加速装置
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また、カブトのライダーキックは基本的に回し蹴りであるなど、先述した演出上の問題への配慮がされていた。ただし(番組製作の都合により)場所移動するときに行われる、すれ違い交差しながらの戦闘という表現中は、普通に飛び跳ねながら移動している。強化型のハイパークロックアップは、実質タイムマシンである。

電脳警察サイバーコップ
1988年の特撮番組。主人公の仲間の1人、マーキュリービットに加速装置が装備されており、高速高機動力に優れているという設定。
特捜エクシードラフト
1992年の特撮番組。強化服の足に付ける追加装備「ターボユニットW」が設定されている。これは足首に噴射装置を設置してマッハ1で走るもので、厳密には(神経系の反応速度全体を上げる)加速装置ではない。作動中の演出はバイオニック・ジェミー(後述)同様、スローモーションで表現された。
『新加速剤 The New Accelerator』(H・G・ウェルズストランド・マガジン誌1901年12月号初出)
肉体と思考に加速効果を及ぼす「新加速剤」を服用した教授と主人公の体験を描いたSF小説。薬には副作用はなく、高速運動による肉体へのダメージもないが、持続時間は(加速していない世界で)1秒。また教授は反対の効果を持つ「減速剤」の研究も行っている。
エイトマン』『サイボーグ・ブルース』(平井和正桑田次郎
『エイトマン』は劇中で「スーパーロボット」と称される、人格を移植した完全な機械体と設定されているため、超高速機動時のモード切替を描写してはいない。神経伝達速度が人間の1000倍である為、人間よりも1000倍早く行動できると設定されている。「決闘」では同様の性能を持った機体に人間の脳を搭載したサイボーグが登場するが、こちらは超高速での機動に生身の脳は耐えられないため遠からず自壊する事が示唆されていた。原作者による小説『サイボーグ・ブルース』では、主人公は脳を残しており、高速機動時に補助電子頭脳によって高速運動中の機体制御の精度を確保しているため、補助電子頭脳にキャッシュできる情報量が時間的な制限となる。この作品では主人公の体感描写などからも、実質上「加速装置を搭載したサイボーグ」と見なすことが出来るが、サイボーグ体の強度は低く加速中の衝突は致命的であるから、主に「窮地を脱して敵の背後を取る」為に使用する。
600万ドルの男』『バイオニック・ジェミー
高速移動時やアクションシーンでは、スローモーションと特徴的な効果音によって高速運動を演出している。
時間救助隊タイマー3』(能田達規
「SS(スーパースピード)スーツ」は、装着者の動作と思考の速度を100倍にする機能と、重力加速度を10倍にする機能「Gブースター」を持っており、加速時でも通常と同じ様に行動できる事について説明がされている。また「Gブースター」だけを止めることにより、加速時の体感重力を10分の1にすることもできる。
リターナー
未来の道具として、体感速度を20倍に高めるソニックムーバーが登場している。
銃夢』(木城ゆきと
脳の処理速度をアップすることによりサイボーグ体の性能を極限まで引き出すモードらしきものがある。前述の加速中の制動についても描写されており、作中ではプラズマジェットを噴射することで姿勢制御を行っている。
『奥歯のスイッチを入れろ』(山本弘
特殊な形状記憶超合金による人工筋肉を用いたサイボーグ「SSS(スーパーソニックソルジャー)」が登場。出力調整が困難である為、重たいサイボーグ体を人間並みの速度とパワーで動かせる細い人工筋肉から、フルに性能を発揮できる太い人工筋肉へと切り替え、同時に脳の処理速度を1000倍に上げることで加速モードへと突入する。効果時間は主観で30分ほど。理論的には音速まで達する。『009』で描かれているような加速中の戦闘シーンから発想を得ており、『変身サイボーグ』『エイトマン』『600万ドルの男』など過去作品へのオマージュも描写されている。
アクセル・ワールド』(川原礫
心臓から脳へ送られるパルスを増幅することによって思考を1000倍に加速し、ネットワーク上の仮想空間でアバターを操って戦うゲームソフト「ブレイン・バースト」が登場。現実の肉体を100倍に加速させるコマンドも存在するが、強化されていない生身の体を強引に動かすため激痛を伴う。
ブレット・ザ・ウィザード』(園田健一
「魔法」によって加速状態を得る。加速中は視界の光量が減少する、空気が粘性を帯びるといった描写がされており、慣性の法則から急に向きを変更したりすると肉体が負荷に耐え切れずに骨折などを起こす。また上述のように自由落下速度が変化しないことの描写もあり、ストーリー上、重要な事項となっている。
HEROES (テレビドラマ)
アメリカ合衆国NBCで放送されたテレビドラマシリーズ。超能力者をテーマにしたSF番組であり、シーズン3で登場した「ダフニ・ミルブルック」という女性キャラが加速装置のような表現の高速移動 (Super Speed)の能力を有していた。高速移動中は他の能力者の使う時空間制御での時間停止中でも平然と動くことができ、大人2人程度なら抱えている人間も一緒に高速で動くことができる。彼女以外の人間にとっての高速移動中は風圧が辛いというだけで、他の作品のような空気との摩擦熱で燃えるという設定は本作には無い。
脚注
参考文献
関連項目

縮地

瞬間移動

時間停止

タイムマシン

低速度撮影 - 実写映画での代表的な撮影法










サイボーグ009
テレビアニメ

サイボーグ009(1968年)

サイボーグ009(1979年)

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(2001年)

映画

サイボーグ009 (1966年)

サイボーグ009 怪獣戦争(1967年)

サイボーグ009 超銀河伝説(1980年)

009 RE:CYBORG

OVA

サイボーグ009VSデビルマン

CYBORG009 CALL OF JUSTICE

登場人物


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