一方、台北市の東部にある信義区の副都心は、高層ビルや商業施設が立ち並び、急速に発展を遂げる地区である。台北市政府が移転し、2004年完成の台北101を中心とする新しい高層ビル群が立ち並び、国際都市としてインフラ整備が実施されている。台北101は、2004年に当時世界第1位の高さとなる超高層ビル(地上492m、階数101階)として完成し、地上449mの高さにある91階には屋外展望台がある。
中国との関係改善が進むに連れて、中国からの投資資金が流入し、住宅価格が高騰している。一般人の年収の約15倍に達しており、住民の年収比での住宅価格は世界一との指摘もある。2013年の住宅価格は、2003年の倍にのぼる[12]。 2006年3月現在、15?以上の民間人口は約213万、実質労働人口は118万6千である。就業者数は114万、失業者数は4万7千であり、失業率は3.9%である。また外国人労働者はいわゆるホワイトカラーが約2万9千人、ブルーカラーが4万3千人就業している。 台北市に本部を置く大学台湾大学台湾師範大学 各区の教育欄を参照の事「台北市の幼稚園一覧」、「台北市の国民小学一覧」、および「台北市の国民中学一覧」も参照 台北市内の都心部に近い松山区に台北松山空港(松山機場)が存在する。ある。1979年の中正国際空港(現桃園国際空港)開港以降は、中華民国の国内線専用空港として運用されてきたが、2010年に再国際化し、日本の羽田空港との間に定期便が就航した。都心部との距離が近いため、都心部との交通手段として台北捷運内湖線がターミナル直下に乗り入れるほか、路線バスやタクシーなどの連絡手段も利用される。また、近郊の基隆市、桃園市桃園区、中?区への高速バスや、桃園国際空港へのリムジンバスも運行されている。 台北松山空港発着以外の多くの国際線は桃園市大園区にある桃園国際空港が最寄りとなる。台北市との連絡手段は、高速道路1号経由のリムジンバスとタクシーに限られていたが、2017年に空港と台北市内を連絡する桃園捷運機場線が開業し、台北駅から35分のアクセスとなり、連絡状況が向上した。 台北は台湾の鉄道の発祥の地であり、清代には大稲?から基隆及び新竹間での運行がされていた。日本統治時代には清代の鉄道路線を変更し、今の萬華・板橋を経由した。また、台北市内に市電を建設する計画もあったが、財政難のため計画のみで中止されている。 台北と高雄とを結ぶ高速鉄道。日本の新幹線技術が導入され、台北・高雄間の345kmを最高速度300km/h、所要時間約1時間30分で結んでいる。 台湾鉄路管理局の縦貫線は南港駅、松山駅、台北駅、万華駅の4駅が市内に設けられており、その中でも台北駅は台湾交通の中心地の一つとなっている。市内の台鉄の線路は、慢性的な渋滞解消のため、すべて地下化が完了している。 以前は、台北駅より分岐する淡水線及び万華駅より分岐する新店線があったが、淡水線は1988年に捷運(台北捷運淡水線)の転換工事のため廃止、新店線は巨額の累積赤字に加え道路拡張工事の必要性から1965年に廃止されている。 台湾で初めて整備された捷運システム (MRT, Mass Rapid Transit) であり、新北市と連絡し、台北都市圏の交通の基幹となっている。現在開通している路線は下記の通り: 路線区間キロ程備考
労働市場
教育
国立・市立大学
国立台湾大学
国立政治大学
国立台湾師範大学
国立陽明大学
国立台北大学
国立台北教育大学
国立台北芸術大学
台北市立大学
私立大学
台北医学大学
淡江大学
東呉大学
中国文化大学
世新大学
大同大学
銘伝大学
実践大学
科技大学/技術学院
国立台湾科技大学
国立台北科技大学
国立台北商業大学
中国科技大学
徳明技術学院
中華技術学院
台北海洋技術学院
康寧医護曁管理専科学校
軍事、警察関係大学
国防医学院
台湾警察専科学院
その他学校
台北日本人学校
台北米国学校
台北欧州学校
交通
空港松山空港
鉄道台北駅、台湾鉄路管理局の本部が設置されている
台湾高速鉄道詳細は「台湾高速鉄道」を参照プラットホーム(台北駅)
台湾高速鉄道(台湾新幹線) - 南港駅、台北駅
台湾鉄路台鉄縦貫線詳細は「台湾鉄路管理局」を参照
縦貫線(東部幹線、西部幹線)
台北捷運詳細は「台北捷運」を参照淡水線板橋線・西門駅
路線一覧
台北捷運路線図
BR文湖線文山線動物園 - 中山国中10.9km
内湖線中山国中 - 南港展覧館14.8km
R淡水信義線淡水線淡水 - 中正紀念堂23.2km
信義線中正紀念堂 - 象山6.4km
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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