北海道旅客鉄道の駅ナンバリング・区間カラー(ほっかいどうりょかくてつどうのえきナンバリング・くかんカラー)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2007年(平成19年)10月1日から使用を開始した駅番号表示、および運転系統ごとに定められた色(ラインカラー)である[JR北 1]。
本項では便宜上、道南いさりび鉄道が開業した2016年(平成28年)3月26日から実施する駅番号表示についても述べる。 導入当時アジア各国やオセアニアを中心とした外国人旅行客が北海道内で増加傾向にあり、2008年(平成20年)7月7日 - 9日にかけて洞爺湖町で北海道洞爺湖サミットが開催されることも踏まえ、特定の駅の識別を容易にする手段を提供し、外国人旅行客が安心して旅行できるようにするため、導入された[JR北 1]。 2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正と同時に導入され、以降、駅名板や路線図・駅の運賃表などのサインシステムを中心に使用される。駅ナンバリングについては列車の車内案内表示装置(インフォメーションボード)における停車駅案内でも使用されている[JR北 1][JR北 2][JR北 3]。 駅ナンバリングの導入は、JR旅客鉄道6社の中では四国旅客鉄道(JR四国)に続いて、北海道内の鉄道事業者では札幌市営地下鉄に続いての導入であった。 要素としてはルート、それを示すアルファベット(区間記号)と、区間カラー、各駅に付番された駅番号がある。 路線単位ではなく、札幌駅を中心とした特急列車の運行系統などを基準に設定された[注釈 1]。なお、以下本項目中における「(?)ルート」の呼称は便宜上のものである。 全線には導入されず、札幌圏線区、北海道内完結の定期特急列車が運転される線区[注釈 2]と外国人旅行客の利用が多い線区が対象となった[JR北 1]。 ルートが分岐・合流する駅、および重複する区間における所属は次節における掲載順に優先されて付番・表記される[JR北 1][JR北 2]。以下、区間記号・区間カラー・駅番号についても同様である。 基本的にルートの始終着駅名いずれかのローマ字表記の頭文字を大文字にして使用。他線区と重複する場合などは次文字、路線愛称名などから採用(次節参照)。 各ルートごとに設定。一部の支線区は関連する主要なルートと共通のカラーを採用した。 札幌駅を「01」として、各ルートに沿って札幌駅から数えて付番時点で何駅目の旅客駅(臨時駅含む)かを表す。札幌駅への最短駅数ではなく優先されるルートの付番順となっている。付番後に新設される駅については既存駅は改番せず、新設駅を枝番とする[JR北 4]。
目的
駅ナンバリング・区間カラー導入後の駅名板の例(函館本線野幌駅)駅ナンバリング・区間カラー導入後の駅名板(旧デザイン)の例(函館本線手稲駅)
体系導入時点のJR北海道路線図および駅ナンバリング・区間カラーの系統。
ルート
例:Hルート・Kルート・APルート・Aルート・Wルートが重複する苗穂駅
路線図上では5線が重複して描かれる場合があるが、駅の番号・カラーは優先される○Hルート(H02)を採用。
区間記号
区間カラー
駅番号
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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