政治家の「北村一男」とは別人です。
きたむら かずお
北村 和夫
本名北村 和夫
生年月日 (1927-03-11) 1927年3月11日
没年月日 (2007-05-06) 2007年5月6日(80歳没)
出生地 日本・東京府
死没地 日本・東京都新宿区
職業俳優・声優
ジャンル舞台、テレビドラマ、映画、アフレコ
活動期間1953年 - 2007年
著名な家族北村有起哉(息子)
北村由里
受賞
紀伊国屋演劇賞(1980年)
芸術祭優秀賞(1983年)
毎日芸術賞(1987年)
紫綬褒章(1989年)
読売演劇大賞(1993年)
勲四等旭日小綬章(1997年)
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北村 和夫(きたむら かずお、1927年〈昭和2年〉3月11日[1][2] - 2007年〈平成19年〉5月6日)は、日本の俳優、声優。本名は同じ[1]。東京府(現東京都)出身[1]。早稲田大学第一文学部芸術科(現・演劇科)卒業[3]。文学座に所属していた[1]。
息子は俳優の北村有起哉、娘は女優の北村由里。紫綬褒章(1989年)、勲四等旭日小綬章(1997年)受章。
来歴・人物、出身地は静岡県三島市[3][信頼性要検証]。父の肇は医師で、その二男として生まれた。祖父の北村利吉は富坂警察署で特高係をしていた[3]。東京都立第十一中学(現在の東京都立江北高等学校)卒業。研数専門学校、東京工業専門学校に進み、終戦を迎える[3]。日本大学三島校舎理工学部予科卒業[3]。早稲田大で小沢昭一、加藤武、今村昌平らとグループを結成して演劇活動に熱中した。
大学在学中の1950年に文学座の研究生となり、大学卒業と同時に文学座準座員となる。研究所同期には本山可久子、仲谷昇、小池朝雄がいた[3]。1951年、文学座附属演劇研究所修了[3]。
1951年に『崑崙山の人々』で初舞台を踏む。1955年に座員に昇格。以降、『女の一生』や『華岡青洲の妻』などで杉村春子の相手役を務め、文学座の看板俳優となる。『欲望という名の電車』、『阿Q外伝』など文学座一筋で舞台に出演し、杉村亡き後も文学座を支えた。1965年に初演した『花咲くチェリー』のチェリー役は当たり役で、上演回数は400回に達する。
映画では大学時代からの友人である今村昌平作品の常連として活躍。
テレビドラマでも数多くの作品のレギュラー・セミレギュラーとして出演。
人形劇『ひょっこりひょうたん島』では声優も担当した。
エピソードも多く、アーサー・ミラーの『セールスマンの死』を「セールスマンの詩」と勘違いしたり、三島由紀夫の戯曲『鹿鳴館』を「かめいかん」と読み間違えたり、などその手の失敗談には事欠かない。
2007年5月6日午前7時40分、肺炎による呼吸不全のため東京都新宿区の病院で死去。80歳没。
小沢昭一とも大学時代の友人であり、加藤武とも親友であった。
受賞
新劇演技賞(1957年)
岸田国士賞(1980年)「花咲くチェリー」
紀伊国屋演劇賞個人賞(1980年)「花咲くチェリー」
芸術祭優秀賞(1983年)「オセロー」
毎日芸術賞(1987年)「欲望という名の電車」
紫綬褒章(1989年)
読売演劇大賞優秀男優賞(1993年)
勲四等旭日小綬章(1997年)
出演
映画
にごりえ(1953年、松竹) - 車夫
心に花の咲く日まで(1955年、大映、文学座) - 月田
暗夜行路(1959年、東宝) - 高井
人間の條件第五部、第六部(1961年、松竹) - 北郷曹長
明日ある限り(1962年、東宝) - 代田医師
若い人(1962年、日活) - 江口健吉
天国と地獄(1963年、東宝 / 黒澤プロ) - 新聞記者
にっぽん昆虫記(1963年、日活) - 松木忠次
右京之介巡察記(1963年、東映) - 松平将監
乱れる(1964年、東宝) - 久子の夫
男嫌い (1964年、東宝)
赤い殺意(1964年、日活) - 高橋清一郎
風の武士(1964年、東映) - 名張与六
二匹の牝犬(1964年、東映) - 青山
香華(1964年、松竹) - 敬助
怪談(1965年、東宝) - 平知盛
ぜったい多数(1965年、松竹)
香港の白い薔薇(1965年、東宝) - 青木弘
怪談せむし男(1965年、東映) - 宗方圭介