台湾光復
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^ このようにカイロ宣言は日本敗戦後の台湾の主権の帰属について明確な主張をしている。日本は、このカイロ宣言の発表後も投降しなかったので、同盟国は早期に戦争を終結させるため再度「ポツダム宣言」を発表し、カイロ宣言の主張を繰り返した。このため中華民国、中華人民共和国の双方がカイロ宣言を根拠として「台湾の主権を有している」と主張しているのである(後掲「増補改訂版台湾史小辞典」(2010年)222ページ「カイロ宣言」の項)
^ しかし、中国語の基礎知識を持つ者であれば、この言葉が祖国復帰を表すことは容易に分かるはずだが、日本による皇民化教育を受けた若い世代の中には、「光復」の意味が分からず、日本語で同じ音の「降伏」と理解するものも多かった(後掲周婉窈著・濱島敦俊監訳「図説台湾の歴史(増補版)」(2013年)平凡社197ページ)

出典
^ 自由時報. “台灣光復無國際法源依據 學者?:?介石也?”. 2024年2月22日閲覧。
^ 風傳媒. “是台灣光復節,還是國民政府?領日??「10月25日」背後的?史爭議,身為台灣人一定要知道”. 2024年2月22日閲覧。
^ a b 呉(2010年)222ページ「カイロ宣言」の項
^ a b c d e f 若林(1999年)62ページ
^ 周(2013年)197ページ
^ 呉(2010年)224ページ「ポツダム宣言」の項
^ a b c d e 伊藤(1993年)137ページ
^ a b 伊藤(1993年)138ページ
^ a b c 周(2013年)204ページ
^ a b 伊藤(1993年)141ページ
^ a b 伊藤(1993年)139ページ
^ 伊藤(1993年)140ページ
^ a b c d e f g h 菅野(2011年)35ページ
^ a b c d e 菅野(2011年)39ページ

参考文献

呉密察監修、横澤泰夫日本語版編訳「増補改訂版台湾史小辞典」(2010年)中国書店(福岡)

若林正丈「台湾?変容し躊躇するアイデンティティ」(1999年)ちくま新書

伊藤潔「台湾?四百年の歴史と展望」(1993年)中公新書

周婉窈著・濱島敦俊監訳「図説台湾の歴史(増補版)」(2013年)平凡社

菅野敦志著『台湾の国家と文化 「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』(2011年)勁草書房

関連項目

台湾光復節

光復節 (韓国)

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