英語圏ではソーシャルメディア「9GAG」で動画が共有されて広がった[61][54][77]。日本でシルバーウィークが終わった翌日の9月26日、タイム(米国)が、一気に拡散されることを意味する「ヴァイラル」(本来は「ウイルス性の」の意)との言葉を使って「Next Viral Hit かも知れない」と表現した[78]。翌9月27日、ジャスティン・ビーバー(カナダ人歌手)がツイッター上に「インターネット上の私のお気に入り動画」と紹介した[79]ことから、同日中にBBC[80](英国)およびCNN[81](米国)も取り上げ、元動画の再生回数は9月29日18時時点で一気に936万回を超え[82]、10月4日時点ではその倍以上の1900万回を超えた[6]。
YouTubeの週間再生回数ランキング『ミュージック全世界トップ100 (YouTube Music Global Top 100[83])』では、集計期間:9月30日 - 10月6日において関連動画を含めると累計1億3400万回に上り、2位のザ・チェインスモーカーズの「クローサー(英語版)[84]」(7月29日リリース)の7050万回にダブルスコア近い差をつけて世界1位になった[54][85](同週を含めて3週間1位を保持[83])。同ランキングにおいて日本人が世界1位を獲るのは初めてである[85]。
10月7日に「ペンパイナッポーアッポーペン」ほか4曲を世界134カ国で配信リリースした[86]。同日、9GAGのAMA (ask me anything)[88]に登場した[89]。10月12日時点で、元動画の視聴数は4000万回を超えた[85]。10月14日に初めての全国放送(テレビ朝日系列「ミュージックステーション」)に出演した[90]。
10月19日、アメリカのビルボードソングチャート(Billboard Hot 100)にて、2016年10月29日の週で初登場77位を記録したと発表された[91][92]。これは、日本人として松田聖子に次ぐ26年振り・7人目のチャートインである[93][94]。また、ビルボードにチャートインした最も短い曲としてウィメンフォーク(英語版)の"Little Boxes(英語版)が持っていた1分02秒という記録を52年振りに塗り替え、わずか45秒の曲でチャートインという新記録を打ち立てた[92]。10月28日、日本外国特派員協会に招聘されて記者会見がなされ、その席で「ペンパイナッポーアッポーペン」がギネス世界記録に「全米ビルボードトップ100に入った世界最短曲」として認定されたことが発表された[95][96]。元動画の視聴数は、12月20日時点で1億回を超えた[97]。
11月18日、YouTubeにて『セサミストリート』のキャラクターであるエルモとクッキーモンスターとコラボレーションした動画が公開された。世界的アーティストとのコラボを重ねてきた同キャラクターと共演した日本人アーティストはピコ太郎が最初であり、2019年現在コラボを行った唯一の日本人である[98]。
YouTube Music Global Top 100(ミュージック全世界トップ100)[83]
関連動画を含めた「ペンパイナッポーアッポーペン」の統計。
ランキングでは、Wikipediaのグラフの表示制限のため0位を設け、1位を-1、2位を-2、3位を-3…、として順位をマイナス方向で表現。
集計週の初日をグラフ中のX軸の表記とする。例えば、2016年9月9日から同月15日の1週間の集計週のランキングは「9/9」と表現する。
【ランキング】
【再生回数】(単位:万回)2,5005,0007,50010,00012,50015,0009/916233010/714212811/4111825
2017年(平成29年)3月5日、「ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館」開催[99]。シンガーソングライターピコ太郎の初武道館公演となった。ゲストはSILENT SIREN[100]、マス寿司三人前[100](※ももいろクローバーZ内の派生ユニット)(玉井詩織・有安杏果・高城れに)、LiSA[100]、高須克弥、爆チュー問題、ダニー・メタル(Danny Metal, イタリアのYouTuber)、モリッツ・ガース(Moritz Garth, ドイツのYouTuber)、五木ひろし、東京スカパラダイス・オーケストラ。前説は上田晋也(くりぃむしちゅー)[100]、国立劇場 (PNSP)、高田延彦に扮した有田哲平(くりぃむしちゅー)。エレキ・パーカッション演奏はピコッツァ・鈴木・ゼブラーノ(MASAKing a.k.a. 鈴來正樹)[101]。