千葉県
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近年では都市再開発が進み、全国813市区中財政力指数第1位の浦安市[11]や第4位の成田市[12]、全国住みよさ7年連続第1位の印西市[13]、全国共働き子育てしやすい街第1位の松戸市など[14]財政制度施設が充実した都市も増えている。特に新通勤五方面作戦で提示された性格を継承して開業した京葉線沿線(新浦安南船橋幕張ベイタウンなど)や、つくばエクスプレス沿線(流山おおたかの森[15]柏の葉キャンパスなど[16])のほか、北総鉄道北総線新京成線沿線[17]新鎌ケ谷など)、東葉高速線沿線(八千代緑が丘八千代中央など)、東京湾アクアラインにより利便性が向上した袖ケ浦市・木更津市(かずさアクアシティ[18])などでは、新興住宅地の開発が加速し、東京都心成田国際空港東京国際空港[19]へのアクセスの良さからも、大規模なマンション住宅街が林立し、商業施設の充実、整備された公共施設、自然豊富な住環境が整っている[20]不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」によって行われた、2017年度の首都圏の買って住みたい街ランキング[21]では1位・船橋市、5位・柏市、6位・流山市(流山おおたかの森)、7位・習志野市(津田沼)と定住を目的としたファミリー層を中心に支持を受けた。

地域ごとに多様な特色を持っており、バランスの取れた産業構造(農業漁業工業商業)である。太平洋ベルトを構成する京葉工業地帯浦安市から富津市)の東京湾沿岸は都市化工業化が進んでおり、日本三大港湾に係る基幹産業の大規模施設として、発電所製鉄所製油所造船所のほか、コンテナターミナル物流センターLNG基地石油コンビナートなどが立地している。新たに柏の葉地域(柏市)には東京大学千葉大学(柏キャンパス)を中心とした公・民・学連携の新産業創造都市(柏の葉スマートシティなど[16])が形成されている。工業製造品出荷額は中京京浜阪神工業地帯に次いで全国第4位である[22]。一方、酪農発祥の地である嶺岡牧や日本三大漁港の銚子漁港など、太平洋関東平野の地勢を生かした近郊農業・漁業が発達しており、平野部では畑作稲作が盛んなほか、丘陵部では酪農が盛んである。農業産出額は全国第3位[23]、漁業総生産量は第5位[24]と全国有数である。貿易港としても貿易額日本一の成田国際空港や、日本三大貿易港である千葉港を有する。2015年度の県内総生産は20兆2186億円であり、世界の過半数の国の国内総生産より大きな規模を有している[25]
名称

「千葉」という地名は、平安時代初期に編纂された勅撰史書『日本後紀』より、律令制以前の千葉国造国造名)や律令制以来の千葉郡名)にみることができる。

地名の由来については諸説あるが、現存の文書中最も古くにみえるのは、日本に現存する最古の和歌集である『万葉集』に防人であった下総国千葉郡の大田部足人755年天平勝宝7歳)に詠んだ遠方へ赴いた兵士が故郷に残した切ない初恋の防人歌[26]として、歌の冒頭に「知波乃奴乃(千葉の野の)」と記されている[27]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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