][24]

内政について

エネルギー源を多様化し、太陽光発電と風力発電の不安定性を補うために他の再生エネルギーの比率を高める
[32]台湾第四原子力発電所再起動に反対[33]

まず炭素費用、次に炭素税を導入し、環境保護、再分配、経済成長の三重効用を得るべき[34]

家賃高騰を抑えるため、社会住宅の建設、住宅税制(中国語版)の改革、家賃情報の透明化を進めるべき[35][36]

「デジタルデバイド」を改善して発展の地域格差を解消し、バイリンガル教育を強化する。職業教育の価値を再確立し、産業界と連携して科技大学や職業教育に新たな位置づけを与える。少子化の中で私立校の変革や廃校を指導する[37]

長期的計画と持続的開発を強調すべき[38][39]

国防・外交について

両岸関係に関しては、「平和の主導権を握る」ことを原則として、「相互に認識し、相互に理解し、相互に尊重し、相互に協力する」ことで両岸の交流を促すべき[40]

兵役改革を行い、軍事訓練を強化すべき。兵役期間延長を支持[41][42]

米中対立が台湾に波及することを避け、現状を維持すべき[43]

選挙実績
2020年高雄市長補欠選挙高雄市長選挙の得票分布。

2020年6月6日高雄市長韓国瑜の罷免が決定した。民衆党は当初、国民党と協力してどちらの党員でもない候補者を共同で支持することを期待しており、連携することを期待していた。しかし国民党が市議会議員の李眉蓁を擁立したため、高雄市議会議員で親民党所属の呉益政の高雄市長補選出馬を受け入れた[44]。8月15日の高雄市長補選で呉の得票は38960票(4.06%)に留まり、248,478票(25.90%)を獲得した国民党候補者の李眉蓁とともに、671,804票(70.03%)を獲得した民進党候補者の陳其邁に敗れた[45]

2020年高雄市長補欠選挙結果[46]候補者番号候補者名性別[47]生年[47]政党得票数得票率当落
1陳其邁男1964 民主進歩党671,80470.03%
2呉益政(中国語版)男1963 台湾民衆党38,9604.06%
3李眉蓁(中国語版)女1979 中国国民党248,47825.9%

当日有権者数:2,301,597人、最終投票人数:962,826人(うち有効票959,242、無効票3,584)、最終投票率:41.83%[47]
脚注
注釈^ おおまかに訳すと、「台湾を名とし、民衆を基とし、台湾がすなわち我々で、我々がすなわち民衆であることを望む」のような意味

出典^ a b “征戰天下 柯?不分區提滿34席”. 自由時報 (2019年8月7日). 2019年8月7日閲覧。
^“台北市長率いる「台湾民衆党」、野党第2党に=台湾・立法委員選”. 中央通訊社. (2020年1月12日). ⇒http://japan.cna.com.tw/news/apol/202001120003.aspx 2020年1月12日閲覧。 
^ 与党・民進党 立法院の選挙では過半数維持できず
^ 柯台北市長が新党結成=総統・立法委員選にらみ?台湾 2019年8月1日 時事通信
^ “搶救邵曉鈴/電話「遙控」病情 柯文哲:病情樂觀”. web.archive.org (2014年11月16日). 2014年11月16日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
^ “柯文哲與民進黨達共識 全力輔選、當選不入黨”. 自由時報. (2014年6月16日). ⇒オリジナルの2014年11月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141129025029/http://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/1032344 2014年11月19日閲覧。 
^ “打破「四不」原則? 柯P推薦民國黨影片曝光”. ⇒オリジナルの2015年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150713124211/http://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/1264993 2022年11月5日閲覧。 
^ “柯家軍多兩員!王致雅、?玉芬今天簽署「柯P認同?」”. 風傳媒. (2018年9月8日). オリジナルの2022年6月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220624141607/https://www.storm.mg/article/488286 2022年6月14日閲覧。 
^ 陳燕? (2018年11月25日). “徐立信大K馬 打?藍狛D將”. 中國時報. オリジナルの2018年11月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181125000000/https://www.chinatimes.com/newspapers/20181125000737-260107?chdtv 2020年1月25日閲覧。 
^ 方炳超 (2019年7月17日). “蔡英文不是姚文智,韓國瑜不是丁守中」 柯文哲:三?督要贏太難,還在研發原子彈”. 風傳媒. オリジナルの2022年9月28日時点におけるアーカイブ。


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