古坂大魔王
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ただし「古坂はピコ太郎のプロデューサー」とし、ピコ太郎とは別人という設定で活動している[55][56][57]YouTuberとして2016年8月動画投稿サイトYouTube」上に「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP) を投稿して以降、世界的なヒットをみせている。

「PPAP-2020-」は、「日本ユニセフ協会 UNICEF東京事務所」が推奨している[58]
概要

キャラクターのプロフィール上では、古坂のちょうど10歳年上である1963年昭和38年)7月17日生まれの、千葉県出身のシンガーソングライターであり[59][60]、2016年当時は新婚で25歳年上の妻がいる[61][注 3]とされる。血液型はA型[59]。短髪(本人曰く『スポーツ刈りの前髪が無いやつ』)のかつらパイソン柄の服を着、ヒョウ柄のストール、サングラスをかけた風貌をしている。尊敬するシンガーは、スティービー・ワンダーマライヤ・キャリー石川さゆり杏里など[59]。また、ジャスティン・ビーバーには恩を感じている[59]

2016年、前述の通り「ペンパイナッポーアッポーペン」(以下「PPAP」と略し、「元動画」とする)を歌う動画が動画再生回数が1億回を超え、話題となる。同曲の世界的ヒットの理由を中国の今日頭条(ByteDance(字節跳動)系)が分析をしている。同紙によれば、そもそも幼稚園児レベルでも真似ることができる「シンプルさ」がベースにあり、カップル動画や双子ダンスなどを生んだ動画編集/投稿アプリMixChannel」(ミクチャ)などにおける素人のカバー動画「やってみた」(3600件以上[54])がムーブメントを惹起し、ファッションリーダーでもある人気芸能人の真似や評価が注目度を集める「スター効果」が加わって成功したとしている[63]。しかしこれは、日本のみで流行したリズムネタと同様の経過である。日本語で構成される他の日本のリズムネタ[54]とは異なり、英語歌詞で構成された[54]ことで、「やってみた」段階で英語圏の「9GAG」が、「スター効果」においても同様に英語圏のジャスティン・ビーバーが参入し、世界的な展開を見せた。
来歴

2011年(平成23年)1月15日、古坂の第2回単独ライブ「だから! 昔っからメンドクサイ男です」(於:ライブホール・オーヴ渋谷)において、ピコ太郎が初登場した[64][65][66]

2015年(平成27年)3月8日、「東MAXプレゼンツ第7回東日本応援チャリティライブinいわき」(於:福島県いわき市・鹿島ショッピングセンターエブリア)に古坂大魔王としてピコ太郎の扮装で出演し、「PPAP」などを披露した[67][68]

2016年(平成28年)3月19日[69]、古坂が準レギュラー出演している仙台放送あらあらかしこ」のコーナーの1つ『古坂大マ王のおしゃべりブログ』にピコ太郎が出演し、「PPAP」をスタジオで初めて生演奏した[70]インディーズ時代唯一のテレビ出演[61])。そのまま古坂に代わってピコ太郎がコメンテーター席に着き、収録が続けられた[70]

8月25日、自腹(約10万円[61])で制作した「ペンパイナッポーアッポーペン」を「YouTube」上に公開[71]。古坂と親しいAAALiSASilent Sirenらにリンクを貼って知らせたところ拡散され[61][54]ミニブログTwitter」や日本国内の女子高生などに人気の動画編集/投稿アプリ「MixChannel」(ミクチャ)において、元動画を模倣したカバー動画のアップロードが相次ぐようになり[54][72](「りかりこ」によるやってみたのアップロードはTwitterには9月16日[73]、ミクチャには9月19日[74])、シルバーウィーク9月17日-25日)には特に盛り上がりを見せた。9月21日配信のネット記事では、元動画の再生回数が60万回を超えたと報道された[72]9月24日にはNMB48のメンバーにも人気とのネット記事があった[75]。再生回数は9月25日の記事では100万回超えを伝えた[76]

英語圏ではソーシャルメディア「9GAG」で動画が共有されて広がった[61][54][77]。日本でシルバーウィークが終わった翌日の9月26日タイム米国)が、一気に拡散されることを意味する「ヴァイラル」(本来は「ウイルス性の」の意)との言葉を使って「Next Viral Hit かも知れない」と表現した[78]。翌9月27日ジャスティン・ビーバーカナダ人歌手)がツイッター上に「インターネット上の私のお気に入り動画」と紹介した[79]ことから、同日中にBBC[80]英国)およびCNN[81](米国)も取り上げ、元動画の再生回数は9月29日18時時点で一気に936万回を超え[82]10月4日時点ではその倍以上の1900万回を超えた[6]

YouTubeの週間再生回数ランキング『ミュージック全世界トップ100 (YouTube Music Global Top 100[83])』では、集計期間:9月30日 - 10月6日において関連動画を含めると累計1億3400万回に上り、2位のザ・チェインスモーカーズの「クローサー(英語版)[84]」(7月29日リリース)の7050万回にダブルスコア近い差をつけて世界1位になった[54][85](同週を含めて3週間1位を保持[83])。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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