功利主義
先行者エピクロス
デイヴィッド・ヒューム
ウィリアム・ゴドウィン
フランシス・ハッチソン
人物
効用モンスター(英語: utility monster)は、ロバート・ノージックが功利主義への批判として1974年に考案した倫理学の思考実験[1]。 ノージックが「効用モンスター」と呼ぶ仮定上の存在は、それが消費する資源から誰よりも多くの効用を得る。例えば、クッキーを食べることは普通の人に1単位の快楽しかもたらさないが、効用モンスターには100単位の快楽をもたらす。効用モンスターが資源の各単位からこれだけ多くの快楽を得ることができるのであれば、功利主義の原則から、資源の配分はこの事実を考慮しなければならない。もし効用モンスターが実在する場合、効用モンスターが得る快楽は、それがもたらす苦しみの量を上回ることから、効用モンスター以外のあらゆる存在の不当な扱い(あるいは絶滅)が正当化されることになる[1]。
思考実験