印旛沼は長門川と印旛放水路の二つの川と接続しており、長門川は印旛沼から利根川へ流れる河川であるが、印旛放水路は利根川の増水時に長門川による印旛沼の排水が困難になった際に東京湾に排水を行う役目を持つのが特徴である。
県の最端部は突出しているのが特徴である。県最北端は野田市の関宿地区(関宿藩の城下町)となっており、そのほかは海に突出する岬となっている。 第三紀層および白亜紀堆積層。県内には学術的貴重な地層を数多くみることができる。代表例として最東端の犬吠埼では1億3000万年前から1億年前の恐竜時代の地層(砂岩泥岩互層)を見ることができ、白亜紀浅海堆積物として国の天然記念物に指定されており、日本の地質百選にも選定されている。 千葉セクション(市原市)では、約77万年前の地層を見ることができ、地球史上で最後の地磁気逆転(松山‐ブリュンヌ逆転)が起きた時期である更新世の前期と中期の境界を示すものとして極めて貴重であり、国際標準模式層断面及び地点 (Global Boundary Stratotype Section and Point, 略称:GSSP) の候補となった。2020年1月17日、正式に国際地質科学連合により国際標準模式層断面及び地点として認められ、77.4万年前から12.9万年前までの期間が「チバニアン」(Chibanian、千葉時代)と命名されることになった[31]。地質年代に日本の地名が使われるのは初めてである。「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」の名称で、国の天然記念物にも指定されている。 鋸山の周辺で採石される石は房州石
県最東端:犬吠埼(銚子市)
東経140度52分10秒。関東地方最東端。厳密には犬吠埼北側の君ケ浜北端の岬が東経で11秒ほど東にあり、統計上はこちらが最東端となる。犬吠埼灯台近くには、ユーラシア大陸最西端であるポルトガルのロカ岬との友好碑が建てられている。
県最西端:富津岬(富津市)
東経139度44分21秒。東京湾中に明治から大正期に東京湾防衛のために造られた砲台跡の第一海堡と第二海堡の海堡がある。この二つの人工島が千葉県に属すため、厳密には第二海堡が県最西端となる。
県最南端:野島崎(南房総市)
北緯34度53分17秒。元禄地震で付近が隆起し、それまで島であった野島が陸続きとなり、野島崎となる。野島崎灯台から更に南の岩礁が最南端となる。
地質
地形
平野・丘陵
平野・台地
下総台地、上総台地、九十九里平野
丘陵
房総丘陵、上総丘陵
河川詳細は「千葉県の川一覧」を参照
千葉県は大部分が平野部と低山で構成されているので、急な流れの川や大きな川は少なく、そのような川は多くが利根川のように他県から流れてくるものである。
利根川、夷隅川、養老川、栗山川、小櫃川、一宮川、小糸川、南白亀川、村田川、作田川、木戸川、塩田川、桑納川、手賀川、大堀川
湖・沼、利根運河、利根川河口堰、黒部川水門、北千葉導水路、房総導水路、行徳可動堰、江戸川水閘門(江戸川水門)
亀山湖、高滝湖、豊英湖、八鶴湖、雄蛇ケ池、三島湖、与田浦、岩婦湖、浜の池 名洗港海岸、上永井海岸、北九十九里海岸、横芝海岸、一宮海岸、太東漁港海岸、日在・和泉浦海岸、興津港海岸、東条海岸、白渚海岸、千倉海岸、館山港海岸、富山海岸、勝山漁港海岸、富津岬、木更津海岸、千葉港海岸幕張の浜・検見川の浜・いなげの浜、千葉港海岸(船橋地区)船橋港親水公園[34] 三番瀬、谷津干潟、盤洲干潟、富津干潟 安房三名山(富山、御殿山、伊予ヶ岳)、愛宕山、鋸山、鹿野山、清澄山、安房高山、三郡山、嶺岡浅間、高宕山 千葉県内には多くの湧水地があり[35]、久留里一帯では住民が管理する複数の井戸があり、名水として知られている[36]。 熊野の清水(昭和の名水百選)、生きた水・久留里(平成の名水百選) 気象庁による年間平均気温は15.7℃(最高気温平均19.6℃、最低気温平均12.3℃[37])。 太平洋側の気候に属する。平野部が多く起伏の少ない県であり、山岳部の平均標高も低い。更に太平洋沖合いには黒潮(暖流)が流れており霜も少ない為、全体的には年間通して比較的温暖な気候に恵まれ、全域が太平洋側気候(海洋性気候)に属する。
海・海岸
干潟
山
湧水
自然公園
国定公園
南房総国定公園、水郷筑波国定公園
県立自然公園
県立養老渓谷奥清澄自然公園、県立九十九里自然公園、県立印旛手賀自然公園、県立高宕山自然公園、県立嶺岡山系自然公園、県立富山自然公園、県立大利根自然公園、県立笠森鶴舞自然公園
気候
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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