旧姫路工業大学は、兵庫県立高等工業学校、兵庫県立工業専門学校を前身として1949年に発足した。長らく工学部のみの単科大学であったが、1990年に理学部を、1998年に環境人間学部を設置した。 旧兵庫県立看護大学は、1993年4月に国公立大学初の看護系単科大学として開学。また、兵庫県立大学発足後の2004年12月には地域ケア開発研究所が設置された。兵庫県立大学発足前に入学した在学生の卒業・修了を終えた2009年3月に閉学している。
1944年 兵庫県立高等工業学校を神戸市長田区に設置、兵庫県立工業専門学校に改称
1946年 姫路市伊伝居(現在は兵庫県立姫路工業高等学校の地)に移転。
1949年 新制姫路工業大学発足。
1950年 短期大学部開設。兵庫県立姫路工業高等学校を附属高等学校とした。
1957年 短期大学部を兵庫県立姫路短期大学(Himeji College, Hyogo)として分離独立。
1965年
附属高等学校を兵庫県立姫路工業高等学校として分離独立。
姫路短期大学が神戸大学姫路分校(旧制姫路高等学校)跡地(現在の兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス)に移転。
1970年 姫路市書写にキャンパスを移転。
1990年 理学部を新設。
1991年 播磨科学公園都市キャンパス竣工。姫路市書写のキャンパスは「姫路キャンパス」とされた。
1994年 姫路工業大学附属高等学校を播磨科学公園都市に新設(1965年に分離した姫路工業高等学校とは別の組織)。
1998年 一般教育部と姫路短期大学を統合改組し、環境人間学部を設置。姫路キャンパスは書写キャンパスとされた。
兵庫県立看護大学
1993年 国公立大学初の看護系単科大学として開学。
1997年 大学院看護学研究科(修士課程)を設置。
1999年 大学院看護学研究科(博士課程)を増設。
開学経緯
開学前
2000年 県立大学検討懇話会にて、既存県立3大学のあり方を検討した結果、「統合が望ましい」との提言。
2002年
「新県立大学設置準備委員会」設置(2003年4月からは「兵庫県立大学設置準備委員会」)。
公募を経て大学名が「兵庫県立大学」に決定と発表される。
2003年 公募を経て学章が決定。
開学・開学後
2004年 開学(旧神戸商科大学の商経学部4学科が経済学部2学科・経営学部2学科に。旧姫路工業大学の大学院理学研究科2専攻が物質理学研究科・生命理学研究科に、工学部の8学科が3学科に再編された。また、自然・環境科学研究所に新たな研究部門として宇宙天文系が設けられた)。大学院応用情報科学研究科が新設。地域ケア開発研究所が開所。
2007年 産学協同実験棟「インキュベーションセンター」が姫路書写キャンパス内に完成。大学院会計研究科(会計専門職大学院)を神戸学園都市キャンパスに、附属中学校を赤穂郡上郡町に、自然・環境科学研究所の新たな研究部門として「森林・動物系」を丹波市に、それぞれ設置。
2008年 ピコバイオロジー研究所が開所。
2009年 淡路キャンパス(現・淡路緑景観キャンパス)を開設、景観園芸研究科(専門職大学院)を設置。
2010年 大学院経営学研究科の博士前期課程を経営研究科(経営専門職大学院
2011年 本部を神戸学園都市キャンパス(現・神戸商科キャンパス)に移転。神戸ポートアイランドキャンパス(現・神戸情報科学キャンパス)を開設し、応用情報科学研究科を移転、シミュレーション学研究科を新設。大学院経済学研究科の夜間主コースを地域公共政策専攻(博士前期課程)に改組。
2013年 公立大学法人化(公立大学法人兵庫県立大学設立)。
2014年 豊岡市の兵庫県立コウノトリの郷公園内に豊岡ジオ・コウノトリキャンパスを開設、地域資源マネジメント研究科(修士課程)および自然・環境科学研究所「地域資源マネジメント系」を設置。
2015年 姫路工学キャンパスは、工学部の建物が築後45年経過による老朽化とキャンパスの再構成のために建て替えが着工[2]
2017年 神戸防災キャンパスを開設、大学院減災復興政策研究科を設置。大学附属高等学校・大学附属中学校を開校
2019年 経済学部と経営学部を国際商経学部と社会情報科学部に改組。
2021年 大学院経済学研究科、大学院経営学研究科、大学院会計研究科、大学院経営研究科を大学院社会科学研究科に、大学院応用情報科学研究科、大学院シミュレーション学研究科を大学院情報科学研究科に、大学院物質理学研究科、大学院生命理学研究科を大学院理学研究科に改組。
基礎データ
所在地
学部・大学院研究科
神戸商科キャンパス(兵庫県神戸市西区学園西町8丁目2-1)
姫路工学キャンパス(兵庫県姫路市書写2167)
播磨理学キャンパス(兵庫県赤穂郡上郡町光都3丁目2-1)
姫路環境人間キャンパス(兵庫県姫路市新在家本町1丁目1-12)