1周は400m。直線が短い訳でもなく、カント(走路の傾斜)が然程きつい訳でもないのでクセがなく、選手には走りやすいバンクだと言われている。そのためどの戦法でも戦いやすく、力勝負のレースが多い。
競りは現3 - 4(旧1 - 2)コーナーでは意外とアウト側を走る選手のほうが有利だが、バックストレッチまで縺れれば断然イン側の選手が有利となる。現バック(旧ホーム)側直線には地元選手が知る「秘密の伸びるコース」があり、後方からの強襲を決めると波乱が起きやすかった。
利根川の畔にあるためか、冬場は風が寒さでも強さでも「辛い」と言われており、特に現バック(旧ホーム)では向かい風でバンクが重く感じる選手も多い。しかし他の季節では風の影響は少なく、その点では走りやすい。ただし改修により現バック(旧ホーム)側スタンドなどの施設が撤去されているため、その影響に注意を払う必要がある。
大画面映像装置は現1センターのバック直線側寄りに設置されている。 無料送迎バスは関東鉄道が運行している。 入場門は正門と南門[注 2]の2箇所である。以前は東門があったが老朽化の為、現在は閉鎖されている。 距離的に近い松戸競輪場との間では入場者の奪い合いにならない様に開催日を調整しており、以前は、台風等で開催が順延する以外は松戸競輪場と一緒に本場開催される事はなかった。 これを利用して従業員の共有を行っており、取手競輪場に勤めると自動的に松戸競輪場、更には千葉競輪場でも働く事ができ、ビッグレース開催時にはこれらの競輪場から応援を呼べるため、開催側従業員側双方にメリットがある。 なお松戸競輪場の最寄駅北松戸駅までは、取手駅から常磐緩行線(各駅停車)で23分と比較的近い(ただし、取手駅から運行される常磐緩行線は平日朝夕に数本のみのため、平日日中および土日祝日は常磐快速線で柏駅または我孫子駅 まで行き各駅停車に乗り換える必要がある)。 以前は記念競輪以上のビッグレースでは地上波でも放送されていたが、茨城県には県域民放テレビ局がないためチバテレビが撮影や番組制作を行う場合が多かった(画面の上に「CTC」とロゴが入る)。また1990年代、千葉テレビが開催日の午後10時45分から15分間、レースダイジェストを放送。 CS放送は、SPEEDチャンネルだけでなくEXエンタテイメントで放送されることもあった。 年優勝者登録地 同じ市内に所在する東京藝術大学取手キャンパスとの産学連携で「自転車とアートのコラボネーション」を目指した企画を立ち上げ、自転車フェスティバルとアート展示会を併催する「サイクルアートフェスティバル」を年に一度開催している。また、別のイベントとして「取手蛍輪」という有志による自転車発電機を漕ぐことによって電飾を点灯して楽しむイベントも運営されている。
バンク
撤去された旧ホーム側スタンド
電光掲示板
アクセス
常磐線(JR東日本)・関東鉄道常総線「取手駅」下車。西口改札口を出て右折、エスカレータを降りて、宇田川ビル跡地(駅前再開発のため現存せず)付近から無料送迎バスが出ている。取手駅西口から競輪場内バス停まで所要時間約5分。
取手駅または関東鉄道常総線西取手駅より、いずれも徒歩15分程度。
以前はつくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅前の常陽銀行守谷支店前からも、戸頭駅経由で無料送迎バスが往復1本運行されていたが、令和6年3月をもって廃止となった[16]。
他場との関係
場外車券売場
サテライトしおさい鹿島(鹿嶋市)
サテライト水戸
放送
歴代記念競輪優勝者
2002年小倉竜二徳島
2003年濱口高彰岐阜
2005年三宅伸岡山
2006年武田豊樹茨城
2007年佐々木則幸
2008年武田豊樹茨城
2010年伏見俊昭福島
2011年[注 3]岩本俊介
2012年武田豊樹茨城
2013年長塚智広
2014年伊藤保文京都
2015年渡邉一成福島
2017年吉澤純平茨城
2018年山崎賢人
2019年松浦悠士広島
2020年郡司浩平神奈川
2022年吉澤純平茨城
2024年
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
イベント開催
脚注[脚注の使い方]
注釈^ COVID-19の影響で、入場制限を行った上で開催された。
^ 現在はCOVID-19の影響で、閉鎖されている。
^ 東日本大震災の影響で、松戸競輪場での代替開催。
出典^ VOL.11 場内レポート:場内実況 相良 徹さん
^ 災害やバンク改修、ミッドナイト設備がないことによる他場借り上げ開催
^ ⇒取手競輪は深刻な被害…バンク内に亀裂 2011年3月19日付デイリースポーツより)
^ ⇒震災で損壊の取手が開設記念を松戸で開催(2011年6月20日付日刊スポーツより) - 2011年6月20日閲覧
^ ⇒Kドリームス・【重要】松戸競輪場における茨城県営競輪の開催について
^ ⇒取手けいりん・バンクニュース
^ ⇒取手競輪の本場再開について - KEIRIN.JP・2012年8月3日
^ ⇒入場のご案内
^ “競輪場、鵜の岬に命名権 茨城県有43施設、対象拡大