健康に対する有害性のクラスには次の10クラスがある。さらに、暴露経路による違いによるサブクラスも考慮すると以下の16クラスある[6]。次にそれぞれのクラスの定義のおおよそを記載する。実際にはGHS原文の詳細な記述を参照する必要がある。
急性毒性: 物質の経口または経皮からの単回投与、あるいは24時間以内に与えられる複数回投与ないしは4時間の吸入ばく露によっておこる有害な影響。小分類:「経口」、「経皮」、「気体」、「蒸気」、「粉塵・ミスト」
皮膚腐食性
経口急性毒性の強さにより区分1、区分2、と分類されている[7]。
区分例:急性毒性(経口)の場合区分半数致死量LD50
/kg(体重)表示内容絵柄毒劇法における分類
区分15mg以下経口で生命に危険ドクロ毒物
区分250mg以下経口で生命に危険ドクロ毒物
区分3300mg以下経口で危険ドクロ劇物
区分42000mg以下経口で有害 警告感嘆符 (!)普通物
区分55000mg以下経口で有害の恐れ無し普通物
区分5に関しては、ある特定の条件下で高感受性集団に対して危険を及ぼす範囲という定義である[8]。