内燃機関
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1833年: イギリスのLemuel Wellman Wrightが水冷式複動式ガスエンジンの特許を取得。

1838年: イギリス人のウィリアム・バーネットが特許を取得。その中で初めてシリンダー内での圧縮が示唆された。

1854年: イタリア人 Eugenio Barsanti と Felice Matteucci が、高効率で実動する世界初のフリーピストン機関の特許(特許番号1072)を取得したが、生産には至らなかった。

1856年: フィレンツェの企業 Fonderia del Pignone(現在はゼネラル・エレクトリックの子会社 Nuovo Pignone となっている)で、Pietro Benini が Barsanti-Matteucci 式の内燃機関の実動プロトタイプを製作(5馬力)。その後も単気筒や2気筒のエンジンを製造し、蒸気機関の代替として販売した。

1860年: ベルギージャン=ジョゼフ・エティエンヌ・ルノアール (1822?1900) がルノアール・エンジンを開発。外見や構造は蒸気機関とよく似ていて、蒸気の代わりに燃焼ガスを使ったものと言える。大量生産された世界初の内燃機関となった。ルノアールは、表面気化器を用いてガソリンを燃料とする試みもしている。

1862年: 1月16日にフランスの技術者アルフォンス・ボー・ドゥ・ロシャスが4ストロークエンジンの特許を取得(フランス特許 #52,593)概念のみで実物は製造されていない。同年、ドイツの発明家ニコラウス・オットーが照明用ガスを燃料とする内燃機関を設計し、オイゲン・ランゲンから資金援助を得ることに成功。

1864年: オットーはエンジンの製造に成功。

1867年: オットーとランゲンのフリーピストン機関が、パリ万博で金賞を受賞。

1870年: ウィーンのジークフリート・マルクスが、初めて荷車にガソリンエンジンを搭載。

1876年: ニコラウス・オットーゴットリープ・ダイムラーおよびヴィルヘルム・マイバッハと共に実用的な4ストローク機関を開発。しかしドイツの法廷は、シリンダー内で圧縮する内燃機関全般だけでなく4ストローク機関についても特許を与えなかった。これ以降、シリンダー内での圧縮が一般化する。

1877年: Matteucciは、オットーのエンジンは自分とBarsantiの発案したものであると主張している。

1878年: スコットランド生まれのデュガルド・クラーク(英語版)がクラーク式2ストロークエンジンを製作。1881年に英国特許を取得。オットー型4ストローク機関と競合する売れ行きを見せた。

カール・ベンツが1886年1月29日に取得した自動車の特許の中核部をなす内燃機関のレプリカカール・ベンツ 1879年: カール・ベンツは、高信頼の2ストロークガスエンジンの特許を取得。これはオットーの4ストローク機関の設計に着想を得たものである。

1882年: ジェームズ・アトキンソンがアトキンソンサイクルの内燃機関を発明。

1883年: ゴットリープ・ダイムラー霧吹き型のキャブレターを備えた4ストロークガソリンエンジンを発明。1885年に特許取得。

1885年: ゴットリープ・ダイムラーが二輪車にガソリンエンジンを取り付けた車Reitwagenを製作。一方、カール・ベンツは独自の4ストロークガソリンエンジンを搭載した三輪自動車を製作。翌1886年に特許取得しベンツ・パテント・モトールヴァーゲン(en:Benz Patent Motorwagen)と名付けた。

1887年: グスタフ・ド・ラバルドラバル・ノズルを考案。

1889年: ロンドン生まれのジョゼフ・デイ (Joseph Day) が現在よく知られている形のシンプルな2ストローク・ガソリンエンジンを発明した。

1891年: Herbert Akroyd Stuart は独自の内燃機関であるグローエンジン(焼玉エンジン)を開発し、その製造権をイギリスのHornsbyにリースした。世界初の低温で点火可能な圧縮点火内燃機関である。翌年、ポンプ場に最初の装置を設置した。また同年、試験的に高圧版を作り、圧縮だけで発火する状態を作ることに成功。

1892年: ルドルフ・ディーゼルカルノーサイクル式エンジンの特許を取得[11]

1893年 2月23日: ルドルフ・ディーゼルディーゼルエンジンの特許を取得。

1896年: カール・ベンツ水平対向エンジンを発明。ピストンの動きによる振動を抑える効果がある。

1900年: ディーゼルがピーナッツ油を燃料としたディーゼルエンジンをパリ万博に出展。

1903年: コンスタンチン・ツィオルコフスキーが宇宙に到達可能なロケットについての一連の論文を発表し始めた。エギディアス・エリング が遠心式圧縮機を使った世界初の実動するガスタービンを製作。

1908年: Rene Lorin がラムジェットエンジンの特許を取得。

1910年: アンリ・コアンダが世界初のジェット推進の航空機コアンダ=1910を製作。
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