千年女優
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声 - 飯塚昭三佐藤政道(青年期)60歳。映像制作会社「VISUAL STUDIO LOTUS」の社長。若い頃は「銀映」に所属していた。千代子の熱烈なファンであり、周囲の彼女に対する暴言は許さない。「銀映」の撮影所閉鎖の際、千代子の半生を辿るドキュメンタリーの制作を企画し、彼女を取材する。「銀映」時代に千代子が無くした鍵を大切に保管しており、取材の際に鍵を千代子に渡す。幻想世界(千代子の半生と映画が混ざり合った世界)に積極的に介入し、千代子を手助けする役として登場する。
井田 恭二
声 - 小野坂昌也28歳。「VISUAL STUDIO LOTUS」のカメラマン。関西弁で話す。千代子については「昔有名だった女優」程度の認識しかない。立花と違い幻想世界に介入する気はなく、終始傍観者としてカメラを回すが、結局は幻想世界で起こる出来事に巻き込まれてしまう。
島尾 詠子
声 - 津田匠子千代子が入社する以前の「銀映」の看板女優。千代子のライバル役として数多くの作品に共演するが、彼女の若さと純真さに嫉妬するようになる。幻想世界では、鍵の君を探す千代子を妨害する役として登場する。
大滝 諄一
声 - 鈴置洋孝「銀映」専務の甥。後に監督に昇格する。部下の立花を頻繁に怒鳴っていたため、立花からは苦手意識を持たれていた。叔父がスカウトした千代子に興味を示し積極的にアプローチするが、常に袖にされている。鍵を無くして動揺する千代子にアプローチし、結婚する。
鍵の君
声 - 山寺宏一絵描きの青年。千代子が想いを寄せる相手。思想犯として追われていた所を千代子に助けられ、家の倉にかくまわれる。捜査の手が迫る中、千代子に「約束の場所」での再会を誓い別れる。
傷の男
声 - 津嘉山正種官憲。左の頬に傷がある男。思想犯の取締りを担当し、鍵の君を付け狙う。幻想世界では、千代子と鍵の君を引き裂く役として登場する。
スタッフ

原案・脚本・キャラクターデザイン・監督:
今敏

脚本:村井さだゆき

演出:松尾衡

キャラクターデザイン・作画監督:本田雄

作画監督:井上俊之濱洲英喜小西賢一、古屋勝悟

美術監督:池信孝

色彩設計:橋本賢

撮影監督:白井久男

編集:寺内聡

音響監督:三間雅文

音楽:平沢進

制作プロデューサー:岩瀬安輝、諸澤昌男

プロデューサー:真木太郎

制作:ジェンコマッドハウス

配給:クロックワークス

製作:「千年女優」製作委員会(角川書店WOWOW、クロックワークス、バンダイビジュアル、ジェンコ)

キャスト

藤原千代子(70代):
莊司美代子

藤原千代子(20?40代):小山茉美

藤原千代子(10?20代):折笠富美子

立花源也:飯塚昭三

立花源也(青年期):佐藤政道

井田恭二:小野坂昌也

島尾詠子:津田匠子

大滝諄一:鈴置洋孝

美濃:片岡富枝

番頭:石森達幸

銀映専務:徳丸完

藤原千代子の母:京田尚子

鍵の君:山寺宏一

傷の男:津嘉山正種

その他:小形満麻生智久遊佐浩二肥後誠坂口候一志村知幸木村亜希子サエキトモ野島裕史浅野るり、大中寛子、園部好徳大黒優美子

主題歌
ロタティオン[LOTUS-2]
作詞・作曲・編曲:平沢進
反響

プロデューサーを務めた丸山正雄は、今敏の映画作品で最高傑作であるとしている[1]

本作は批評家から好意的に受け入れられ、Rotten Tomatoesでは93%の「フレッシュ」評価を得た[2]

ロサンゼルス・タイムズ』の批評家、ケネス・トゥーランはこの映画について、「映画が私たちの個人的、集団的な潜在意識の中にある場所を熟考することで、『千年女優』は映画という物がこれまであまり行ったことのない領域の魅力的に踏み込んでいる」と述べている[3]


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