戦災からの復興の過程で、隣接する千駄ヶ谷地区には連れ込み宿が林立、原宿駅前にも同様の旅館が出現した[9]。それらを一掃しようという運動が近隣住民やPTAを中心に行われ、原宿駅を含む原宿地区は1957年(昭和32年)、文教地区の指定を受けた。その結果、風俗営業は姿を消した[9]。 表参道口にはトイレが設置され、改札外に東京地下鉄(東京メトロ)の明治神宮前駅への乗り換え口がある。コンコースとホームを連絡するエスカレーターとエレベーターが設置されており、バリアフリー措置が取られているが、竹下口にはこのような設備はなく、改札口があるのみである。また、竹下口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝・深夜はインターホンによる案内となる[2]。 元々は島式ホーム1面2線として供用していたが、2020年(令和2年)3月21日より外回り(2番線)ホームを明治神宮に面する単式ホームに移し、方向別のホームとなった[報道 2]。それまでの明治神宮側のホーム(旧・3番線ホーム、1940年元日より供用開始[8])は例年、明治神宮の初詣客が集中する期間のみ使用する臨時ホームとなっており、この際の外回り電車は臨時ホーム側で乗降を扱い、島式ホーム側(旧・2番線ホーム)は使用を中止していた。 番線路線方向行先 (出典:JR東日本:駅構内図 外回り・内回りともに当駅オリジナルのメロディが使われている[14]。なお、2011年3月1日から3月20日までは期間限定でmiwaの楽曲「春になったら」が採用され、1番線ではサビ、2番線では冒頭部を使用していた[15]。かつての臨時ホーム(3番線、現在の2番線)では発車ベルが使われていた。 1原宿a
1952年(昭和27年)10月14日:鉄道開業80周年を記念して「皇室専用ホーム」の一般公開を実施。復元された北海道最初の蒸気機関車「義經」「しづか」が展示された。
1972年(昭和47年)10月20日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の明治神宮前駅が付近に開業。
1976年(昭和51年)7月:みどりの窓口の営業を開始[10]。
1987年(昭和62年)
4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅(山手線所属)となる。
7月1日:目白駅とともにホームの全面禁煙を試行(1994年9月まで[新聞 2])[新聞 3]。なお、他の駅で喫煙コーナー設置による分煙が採用されたため、統一する形でいったん取りやめとなった後、2009年4月より再度全面禁煙化された。
1991年(平成3年)3月8日:表参道改札に自動改札機を設置[11]。
1992年(平成4年)12月4日:竹下口に自動改札機を設置[12]。
1997年(平成9年):「関東の駅百選」に認定される[13]。選定理由は「神宮の森の緑とマッチしている西洋風の駅舎」[13]。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
2014年(平成26年)12月13日:ホームドアの使用を開始。
2017年(平成29年)1月31日:みどりの窓口の営業を終了。
2020年(令和2年)3月21日:新駅舎が供用開始[報道 2][新聞 4][新聞 5]。外回りホーム(旧2番線)が新ホームへと移動[報道 2][新聞 4][新聞 5]。
駅構造
のりば
1 山手線内回り渋谷・品川・浜松町・東京方面
2外回り新宿・池袋・上野方面
表参道改札と切符売り場(2020年3月)
竹下改札(2023年1月)
1番線ホーム(2022年8月)
2番線ホーム(2022年8月)
旧駅舎(2011年9月)
駅改良工事前の臨時ホームに立てられていた駅名板(2002年頃)
かつて明治神宮にあった臨時出入口(2019年12月)
発車メロディ
2原宿b
皇室専用ホーム皇室専用ホームの入口付近(2008年9月)