八名信夫
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1990年代、バラエティ番組において「1050回ぐらい殺されたかな」と、悪役を演じて殺された回数の多さを述懐したことがある[注 4]。最近は悪役俳優のイメージを脱却し、孫と遊ぶ優しいおじいちゃんの役など個性派俳優としての活躍が目立つようになっている。

岡山男の気風を歌う「野風増」を橋幸夫河島英五らとの競作で自ら歌いレコード化する計画があったが、訳あって断念せざるを得なかった。

2014年5月5日、ヤフードームでおこなわれた福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズ戦で始球式に登板[7][8]

2016年には初の監督作となる映画『おやじの釜めしと編みかけのセーター』を制作し、2017年より無料上映会の形式で公開している[9]

2023年4月28日には岡山県警の特別警戒に合わせて「一日鉄道警察隊長」に任命され、岡山駅で啓発チラシの配布や呼びかけを行った[10]
人物

父親が鉄道員で幼少時代に鉄道官舎に住んでいたことから、蒸気機関車には思い入れがある[1]

黒柳徹子の影響を大きく受けている。「俺も何か役に立つことはあるだろう」と思い、新幹線の車両内で走っている子供を「おめーら、塩をかけて焼いて食うぞ」と叱るなど、他人の子供も愛情を持って教育しているという。こうした八名の姿勢は、上述の父親が他人の子供でも悪いことをすれば厳しく叱りつつ、困っている人に親切であったことを見習っている面も大きい。50歳代からは教育や子育てについて講演を頼まれることが増えたほか、阪神・淡路大震災東日本大震災熊本地震 (2016年)などの被災者を激励したり、その想いを反映した映画を制作したりもしている[6]

「悪役が犯罪を犯したら洒落にならない」というのが信念で、悪役商会では軽微でも犯罪を犯した役者は問答無用で脱退させている。

愛媛県喜多郡内子町内子座で悪役商会のミュージカルを上演するなど、愛媛県とのつながりが深く、2014年には愛媛滞納整理機構のテレビCMに出演したり、2017年には内子町から感謝状を贈呈されるなどしている[11][12]
出演
映画

拳銃を磨く男 あの女を探せ(1959年、東映) - 辰公

二発目は地獄行きだぜ(1960年、東映) - 王宝山の子分

ボス表へ出ろ(1960年、東映) - 警官

大いなる驀進(1960年、東映)- 鉄道員

花と嵐とギャング(1961年、東映) - 張本

松本清張のスリラー 考える葉(1962年、東映) - 塚口

太平洋のGメン(1962年、東映) - 竹林

暗黒街最後の日(1962年、東映) - サブ

ギャング対Gメン 集団金庫破り(1963年、東映) - 石山

警視庁物語 全国縦断捜査(1963年、東映) - 中北金造

昭和侠客伝 (1963年) - 六造

東京ギャング対香港ギャング(1964年) - 星川

暗黒街大通り(1964年、東映) - 丹羽

ひも(1965年、東映) - サブ

飢餓海峡(1965年、東映) - 町田

組織暴力 (1967年、東映)

続・組織暴力 (1967年、東映)

昭和残侠伝シリーズ(東映)

昭和残侠伝(1965年) - 島田

昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966年) - 寅松の子分

昭和残侠伝 血染めの唐獅子(1967年) - オートジャイロ

昭和残侠伝 吼えろ唐獅子(1971年)

昭和残侠伝 破れ傘(1972年) - 諸岡角造


網走番外地シリーズ(東映)

網走番外地 北海篇(1965年)

網走番外地 決斗零下30度(1967年) - 関野の子分

網走番外地 吹雪の斗争(1967年) - 男

新網走番外地 吹雪のはぐれ狼(1970年)

新網走番外地 吹雪の大脱走(1971年) - 熊沢組員

新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義(1972年) - 関戸


大陸流れ者(1966年、東映) - 魯達

地獄の掟に明日はない(1966年、東映) - 川上

河内遊侠伝 (1967年、東映) - 松崎大尉

極道シリーズ(東映)

帰ってきた極道(1968年) - 丸山

兵隊極道(1968年) - ゲンコツ

旅に出た極道(1969年) - 宋


獄中の顔役(1968年、東映)

人生劇場 飛車角と吉良常(1968年、東映) - 白鉄

博徒列伝(1968年、東映) - 出刃寅

ごろつき(1968年、東映) - 風間

懲役三兄弟(1969年、東映) - 仁王

日本暴力団 組長と刺客(1969年、東映) - 深井

不良番長シリーズ(東映)

不良番長 送り狼(1969年) - 谷崎

不良番長 出たとこ勝負(1970年) - 立花

不良番長 暴走バギー団(1970年) - 二階堂泰造

不良番長 のら犬機動隊(1972年) - 木島

不良番長 一網打尽(1972年) - 三木

不良番長 骨までしゃぶれ(1972年) - 高田


現代やくざ 与太者の掟(1969年、東映) - 久保

現代やくざ 与太者仁義(1969年、東映) - 伊藤

組織暴力 兄弟盃(1969年、東映) - 鉄

現代任侠道 兄弟分(1970年、東映) - 白川守和

血染の代紋(1970年、東映) - 矢吹

任侠興亡史 組長と代貸(1970年、東映) - 桑島

博徒一家(1970年、東映) - 望月

新宿の与太者(1970年、東映) - 石島弘

暴力団再武装(1971年、東映) - 日高徹

日本やくざ伝 総長への道(1971年、東映) - 流れ者

純子引退記念映画 関東緋桜一家(1972年、東映) - ドブ辰  

現代やくざ 人斬り与太(1972年、東映) - 風間

ポルノの帝王 失神トルコ風呂(1972年、東映) - 傷鉄

夜の女狩り(1972年、東映) - 草壁

やくざと抗争 実録安藤組(1973年、東映) - 岩上

仁義なき戦いシリーズ(東映)

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年) - 大友組幹部・浅野卓也

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年) - 広能組若衆・河西清

仁義なき戦い 完結篇(1974年) - 早川組組員・加賀亮助

新仁義なき戦い(1974年) - 工藤進

新仁義なき戦い 組長の首(1975年) - 宮井

新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年) - 根本鶴吉


女囚さそり けもの部屋(1973年、東映) - 安達

実録安藤組 襲撃篇(1973年、東映) - 小沢警部

非情学園ワル ネリカン同期生(1974年、東映) - 小鹿

暴力街(1974年、東映) - 東松

任侠花一輪(1974年、東映) - 宮下勲

安藤組外伝 人斬り舎弟(1974年、東映) - 牧野

脱獄広島殺人囚(1974年、東映) - 神戸の所轄刑事


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