千葉駅は2011年(平成23年)から建て替え工事が進められてきており、2016年(平成28年)11月20日、53年ぶりに新しい「千葉駅」として開業した。改札など駅機能を3階に集約することで、ターミナル駅として利便性も向上している[29]。駅西口には2013年(平成25年)10月1日に千葉都市計画事業千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業の中核施設として複合施設のウェストリオ (WESTRIO) が開業し、ビルが3棟並ぶ[30]。2018年(平成30年)6月28日には千葉ステーションビル主体の駅ビル「ペリエ千葉 (Perie)」が開業し、構内にはエキナカ(地上3、4階の2フロア)、改札外にはペリエ千葉の本館、ペリチカ、ストリート1、ストリート2と約8万3000平方メートルの大規模な駅ビルが隣接している[31]。駅周辺は都市の国際競争力強化の観点から特に重要な地域として都市再生緊急整備地域に指定されており、千葉駅東口地区第一種市街地再開発事業[32]、千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業(B工区)[33] など、更なる都市再開発事業が続いている。
2015年(平成27年)、幕張海浜公園にて「レッドブル・エアレース・千葉 2015」が日本初開催される。更に幕張海浜公園D・Eブロックが「JFAナショナルフットボールセンター」の建設候補地となる。2016年(平成28年)、千葉市が東京圏の国家戦略特別区域に指定され[34]、ドローン宅配便や自動運転モビリティなどの実用化に向けた検討を行う近未来技術実証や、規制改革メニュー活用事業、児童福祉施設の設備および運営に関する基準の緩和や都市部におけるオンライン服薬指導の実施などの規制改革提案が行われている[7]。
2020年には幕張メッセにおいて東京2020オリンピック競技大会の3競技(フェンシング、レスリング、テコンドー)[35]、東京2020パラリンピック競技大会の4競技(ゴールボール、シッティングバレーボール、車いすフェンシング、テコンドー)の会場となることが決定[36]。更に2018年(平成30年)10月15日、重点戦略5の都市資源を活用し、統合型リゾート(IR)導入の可能性に国の動向を注視しながら検討を進めている[37]。
年表
天治元年(1124年) - 千葉常重が猪鼻の地に居館を築く。
享徳4年(1455年) - 原胤房に千葉城を急襲され、千田庄(現在の香取郡多古町)に逃れた千葉胤宣が(元号が変わって康正元年8月12日(1455年9月23日)、原胤房に加担した馬加康胤に討たれ千葉氏宗家が滅亡した。
明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により、木更津県、印旛県、新治県が設置される。
1873年(明治6年)6月15日 - 木更津県と印旛県が合併され、千葉県が設置される。県庁を両県の境となる千葉郡千葉町(現・千葉市中央区本千葉町)に設置。
1875年(明治8年)5月7日 - 新治県が分割され、利根川以南が千葉県に編入される。現在の千葉県域が形成される。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、千葉町、寒川村、登戸村、千葉寺村、黒砂村が合併し、千葉郡千葉町が発足。
1930年ごろ(昭和初頭)の千葉市周辺の地図。
1921年(大正10年)1月1日 - 千葉町が市制を施行し千葉市となる。全国で66番目・県内初の市制施行。
1931年(昭和6年) - 千葉市歌を制定。
1937年(昭和12年)2月11日 - 千葉郡蘇我町、検見川町、都賀村、都村を編入。
1944年(昭和19年)2月11日 - 千葉郡千城村を編入。
1954年(昭和29年)7月1日 - 千葉郡犢橋村を編入。
1954年(昭和29年)
7月6日 - 千葉郡幕張町を編入。
8月1日 - 千葉郡津田沼町が千葉市の一部(旧幕張町北部:実籾、愛宕、安生津、長作、天戸)を編入して習志野町と改称、即日市制を施行して習志野市となる。
8月28日 - 習志野市の一部(旧幕張町北部:長作、天戸)を編入。
1955年(昭和30年)2月1日 - 千葉郡生浜町、椎名村、誉田村を編入。
1959年(昭和34年)2月1日 - 印旛郡四街道町(現・四街道市)大日の飛地を編入。
1963年(昭和38年)4月1日 - 千葉郡泉町を編入。
1969年(昭和44年)7月15日 - 山武郡土気町を編入。