古ラテン語
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また /g/ の音を区別して表すためにそれまでのCを元にして新たな G の文字が作られ、アルファベットの7番目の位置に置かれた(それまでの Z[2]は不要として取り除かれた)。

ABCDEFGHIKLMNOPQRSTVX
古ラテン語碑文、但し1列は右から左、2列目は左から右、3列目は再び右から左へと交互に表記されている。
最古の史料

文学上の史料が現れるのは前3世紀以降であるが、碑文や遺物に記された断片は前7世紀のものまで出土している。主な出土物を以下に挙げる。

ローマ市のラピス・ニゲル遺跡から出土した石碑文。前5世紀頃と推定されている。

プラエネステの留め金。黄金製のブローチに刻まれた刻文。前7世紀頃。古代プラエネステはローマ近郊の現パレストリーナ。ただし真贋論争がある。

ガリリャーノの鉢(英語版)。イタリアのラーツィオ州とカンパーニャ州の境のガリリャーノ川の河口の神殿遺跡から発掘された鉢に刻まれた文字。前5世紀頃。

ローマ市クイリナーレ丘で出土したDuenos inscription(英語版)

脚注^ ?(ディガンマ)の文字はラテン語の/f/の音に対応させラテン文字のFとなった。
^ a b ラテン語に不要となった/z/の音ではあるが、最初期のアルファベットはギリシャ語のΖ(ゼータ)に当たる文字は取り除かれなかった。紀元前3世紀頃にもはや不要と判断されたZに代わって、この位置に新たな G の文字が置かれた。なお古典ラテン語の時期にやはりギリシャ語由来語を表す必要から文字 Z が復活した。
^ Vは、ギリシア文字 Υの異体字形。
^ ラテン語は/v/の発音およびそれを表す文字を持たなかった。後世にラテン文字Vが/v/の発音を表すようになった。また母音字 V /u/ は後世に字形を U へ変えた。
^ エトルリア語の影響により、「CE(/ke/),CI(/ki/),CO(/ko/),QV(/kw/),CAもしくはKA(/ka/)」と綴り分けされるようになった。
^ 例えば、kalendae と calendae の二通りの綴りが使われた。

関連項目

ラテン語

古典ラテン語(古典期ラテン語、ラテン語の文語

俗ラテン語(ラテン語の口語

中世ラテン語(教会ラテン語)

ラテン文字


ギリシア語

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