医学と医療の年表
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1776年 - ジョン・ハンター (John Hunter) が、初の人工授精に成功。

1779年 - ラツァロ・スパランツァーニ がカエル、犬、魚などを用い、卵子と精子の接触による生物の人工授精を行う。

1796年 - エドワード・ジェンナーが、天然痘予防接種方法(ワクチン)を開発した。

1800年 - ハンフリー・デービーが、亜酸化窒素が麻酔作用をもつことを発表した。

19世紀

年表:19世紀

1804年 - 華岡青洲、世界初の全身麻酔下における乳癌手術。

1816年 - ルネ・ラエネクフランス)が聴診器を発明した。

1818年 - ロンドンの産科医ジェームズ・ブランデル (James Blundell) が、致命的な弛緩性出血の産婦に人血輸血を行う。

1842年 - クロウフォード・ロング (Crawford Long) が、最初の麻酔を利用した手術を行った。

1847年 - イグナーツ・ゼンメルワイスが、産褥熱の感染を研究して防止法を確立した(消毒法の発見)。

1849年 - エリザベス・ブラックウェル (Elizabeth Blackwell) が、女性で初の医学の学位を取得した。

1865年 - クロード・ベルナールが『実験医学研究序説』出版。

1870年 - ルイ・パスツールロベルト・コッホが、病気の病原菌説を確立した。

1873年 - アルマウェル・ハンセン (Armauer Hansen)は患者かららい菌を発見したことを発表したが、彼の業績が認められるには時間がかかった。

1881年 - ルイ・パスツールが、炭疽ワクチンを開発した。

1875年 - イギリスの、Dr. Sydney Jonesにより、全身麻酔と開腹手術による胃瘻経管造設手術方法が開発された[3]

1882年

ルイ・パスツールが、狂犬病ワクチンを開発した。

ロベルト・コッホは、結核菌を発見した。


1884年 - ジェファーソン医科大学教授のウィリアム・パンコーストがクェーカー教徒で乏精子症の夫の代わりに人工授精を行う。

1890年 - 北里柴三郎エミール・アドルフ・フォン・ベーリングが、抗毒素を発見し、破傷風ならびにジフテリアのワクチンを開発した。

1895年 - ヴィルヘルム・レントゲンが、X線を発見。放射線診断放射線療法の歴史が始まる。

1897年 - ドイツのバイエルのフェリックス・ホフマンによりアセチルサリチル酸(アスピリン)が合成された。世界で初めて合成された医薬品であった。

20世紀

年表:20世紀

1901年 - カール・ランドシュタイナーが、人に異なる血液型が存在することを発見。

1906年 - フレデリック・ホプキンズが、ビタミンの存在を示唆し、そしてビタミンの不足が壊血病くる病を引き起こすことを示唆した。

1907年 - パウル・エールリヒが、眠り病に対する化学療法を発見。

1908年 - ヴィクター・ホースリー(Victor Horsley, イギリス)とR・クラークが、脳手術の定位固定法を確立した。

1910年 - パウル・エールリヒと秦佐八郎サルバルサンを合成。

1917年 - ユリウス・ワーグナー=ヤウレックが、 麻痺性痴呆のマラリア熱ショック療法を提唱。

1921年 - エドワード・メランビー(Edward Mellanby、イギリス)が、ビタミンDを発見し、その欠乏がくる病原因であることを示した。

1922年 - バートラム・コリップが糖尿病患者にインスリン投与を行った。

1923年 - ジフテリアの最初のワクチンが開発された。

1926年 - 百日咳の最初のワクチンが開発された。

1927年 - 結核の最初のワクチンが開発された。

1927年 - 破傷風の最初のワクチンが開発された。

1928年 - アレクサンダー・フレミングペニシリンを発見。

1929年 - ハンス・ベルガーが人の脳波診断(electroencephalography)を確立した。

1932年 - ゲルハルト・ドーマクが、連鎖球菌に対する化学療法を発見。

1933年 - マンフレート・サケル (Manfred Sakel) が、精神病治療にインスリン・ショック療法を提唱した。

1935年

ラディスラス・J・メドナ (Ladislas J. Meduna) が、精神病治療にメトラゾール・ショック療法を提唱した。

ウェンデル・スタンリータバコモザイクウイルスの結晶化に成功した。

黄熱病の最初のワクチンが開発された。


1936年 - エガス・モニスが、精神病治療にロボトミー手術を提唱した。

1938年 - ウーゴ・チェルレッティとルチオ・ビーニ (Lucio Bini) が、精神病の電気ショック療法を提唱した。

1942年 - マスタードガスの誘導体であるナイトロジェンマスタードが、悪性リンパ腫に有効であることが示され、抗癌剤の第1号となった。

1943年 - ガイ・ヘンリィ・ファジェットはスルフォン剤のプロミンがハンセン病に有効なことを発表した。その後、スルフォン剤の開発が進んだ。

1949年 - ハロルド・リドリー (Harold Ridley) により、眼内レンズの最初の移植が実施された。

1951年 - ジョージ・オットー・ゲイにより、ヒト由来の最初の細胞株であるHeLa細胞が培養される。この細胞のドナーであるヘンリエッタ・ラックスが死亡。

1952年

ジョナス・ソークが、最初の小児麻痺(ポリオ)ワクチンを開発。

ペル・イングヴァール・ブローネマルクによって、チタンが骨と結合することが発見される。

クロルプロマジンに向精神作用が発見される。精神病院の「閉鎖病棟」を開放する大きな動機づけとなった。


1953年 - アイオワ大学のシャーマン・ブンケにより凍結精子で初の人工授精児誕生。


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