同じ制度の中で、そしてしばしば同じ人間の心の中で、《反西洋・反近代》は《西洋・近代》と共存してきた[32]。『反西洋思想』は
そこが問題なのだ。「オクシデンタリスト〔反西洋主義者〕」は、最も熱烈なジハーディ〔努力家〕でさえも、「オクシデント〔西洋〕」から完全に自分を切り離すことができない。
と述べている[33]。「破壊しようとする制度〔前近代性〕の中心で醸成される革命〔近代化〕」という多面的な難問は、日本では昭和維新などとして、中東ではサダム・フセイン下のイラクなどとして現れている[33]。イラク、シリア、エジプトでは世俗化・近代化を(表面的に)なし遂げた政権が、イスラム革命家たちの宗教テロを庇護し、時に激励もしていた[33]。
国家
地域帝国主義汎民族主義生存圏(レーベンスラウム)英雄主義
(ヒロイズム)
死の崇拝
(自殺攻撃)ドイツロマン主義
反合理主義
反啓蒙主義ドイツ反資本主義
ドイツ社会主義
マルクス主義
枢軸国 ドイツ
(ナチス・ドイツ第三帝国、日独伊三国同盟)第三帝国
大ゲルマン帝国汎ゲルマン主義
ドイツロマン主義東方生存圏(レーベンスラウム・イム・オステン)ドイツロマン主義
自己犠牲 (ドイツ空軍)
エルベ特攻隊ドイツナショナリズム
ナチズム
(国家社会主義)ナチズム
(国家社会主義)
ドイツロマン主義
枢軸国 日本
(大日本帝国、日独伊三国同盟)日本帝国主義
八紘一宇
日独伊三国同盟
日独関係・枢軸国汎アジア主義
大東亜会議
汎日本主義大東亜共栄圏(イースト・アジアン・レーベンスラウム)[2][注釈 3]日本ロマン主義
神風特攻隊
バンザイ突撃近代の超克
日本ロマン主義
神風特攻隊日独伊三国同盟
日独関係・枢軸国
近代の超克
日本ロマン主義
神風特攻隊
親枢軸派 イスラム原理主義圏
(ナチス・アラブ関係、ナチスラーム)ナチスラーム
ナチス・アラブ関係
イスラム帝国主義
世界イスラム帝国
新オスマン帝国主義汎アラブ主義
汎イスラム主義イスラム生存圏(イスラミック・レーベンスラウム)[3][4]イスラム系ナチス親衛隊
「赤い死」[5][6]
アルカイダ
神の党
自爆テロ西洋毒化 [7]
新ジャーヒリーヤ
神の党ナチスラーム
イスラム結束主義
(イスラムファシズム)
イスラム教社会主義