PETA はヴィーガンを推進しレシピの公開などを行っている。工場畜産や屠殺場の改革、特定の企業や慣行に対するメディアキャンペーンも展開している。サーカスや動物園にいた動物たちの安全な住処を見つけるのを手伝い、子供たちに動物の権利についての教育を行っている[27]。また、PETA はプロジー・アワード(Proggy Award)という賞を設け、毎年動物福祉に貢献してきた個人や団体を表彰している[28]。
900万人の会員やサポーターがおり[6]、2013年には3500万ドル超の寄付金を集めている[1]。2012年では資金の80%以上を運動の費用に充てており、16%近くを資金調達のための活動費に充てている[29][30]。メリーランド州のロックビルに所在したが、1996年にバージニア州のノーフォークに移っている[31]。2006年にはロサンゼルス支部を開設している[31]。
パチェコは1999年に PETA を去り、2014年の時点ではキャシー・ギリェルモとリサ・ランゲ、ダン・マシューズ、ダフナ・ナッハマノーヴィチの4人がシニア・バイス・プレジデントを務めており、トレイシー・レイマンがエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めている[32]。
PETA Asia広州市におけるレタス・レディー(2008年9月25日)
PETA Asiaは2005年にアジアで動物の権利運動を展開するに当たって香港で設立された。香港とメトロ・マニラに属するマカティに事務所が所在する。アジアの15の国を対象に活動を行っている[33]。 2007年に大阪梅田のケンタッキー・フライド・チキンと[34]、東京銀座のバーバリー付近で抗議活動を行っている[35]。2008年3月には NPB の根来泰周コミッショナー代行に対し、ホットドッグやたこ焼きの販売をやめベジタリアンフードの販売を求める書簡を送っている[36]。2009年にも東京渋谷でキャンペーンを行っている[37]。2015年には東京銀座でワニの恰好をしてエルメスの革製品に対する抗議を行った[38]。 2021年には、キユーピーに卵を卸している日本国内の採卵農場における鶏の扱いについて告発し、キユーピーに代替卵の切り替えを求める署名を開始した[39]。また、日本最大の鶏卵生産企業であるイセ食品のグループ農場を告発し、日本経済新聞の紙面などに取り上げられた[40]。この農場が東京五輪への食材調達基準を満たす農場認証を取得していることから、東京オリンピック・パラリンピック組織員会へ書簡を提出、東京五輪のメイン会場である国立競技場の前でデモが行われた[41]。またイセ食品がシンガポールに大規模な採卵鶏農場を建設する計画について、シンガポール食品庁に意見書を提出した[42]。9月には、国内最大手食肉企業である日本ハムの養豚場も豚への虐待的扱いがあるとして告発している[43]。
日本での活動