再放送にあたっては制作会社から日本脚本家連盟に所属する脚本家と日本俳優連合所属の声優に使用料が支払われる[30]。
テレビ局がアニメの制作に関与した場合には局側の権利として2年間で2回の放映権があり、本放送に加えて再放送が1回できる[31]。その後は権利が製作会社側に移動し、テレビ局は製作会社と改めて放送契約を結んで再放送する。期間は2年間で回数の制限は無い[32]。
そのため、旧作のアニメが本放送とは異なる放送局で放送されることがある。この際に、自社系列外のテレビ局のクレジットを消去することがある[33][34]。
フジテレビ『うる星やつら』→TOKYO MX・チバテレなどの独立放送局やNHK BS-2で再放送。
フジテレビ『タッチ』、NHK『未来少年コナン』→日本テレビで再放送。
日本テレビ『キン肉マン』→系列CSチャンネル日テレプラスで再放送された後、フジテレビ739(現・ONE)で、さらにその後はテレ朝チャンネル2など、他系列のCSチャンネルで再放送された。
日本テレビ『美味しんぼ』→テレ朝チャンネル2で再放送。
日本テレビ『元祖天才バカボン』→テレビ東京が再放送して高視聴率を挙げ、フジテレビで『平成天才バカボン』が制作された。
逆に民放で放送されたアニメが、NHK-BSで放送されること[35]もある。
また『金田一少年の事件簿』・『銀魂』(『よりぬき銀魂さん』)など1年以上の長期作品の場合には途中までの放送となったり、「傑作選」・「ベストセレクション」などと題して特に選んだ話を数話放送するだけということもある。
本放送では低視聴率などで打ち切りとなった作品が再放送によって人気が再燃し、続編が作られたりリメイクが行われることもしばしばあった。