友よ、静かに瞑れ
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撮影 - 浜田毅

照明 - 井上幸男

美術 - 小川富美夫

録音 - 北村峰晴

編集 - 鈴木晄

助監督 - 成田裕介

キャスティング - 飯塚滋

音楽 - 梅林茂(EX)

音楽プロデューサー - 石川光

擬斗 - 國井正廣

車両 - 富士映画

現像 - 東映化学

協力 - 全日本空輸沖縄県名護市役所名護市辺野古区公民館、名護市辺野古商工社交業組合、沖電気工業株式会社

製作協力 - セントラルアーツ

製作

崔洋一監督は「前作『いつか誰かが殺される』は赤川次郎物という俺にとっては未知の世界だし、ましてやアイドル映画だった。監督することには、そういう楽しみと苦しみがあった。じゃ、今度は欣喜雀躍の企画とみんなは思うわけだ。しかし、実はこっちの方が苦しいんでね。こういうのが得意かというと冷静になって考えてみると、こういうものは俺初めてやるわけで、なぜかハードボイルドないしアクションというイメージが俺の場合、あるでしょ。得意技と思われてるけど実際はやってないわけで、不思議だね。お話としてはかつてどこかで見た西部劇であろうし、昔からあるパターンのもの。で、結局何が今回の映画を規定しているかというと今だろうなという気がする。撮ってる俺は今だし、演じてる方も背景もそうだし、そういう斬り口が見えれば、非常に古典的な類型化された話でもいいんだというところはあるんじゃないかな」等と述べた[3]

原作の舞台は山陰の温泉町[4]だが、崔が好きな沖縄に変更した[3]。プロデューサーの黒澤満は崔に「それはお前の趣味だ。この原作を沖縄で撮る必然性は何もない」と猛反対したが、製作者の角川春樹は「やりたければやらせてやれ。あいつが話を沖縄に持って行ってどう料理するか楽しみだ」と賛成した。しかし話が辺野古開発に反対する男の話に決まった際は、崔が劇中で赤旗を振らせる可能性を考慮し、「赤旗だけは振るなよ!」と釘を刺したという[5]。崔は脚本の丸山昇一と話し、もう飛んだり跳ねたりする見せ場が10分か15分に1度という約束事から解き放れようと考え余分な説明は露出させず、地味な流れをつくった[3]。但し、主人公の生き方を原作から崩さないよう心掛けた[3]。主人公の旧友の息子・その少年の目で描かれた設定は、ロバート・B・パーカーの『初秋』を彷彿とさせる[3]
脚注[脚注の使い方]^ 友よ、静かに瞑れ (角川文庫 (6000)) - amazon.co.jp 2022年4月10日閲覧。
^ 中川右介「資料編 角川映画作品データ 1976-1993」『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』角川マガジンズ、2014年、283頁。ISBN 4-047-31905-8。 
^ a b c d e 「CINEMA NEWS 崔洋一、新作『友よ、静かに瞑れ』を語る」『プレイガイドジャーナル』1985年7月号、プレイガイドジャーナル社、22頁。 
^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P175
^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P175

外部リンク

友よ、静かに瞑れ : 角川映画
- KADOKAWAの紹介ページ

友よ、静かに瞑れ - allcinema

友よ、静かに瞑れ - KINENOTE










崔洋一監督作品
1980年代

十階のモスキート

性的犯罪

いつか誰かが殺される

友よ、静かに瞑れ

黒いドレスの女

花のあすか組!

Aサインデイズ

1990年代

襲撃 BURNING DOG

J・MOVIE・WARS 月はどっちに出ている

月はどっちに出ている

平成無責任一家 東京デラックス

マークスの山

犬、走る。DOG RACE

豚の報い

2000年代

刑務所の中

クイール

血と骨

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カムイ外伝


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