千葉大学
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2012年4月、2021年度までに世界大学ランキング100位内、TOEIC全学平均730点などを目標として掲げる「千葉大学国際化の方針?グローバル・キャンパス・千葉大学」を制定[18]。2012年度には、我が国のグローバル化を先導する大学として、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」に全国17大学の内の一つとして、また文部科学省グローバル人材育成推進事業〔全学推進型〕の全国11大学の内の一つとして採択[19]。平成26年9月26日、文部科学省のスーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援」の37大学の内の一つに採択[20]。左記支援事業の対象に選ばれたことを受け、2015年にはタイ国立マヒドン大学バンコク)にサテライトキャンパスを開設し、2016年にはグローバル人材を育成するための国際教養学部を設立。2025年前後を目標に、英語での授業を現在の150クラスから700クラスに、入学定員の半分である1,200人が在学中に留学、外国人留学生受け入れを現在の1,000人から3,000人に増やす数値目標なども定め、世界を代表する大学を目指している[21][22]

協定等に基づく日本人学生派遣数の推移
(数値目標:1200人)西暦11121314
学生数359523539596
国公立大順位1111

外国人留学生受け入れ数の推移
(数値目標:3000人)西暦1112131415
学生数1025961884819786
国公立順位1212121313

学外からの評価

タイムズ・ハイアー・エデュケーションによる『THE世界大学ランキング 2022-2023』で、第1001-1200位(国内第21位)に位置している[23]。2022年の「世界大学学術ランキング」では、国内14-19位、世界601-700位[24]。2023年の「QS世界大学ランキング」2016年では、第490位、アジア131位[25]

Academic Ranking of World Universities
世界大学学術ランキング西暦13141516
世界順位301-400301-400301-400
国内順位111010

沿革
略歴千葉医科大学本館(1945年医学部記念講堂(槇文彦設計)

千葉大学はGHQによる指導の下、1949年(昭和24年)の学制改革の際に新制大学として旧制大学の千葉医科大学(医学部)を主な母体として設立された。1949年以前の略歴については「千葉医科大学 (旧制)」を参照
年表千葉師範学校教育学部前身の一つ)薬学部猪之鼻学舎屋根飾

1949年(昭和24年)

千葉医科大学・千葉医科大学附属医学専門部・千葉医科大学附属薬学専門部、千葉師範学校千葉青年師範学校東京工業専門学校千葉農業専門学校を包括して千葉大学が発足。学芸学部、医学部、薬学部、工芸学部、園芸学部を設置。(創立時は 本部事務局と医学部・薬学部は千葉市の矢作・亥鼻地区に、工芸学部・園芸学部は松戸市の岩瀬地区・戸定地区に、学芸学部は千葉市の市場町にそれぞれあった)。


1950年(昭和25年)

東京医科歯科大学予科を包括し、学芸学部を文理学部と教育学部に改組。


1951年(昭和26年)

工芸学部を工学部に改称。工業意匠学科、建築学科、機械工学科、電気工学科、工業化学科で編成。

園芸学部農業別科を設置。


1952年(昭和27年)

工学系短期大学として千葉大学工業短期大学部を開学(1979年廃止)


1953年(昭和28年)

園芸学部に総合農学科を増設。


1955年(昭和30年)

大学院医学研究科(博士課程)を設置。

文理学部に東京医科歯科大学医学進学課程・東京医科歯科大学歯学進学課程を設置。


1958年(昭和33年)

工学部に写真印刷工学科を増設。


1959年(昭和34年)

文理学部の東京医科歯科大学医学進学課程・東京医科歯科大学歯学進学課程を廃止。


1960年(昭和35年)

文理学部に留学生課程を併設。


1962年(昭和37年)

工学部の写真印刷工学科を写真工学科と印刷工学科に改組。


1963年(昭和38年)

文理学部に併設された留学生課程を独立。


1964年(昭和39年)

大学院薬学研究科(修士課程)を設置。

留学生課程を留学生部に昇格。


1965年(昭和40年)

教育学部に中学校教員養成課程を設置。

大学院工学研究科(修士課程)を設置。


1966年(昭和41年)

薬学部に製薬化学科を増設。

工学部に合成化学科を増設。


1967年(昭和42年)

園芸学部の総合農学科を農業生産管理学科に改組。


1968年(昭和43年)

文理学部を人文学部と理学部に改組。人文学部には人文文学科および法経学科の2学科を、理学部には数学科、物理学科、化学科、生物学科の4学科を設置。

教育学部に幼稚園教員養成課程を新設。

教養部を設置。


1969年(昭和44年)

教育学部に特別教科(看護)教員養成課程を設置。

工学部に電子工学科を増設。

大学院園芸学研究科(修士課程)を設置。


1972年(昭和47年)

留学生部を廃止。


1973年(昭和48年)

工学部に機械工学第二学科を増設。


1974年(昭和49年)

理学部に地学科を増設。

園芸学部に環境緑地学科を増設。


1975年(昭和50年)

看護学部(看護学科)、大学院理学研究科(修士課程)を設置。園芸学部農業別科を改組し、園芸学部園芸別科を設置。


1976年(昭和51年)

教育学部に養護教諭養成課程を新設。

工学部の写真工学科と印刷工学科を画像工学科に改組。

工学部に特設工学課程を設置。


1978年(昭和53年)

工学部に建築工学科を増設。

工学部の特設工学課程を廃止。

園芸学部の農業生産管理学科を園芸経済学科に改組。


1979年(昭和54年)

薬学部の薬学科と製薬化学科を総合薬品科学科に改組。

大学院薬学研究科(博士課程)を設置。

大学院看護学研究科(修士課程)を設置。

千葉大学工業短期大学部を廃止


1981年(昭和56年)

人文学部を文学部(行動科学科、史学科、文学科)、法経学部(法学科、経済学科)、教養部に改組。


1982年(昭和57年)

工学部の画像工学科を画像工学科と画像応用工学科に改組。

大学院教育学研究科(修士課程)を設置。


1985年(昭和60年)

教育学部の特別教科(看護)教員養成課程を廃止。

大学院文学研究科(修士課程)を設置。

大学院社会科学研究科(修士課程)を設置。


1986年(昭和61年)

大学院工学研究科(後期3年博士課程)を設置。


1987年(昭和62年)

大学院理学研究科(後期3年博士課程)を設置。


1988年(昭和63年)

大学院自然科学研究科(後期3年博士課程)を設置。

理学研究科(後期3年博士課程)と工学研究科(後期3年博士課程)を自然科学研究科に振替。


1989年平成元年)

工学部の機械工学科と機械工学第二学科を機械工学科に、電気工学科と電子工学科を電気電子工学科に改組。

工学部に情報工学科を増設。


1990年(平成2年)

工学部の建築学科と建築工学科を建築学科に、工業化学科と合成化学科を応用化学科に、画像工学科と画像応用工学科を画像工学科に改組。

工学部に機能材料工学科を増設。


1991年(平成3年)

園芸学部の園芸学科、農芸科学科、造園学科、園芸経済学科、環境緑地学科を生物生産科学科、緑地・環境学科、園芸経済学科の3学科へ改組。


1992年(平成4年)

文学部行動科学科に文化人類学講座を設置。


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