北海道釧路湖陵高等学校
1928年(昭和3年)当時、北海道庁立釧路中学校で国漢を教えていた菅原覚也教諭が校歌の一般公募に投稿したもので、高野辰之が校閲の後正式採用された。
この歌詞には校訓となった「誠・愛・友」の意識が組み込まれたもので、壙野も荒海も共に進もうという意味の歌詞に思い入れのある関係者も多い。
この歌詞は、学制改革により同校が新制高等学校になった後も、歌詞の3番を「五星霜」から「三星霜」に変えただけで現在も歌い継がれている。
作曲者は信時潔で、ドイツ古典派に基づいた重厚質朴な作品を多く手がけ、各地の校歌なども多数作曲した。
同窓会誌によると、当初作曲を依頼されていたのは山田耕筰であったが、特色のある曲をという理由で山田が信時を紹介した。
同校定時制は全日制とは別の校歌が1952年(昭和27年)に制定されている。(作詞は国文学者の風巻景次郎、作曲は岡本敏明)
所在地
現在の所在地は、同校が移転する以前は釧路ゴルフ場であった。
旧校舎の所在地(北海道釧路市富士見3-2-3)にはハローワーク釧路が、旧校舎のグラウンドには、北海道の職員公宅「レイクヒル富士見」のアパート群が建っている(レイクヒル=湖陵)。
近年の変革
平成16年度から4月29日を湖陵の日と定めて、父母や地域への一般公開を行っている。
近年は4月29日に近い土曜日を「湖陵の日」とし、授業公開やPTA総会などを行っている。
著名な出身者「Category:北海道釧路湖陵高等学校出身の人物」も参照
政治
鰐淵俊之 - 元衆議院議員(自由党)、元釧路市長
山口哲夫 - 元参議院議員(新社会党)、元釧路市長
浅野貴博 - 元衆議院議員(新党大地・真民主幹事長代行)
森三樹二 - 元衆議院議員(日本社会党)
蝦名大也 - 釧路市長
行政
瀧野欣彌 - 内閣官房副長官(事務担当)、元総務事務次官
林信行 - 元徳島大学事務局長、元島根医科大学事務局長
経済
木村昌平 - セコム代表取締役社長
石井至 - 経営コンサルタント
前田勝敏 - DCMホールディングス初代社長
石黒靖規 - DCMホールディングス社長
柳橋仁機 - カオナビ創業者・社長CEO
学問
久保寺逸彦 - アイヌ文化研究者
内田一成 - 臨床心理学者、教育学者、心身障害学博士(筑波大学) 、上越教育大学大学院学校教育研究科(臨床心理学コース)教授, 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士後期課程研究指導担当(臨床心理学)教授(兼任)、上越教育大学名誉教授
岡堂哲雄 - 臨床心理学者、教育学博士(東北大学)、文教大学名誉教授
橋本義彦 - 歴史学者
八代斌助 - キリスト教伝道者、立教学院院長
阿部幸大 - アメリカ文学者
文化
今敏 - アニメ監督、漫画家
星野之宣 - 漫画家
渋谷達也 - 漫画家
長倉洋海 - カメラマン
宮川洋一 - 俳優、声優
毛綱毅曠 - 建築家
瀧波ユカリ - 漫画家
小畑友紀 - 漫画家
太田昌国 - 評論家、編集者、翻訳家
横山了一 - 漫画家
福地教光 - 俳優
正本ノン - 小説家(2年まで)
放送
坂泰知 - 讀賣テレビ放送ニュースキャスター
水本香里 - フリーアナウンサー
佐藤泰子 - テレビマンユニオンプロデューサー
小松錬平 - ジャーナリスト、元テレビ朝日ニュースキャスター
張江泰之 - フジテレビ『ザ・ノンフィクション』チーフプロデューサー
佐々木萌美(遠藤萌美) - フリーアナウンサー
土井巧 - 元北海道テレビ放送プロデューサー(「水曜どうでしょう」初代プロデューサー)
金子哲俊 - 元北海道テレビ放送アナウンサー
佐々木夢夏 - 三重テレビ放送アナウンサー
音楽
及川恒平 - シンガーソングライター
大山正篤 - 元ZIGGYのドラマー
kuro - TAMTAMのボーカル、トランペット
小町昭 - 作曲家
タイヘイ - カラスは真っ白のドラマー。音楽研究部出身。
大久保光哉 - 声楽家
スポーツ
木屋好絵 - 柔道家
春名真仁 - アイスホッケー選手
その他
大道寺あや子 - 国際指名手配犯(元日本赤軍構成員)
大道寺将司 - 新左翼テロリスト
釧路湖陵高等学校を舞台にした作品
僕等がいた(小畑友紀/小学館)
脚注[脚注の使い方]^ a b c d 釧路市地域史研究会 『釧路市統合年表:釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念』 釧路市 、2006年10月。
次ページ記事の検索おまかせリスト▼オプションを表示暇つぶしWikipedia
Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef