列強
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第二次世界大戦終結後は国際連合安全保障理事会常任理事国である五大国アメリカ中国イギリスフランスロシア)と日本ドイツの7ヶ国を指すことが多い[5][6]。日本とドイツは第二次世界大戦の敗戦によって列強の地位から一度は脱落したものの、後に経済大国として大きな影響力を持つようになったため、列強の地位を再び得ている。将来の超大国候補とされ成長著しいインド[7]や、第二次世界大戦の敗戦国でありながら日本・ドイツと同様に経済大国・文化大国としての地位を回復しG7に参加するイタリアBRICSの一角に数えられ常任理事国入りを目指すブラジルなどを含める場合もある。ちなみに国際連合安全保障理事会常任理事国であるアメリカ・中国・ロシア・イギリス・フランス・の5カ国はNPT(核拡散防止条約)に基づく核保有国である。

またスポーツなど特定の分野における強豪国を比喩的に「列強」と呼ぶこともある。イタリア、インド、ブラジルを加えた最も広い意味での列強

21世紀の現代において、世界のGDP軍事費の総合計はその半分以上がアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国・日本・ドイツら7大国によって占められている[8]
現在、列強と見なされる国々現在の大国間の相関図[8]

列強と見なされる国々は論客によって異なることがあるものの、アメリカの国家情報会議戦略国際問題研究所、イギリスの国際戦略研究所スウェーデンストックホルム国際平和研究所、インドの防衛研究協会、元日本国外務省所管の日本国際問題研究所日本国防衛省所管の防衛研究所などはアメリカ、ロシア、日本、中国、イギリス、フランス、ドイツの7ヶ国を列強とおおよそ位置付けている[9][10][11][12][13][14][15][16]

地域統合の動きなどを考慮して、21世紀半ばにヨーロッパ諸国はヨーロッパ連合として列強になるとする予想がある[17][18][19][20][21]。なお2020年ヨーロッパ連合から離脱したイギリスも列強の立場を維持していると予想されている。
各年代の列強の一覧

1815c. 188019011919c. 19391945c. 2001
 オーストリア帝国[22][23][24] オーストリア=ハンガリー帝国[25] オーストリア=ハンガリー帝国[26]
 イギリス帝国[22][23][24] イギリス帝国[25] イギリス帝国[26] イギリス帝国[27] イギリス連邦[28] イギリス連邦[22][29][30] グレートブリテン及び北アイルランド連合王国[22][29][31][32]
大清帝国[33] 中華民国[22][29] 中華民国[22][29] 中華人民共和国[22][29][31][33][34][35]
フランス王国[22][23][24] フランス共和国[25] フランス共和国[26] フランス共和国[27] フランス共和国[28] フランス共和国[22][29] フランス共和国[22][29][31]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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