台中市
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2020年3月時点での人口は2,816,667人[2]。台湾第二の都市圏である台中都市圏の中枢都市である。
地名の由来

旧名は「大?」で、日本統治時代に「台中」という名称が作り出された。当時、静かで綺麗であるため、台中は「台湾の京都」と言われていた[3]。台中市は台湾3大産業地区の一つ、「中部科学工業園区」を擁している。
地理

台中市は台湾中西部に広がる台中盆地に位置し、周囲を山地に囲まれているため、台風による直接的な被害を受けにくい。八卦台地から望む台中盆地
気候

ケッペンの気候区分では温帯夏雨気候 (Cwa)(熱帯モンスーン気候またはサバナ気候 - 温暖湿潤気候移行部型)に属する。

台中市の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)31.3
(88.3)32.9
(91.2)34.7
(94.5)34.7
(94.5)35.8
(96.4)36.8
(98.2)39.9
(103.8)39.3
(102.7)39.0
(102.2)38.3
(100.9)34.0
(93.2)31.7
(89.1)39.9
(103.8)
平均最高気温 °C (°F)21.9
(71.4)21.8
(71.2)24.2
(75.6)27.4
(81.3)30.2
(86.4)31.7
(89.1)32.8
(91)32.4
(90.3)31.9
(89.4)30.0
(86)27.0
(80.6)23.5
(74.3)27.9
(82.2)
日平均気温 °C (°F)15.9
(60.6)16.2
(61.2)18.8
(65.8)22.4
(72.3)25.5
(77.9)27.1
(80.8)28.1
(82.6)27.7
(81.9)26.9
(80.4)24.2
(75.6)21.0
(69.8)17.5
(63.5)22.6
(72.7)
平均最低気温 °C (°F)11.8
(53.2)12.4
(54.3)15.0
(59)18.6
(65.5)21.9
(71.4)23.6
(74.5)24.4
(75.9)24.3
(75.7)23.2
(73.8)20.3
(68.5)16.9
(62.4)13.4
(56.1)18.8
(65.8)
最低気温記録 °C (°F)?0.7
(30.7)?1.0
(30.2)2.1
(35.8)8.6
(47.5)10.8
(51.4)15.5
(59.9)20.5
(68.9)20.0
(68)14.4
(57.9)10.5
(50.9)1.4
(34.5)1.8
(35.2)?1.0
(30.2)
雨量 mm (inch)36.3
(1.429)87.8
(3.457)94.0
(3.701)134.5
(5.295)225.3
(8.87)342.5
(13.484)245.8
(9.677)317.1
(12.484)98.1
(3.862)16.2
(0.638)18.6
(0.732)25.7
(1.012)1,641.9
(64.642)
平均降雨日数 (?0.1 mm)7.49.911.511.112.714.912.715.18.23.53.84.9115.7
湿度76.177.677.978.279.579.576.879.376.874.874.174.077.1
平均月間日照時間172.7134.9155.8153.1155.4169.7210.6191.8192.8201.1171.4175.52,084.8
出典:中央気象局[4]

地域
行政区画

台中市地図(赤字は旧台中市の区)
新社区潭子区石岡区神岡区后里区和平区豊原区東勢区大雅区梧棲区外埔区沙鹿区清水区龍井区大甲区大肚区大安区西屯区烏日区霧峰区西区太平区南区北区南屯区東区大里区中区北屯区宜蘭県苗栗県南投県花蓮県新竹県彰化県


人口25万人以上:北屯区

人口20万人?25万人:西屯区、大里区

人口10万人?20万人:太平区、豊原区、南屯区、北区、南区、西区、潭子区

人口5万人?10万人:大雅区、沙鹿区、清水区、龍井区、東区、大甲区、烏日区、神岡区、霧峰区、梧棲区、大肚区、后里区、東勢区

人口5万人以下:外埔区、新社区、大安区、中区、石岡区、和平区

区名面積
(km2)下轄
里数下轄
鄰数人口人口
増減数人口密度
(人/km2)郵便番号地理区画
中区0.8803819418,668-7321,289.33400市区
東区9.28551740475,582+398,135.59401市区
南区6.810122608123,930+12318,179.91402市区
西区5.704225608115,876-1720,317.13403市区
北区6.937636842147,674-5621,294.11404市区
北屯区62.703442934272,269+3864,336.02406市区
西屯区39.8467391,006225,673+1485,659.82407市区
南屯区31.257825597167,493+3405,347.56408市区
太平区120.747339714187,221+2851,548.16411屯区
大里区28.875927767210,958+717,303.22412屯区
霧峰区98.07792035465,027+11662.90413屯区
烏日区43.40321628173,990+331,703.95414屯区
豊原区41.184536737166,864+424,050.60420山線
后里区58.94391826354,351+26921.64421山線
石岡区18.21051010915,126-1830.67422山線
東勢区117.40652534350,875+5433.28423山線
新社区68.88741317424,827-23360.73426山線
潭子区25.849716321107,819+1164,166.51427山線
大雅区32.41091535894,889+1102,924.29428山線
神岡区35.04451628065,605+231,871.39429山線
大肚区37.00241729857,266-101,547.90432海線
沙鹿区40.46042141291,920+932,269.55433海線
龍井区38.03771629077,267+1042,028.59434海線
梧棲区16.60491434257,766+93,478.31435海線
清水区64.17093249686,440+131,346.83436海線
大甲区58.51922937677,724-131,328.40437海線
外埔区42.40981118731,995+2754.38438海線
大安区27.40451211019,369-19707.48439海線
和平区1037.8192811710,833+310.44424原住民区
台中市2214.896862512,5222,775,294+1,7671,252.22

歴史

台中市の起源は1705年嘉義に駐留していた台湾北路営参将張国により犁頭店(今日の南屯)一帯が水資源に恵まれた肥沃な土地であることから開墾が開始されたことに遡る。1887年、台中市は鹿港を凌いで台湾の行政中心地となり、1890年には劉銘伝により当時の東大?街を中心に官公庁を中心に都市計画が立案され、近代都市としての発展のスタートとなった。

日本統治時代には清代のインフラ遺産を継承し、鉄道や海運の整備により周辺地域との交流を発展させると共に、市内でも碁盤の目状の道路整備を推進し政治のみならず、台湾中部の経済文化の中心地としての近代都市の地位を獲得した。1935年4月21日に発生した新竹・台中地震では、大きな被害を受け(台中州として)1600人以上の死者を出している[5]

1950年には台中県と彰化市が台中、彰化、南投の3県に分割され、2010年に台中県と台中市を合併し、現在の台中市となった。
沿革

2010年12月25日、台中県が台中市に合併され直轄市に昇格した。

2018年11月3日から2019年4月24日まで、2018台中フローラ 世界博覧会は台中市(后里区外埔区豊原区)において開催される。

地域の変遷

1887年(光緒13年)- 台湾府及び台湾、彰化、埔里社、苗栗、雲林の5県が設置された。

1895年(明治28年)- 日本統治時代により、台湾民政支部(翌年台中県に改称)を設置。

1901年(明治34年)- 廃県置庁により、台中県が台中庁になる。

1920年(大正9年)- 市制施行により、台中州下台中市となり、台湾で最初に市制施行した3市(台北・台中・台南)の中の一つである。

1945年 - 第二次世界大戦終戦により、台湾省へ移管。台中州が台中県、台中市、彰化市に分割される。

1947年 - 北屯庄、西屯庄、南屯庄が台中市に編入。

1950年 - 台中県と彰化市が台中、彰化、南投の3県に分割された。


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