刑事7人
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刑事総務課の片桐と水田環沙村康介山下巧永沢圭太ら旧12係の面々に加え、新たに配属された青山新と共に「別動捜査隊」として活躍するシリアスな雰囲気へ変貌[5]となり、永沢が途中で殉職。S3では「第11方面本部準備室」が結成されると共にメインシナリオが臨海エリア内の出来事に絞られ、これまでの一話完結エピソードと並行して、臨海エリアの大地主として裏社会を牛耳る馬久根恒義との対決を通して妻と娘の死の真相が明らかになる[6]。さらに、仲間の一人であった山下が天樹達を苦しめていた黒幕と判明した。また、S2-S3ではメンバーや刑事達の協力者が惨殺されるといった猟奇的なシーンが増加した。

S4から天樹は「刑事資料係」兼「専従捜査班」として、旧メンバーの片桐、水田、青山、堂本に加え新たに集まった海老沢芳樹野々村拓海と共に、警視庁刑事資料係と捜査第一課12係の合同チームとして資料保管庫に眠るデータを活かし過去の未解決事件の継続捜査や、新たに引き起こされた事件を解明する[7]。やがて、この活躍を経てS5では「専従捜査班」が正式発足する[8]。専従捜査班はS6終了後の一時解散を経て、S7より新専従捜査班(初期数話のみ特別捜査係)として再発足。S8ではS4以来となるメンバーの変動も発生し、S1からの水田に代わって、新たに坂下路敏が加入した。

本シリーズは2023年時点までに通算で9シーズン・85話が制作・放送され、2024年現在の最新作に当たるS9では、前シーズンまでとは路線を変え全篇にわたって新専従捜査班が一つの事件を追うストーリーが展開、最終回では天樹が事件解決後に刑事を辞職するという形で幕引きを迎えている。同シーズン放送終了後の展開の有無について、2024年現在公式なアナウンスはなされていないが、2024年度の7月クールには本シリーズに代わり、前シーズンの後番組でもあった『科捜研の女』が放送予定であることが発表されている[9]
登場人物

新専従捜査班 / 東都大学医学部 / 元主要メンバー / 主要メンバーの親族 / 警察関係者 / 臨海エリアの住人 / 江戸川区夫婦殺害事件の関係者 / 犯人(被疑者・被告人・服役囚等) / その他

年齢はSeason1当時のもの。

新専従捜査班
天樹悠(あまぎ ゆう)〈46[10]
演 - 東山紀之経歴:警視庁八重洲警察署交通課[ep 1]→ 警視庁戸越警察署刑事課[ep 1]→ 警視庁刑事部捜査第一課7係[ep 2]→ 警視庁遺失物センター(S1第1話)→ 警視庁刑事部捜査第一課12係(S1第2話 - 最終話)→ 警視庁刑事部機動捜査隊(S2 - S3最終話) 兼 警視庁第11方面本部準備室 機動捜査員(S3)→ 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係(S3最終話 - S6) 兼 専従捜査班(S5 - S6)[注 2]→ 警視庁警備部警備第一課特殊急襲部隊(SAT)(S7第1話)→ 警視庁刑事部特別捜査係 → 新専従捜査班(S7第1話 - S9最終話)→ 依願退職(S9最終話)階級:巡査部長(S1 - S6) → 警部補(S7 - S9)[注 3]1969年8月16日生まれ、血液型はA型[ep 1]。東明大学法学部卒業[ep 1]。家族は妻・と娘・と清の父・堂本俊太郎。事件とは無関係に思われる「時間」に対してこだわりを持っている[11]。実際彼が関わる事件は過去の未解決事件などと重要な繋がりがある場合が多い。犯人に同情・共感せず、推理後は辛辣な非難・批評で追い打ちをかけるが、場合によっては罪状の一部を不問にするなど融通を利かせ、警察の落ち度で犯罪に手を染めるなど情状酌量の余地が多い犯人に対しては心の底から同情することも多い。S1の開始から遡ること10年前の自身の誕生日に、妻と娘を亡くしている。天樹が常に身に付けている「『7時12分』を指したまま動かない腕時計」は、亡くなった娘が彼への誕生日プレゼントとして用意していたものであり、娘が遺体として発見された際に、彼女の手に握られていた。そのため、天樹は新しい腕時計と買い換えることを拒んでおり(S2第1話の開始時点では、既に修理されている)、また、「時間が止まった人」や「家族と死別した人」を見過ごせずにいる。妻と娘の死因については、彼を12係に抜擢した片桐正敏でさえも知らないが、S3第1話で水田環島村唄子から渡された、天樹の経歴に関する資料には「2005年8月16日、事故(臨海地区の『マリンサイドスクエア』の改装工事中に起きた崩落事故)により死亡」と記されている。またS6第1話では、事件後に本人の申し入れで警視庁遺失物センターへ異動したことが判明している。S2では機動捜査隊(機捜104)に所属しており、一日の殆どを覆面パトカーでの管轄内の巡回に費やしている。立ち居振る舞いは、S1とS2以降で大きく異なっている。S1ではノーネクタイで態度も飄々としており、妻の遺品の時計が毎回登場していたが、S2ではネクタイを締めて態度もクールになり、妻の遺品の時計に拘るシーンもなくなった。S4での立ち振舞いはS1に近いものになっているが、第1話の冒頭における健康診断で「老眼」だと診断されてからは、ノートパソコンを使って資料を作成する際などに老眼鏡を使っている。S4から専従捜査班のメンバーと「酒蔵あっけし」で食事をするようになる。S9最終話にて、江戸川区夫婦殺害事件が解決した後は刑事を辞め、農家になった。
海老沢芳樹(えびさわ よしき)〈52〉
演 -
田辺誠一(S4 - )経歴:警視庁奥多摩警察署地域課[ep 2]→ 警視庁西新宿警察署刑事課[ep 2]→ 警視庁刑事部捜査第一課10係[ep 2]→ 警視庁刑事部捜査第一課12係(S4)→ 警視庁刑事部専従捜査班(S5 - S6)[注 2]→ 警視庁西新宿警察署地域課花舞交番(S7第1話)→ 警視庁刑事部特別捜査係 → 新専従捜査班(S7第1話 - )階級:警部補主任。かつては上昇志向の塊のような排他的だったが、捜査第一課10係時代に「三億円強奪事件」の捜査に関わった際、容疑者として浮上した松原祐二の行動等から「複数犯による犯行」ではないかと考え、上層部に楯突き、訴えていたが、「松原が単独で犯行を起こした」と結論付けた上層部には全く相手にされなかった。それ以来、出世の道が閉ざされ、捜査第一課の閑職に甘んじて、警察組織に対して強い不信感を抱いており、他の捜査員達との折り合いが悪く人望も薄かったが、片桐に専従捜査班に引き抜かれ天樹らと行動を共にする中で、内に眠っていた正義感が再び目を覚まし始める。昼行灯の片桐に代わり、専従捜査班の陣頭指揮を執っている。こっそり警部への昇任試験を受けたが、不合格となった[ep 3][注 4]。さらにS6の第1話でそれが8回目の試験挑戦だと判明。娘が4人おり、S5では孫も生まれた[ep 4]
坂下路敏(さかした ろびん)
演 -
小瀧望ジャニーズWEST[12](S8 - )経歴:新専従捜査班(S8 - )階級:警部補1999年10月5日生まれ、血液型はAB型。東京大学法学部卒業[12][ep 5]。2022年4月、警察庁入庁。本人の希望により専従捜査班に配属された新人エリート刑事。捜査は効率重視で、当初会議はほとんどリモートで参加していた。子供の頃に父親が家を出て行き、高校の頃は住んでた家を追い出されて母親の麻未と漫画喫茶やカプセルホテルに寝泊まりしていた。その頃、麻未の窃盗の件で知り合った山岸正武から小室司を紹介してもらい、無利子で金を借り大学に入学した[ep 6]。内閣情報調査室への出向話が出るが[ep 7]、断る[ep 8]
野々村拓海(ののむら たくみ)
演 -
白洲迅[13](S4 - )経歴:警視庁総務部留置管理第二課[ep 2]→ 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係(S4 - S6) 兼 専従捜査班(S5 - S6)[注 2]→ 警視庁刑事部捜査第一課七係(S7第1話)→ 警視庁刑事部特別捜査係 → 新専従捜査班(S7第1話 - )階級:巡査[ep 2]青森県八戸市出身。憲士館大学法学部卒業。2017年に入庁[ep 2]。明るく元気な青年。刑事に憧れているが、落ち着きがなくおっちょこちょいな性分が災いして、内勤である資料係に配属される。そのため専従捜査班として捜査に参加できることを喜んでいる。父親を4歳の時に病気で亡くし、女手一つで育ててくれた母親も2017年に他界している[ep 9]。近眼であり、普段はコンタクトレンズをしている。名前で呼ばれることに嫌悪しており、苗字で呼ぶように再三伝えているが専従捜査班のメンバーからは「拓海くん」「拓海」と呼ばれている。


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