現代の出初式の例示として、平成21年(2009年)1月6日に開催された「平成21年東京消防出初式」の式次第をあげる。主催の東京消防庁は東京都庁の内部機関で年間予算額は約2500億円、約18000人の職員が消防防災業務に従事する日本最大規模の消防本部である[10]。出初式は「広げよう地域の連携 高めよう防災力」をテーマとし東京ビッグサイトにて開催され、その様子はNHK総合テレビにより放映された[11]。
開式宣言
国旗掲揚
消防総監 訓示
東京都知事 告辞
来賓 祝辞
東京消防歌斉唱及び部隊検閲
表彰
音楽隊演奏
小隊操練
がんばれ消防応援団紹介
消防少年団 祝賀パレード
徒列部隊等(=特別救助隊・特別高度救助隊・山岳救助隊) 分列行進
機械部隊(=消防車)分列行進 [12]
江戸消防記念会 木遣行進並びにはしご乗り
消防演技 [13]
はしご隊演技並びに一斉放水演技
国旗降納
閉式宣言
ギャラリー
消防音楽隊による行進(東京消防庁)
東京消防庁
東京消防出初式(2010年1月6日撮影)
東京消防出初式(2010年1月6日撮影)
一斉放水(大阪狭山市消防本部)
一斉放水(神戸市消防局)
災害を想定した消防演習(松戸市消防局)
特別救助隊員による梯子乗りの披露(大阪狭山市消防本部、平成20年(2008年))
はしご車による訓練(豊田市消防本部)
乙川河川敷で行われる消防演習(岡崎市消防本部)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「出初式」「出初」「初出」は、新年・行事に分類される季語である[1]。
^ 主催者によって異なり、曜日の影響を受けることもある。一例をあげると京都市の京都市消防出初式は例年1月11日に行われるが平成22年(2010年)は1月10日、日曜日の開催である[4]。
^ 消防本部は翌年に「消防本署」へ改称、明治24年(1891年)には「消防署」に改称される。明治39年(1906年)には再び「消防本部」となった[8]。
^ 「」内の条文は『東京の消防百年の歩み』P.22より引用。
出典^ 齋藤慎爾・阿久根末忠編『必携季語秀句用字用例辞典』柏書房、平成9年(1997年)、P.727、P.883
^ 警視庁「令和4年 年頭部隊出動訓練」【動画】