サルの保護を行う権利は10年間争われ、両者ともに相手を嘘吐きで歪んでいると非難し、ワシントン・ポストはひどい泥沼の争いと書いた[25]。この間にPETAは全国、全世界的な運動となっていき、1991年2月までに35万人のメンバーと100人以上の雇われたスタッフ、そして年間700万ドル以上の予算を持つようになった[25]。
団体「動物の権利」も参照PETA のメディア担当シニア・バイス・プレジデント、ダン・マシューズ
PETAは動物の権利を主張する団体であり、種差別と動物を財産と見なすことを拒絶している。そしていかなる形態でも動物を使用することに反対している。例えば、食物、衣類、娯楽、研究の対象などである[26]。ニューカークのよく引用される発言として「空腹や痛み、渇きを感じるのは、ネズミでもブタでも犬でも少年でも同じです」がある[8]。
PETA はヴィーガンを推進しレシピの公開などを行っている。工場畜産や屠殺場の改革、特定の企業や慣行に対するメディアキャンペーンも展開している。サーカスや動物園にいた動物たちの安全な住処を見つけるのを手伝い、子供たちに動物の権利についての教育を行っている[27]。また、PETA はプロジー・アワード(Proggy Award)という賞を設け、毎年動物福祉に貢献してきた個人や団体を表彰している[28]。
900万人の会員やサポーターがおり[6]、2013年には3500万ドル超の寄付金を集めている[1]。2012年では資金の80%以上を運動の費用に充てており、16%近くを資金調達のための活動費に充てている[29][30]。メリーランド州のロックビルに所在したが、1996年にバージニア州のノーフォークに移っている[31]。2006年にはロサンゼルス支部を開設している[31]。
パチェコは1999年に PETA を去り、2014年の時点ではキャシー・ギリェルモとリサ・ランゲ、ダン・マシューズ、ダフナ・ナッハマノーヴィチの4人がシニア・バイス・プレジデントを務めており、トレイシー・レイマンがエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めている[32]。
PETA Asia広州市におけるレタス・レディー(2008年9月25日)
PETA Asiaは2005年にアジアで動物の権利運動を展開するに当たって香港で設立された。香港とメトロ・マニラに属するマカティに事務所が所在する。アジアの15の国を対象に活動を行っている[33]。 2007年に大阪梅田のケンタッキー・フライド・チキンと[34]、東京銀座のバーバリー付近で抗議活動を行っている[35]。
日本での活動