全日本実業団駅伝
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

第67回大会の直前に連合へ返還することを前提に置いた贈呈で、実際の貸与期間は3ヶ月に限られたものの、Honda側では厳重な管理と警備の下に埼玉県内の生産拠点(狭山を含む3工場)で従業員向けの巡回展示を実施した[33]
出場の辞退に至った主な事例

予選や本選への出場が決まっていながら、母体企業での不祥事が発覚したチームや、関係者の新型コロナウイルス感染症罹患が大会の直前に確認されたチームが出場を辞退した事例を以下に記載する。

1980年には、本選への出場が決まっていたカネボウ陸上部金沢自衛隊が、本選の直前に出場の辞退を申し入れた。カネボウの辞退は部員に故障が相次いだこと、金沢自衛隊の辞退は本選の開催日(1月1日)が金沢駐屯地での演習と重なったことによる[34]

カネボウ陸上部は2013年度に、当時の母体企業(カネボウ化粧品)での不祥事(白斑症状問題)を受けて全ての活動を休止[35]。2014年度から活動を再開したものの、2021年には本選への出場権を得ていながら、チーム関係者の新型コロナウイルス感染症罹患によって出場を再び辞退した。もっとも、東日本予選での次点チームに繰り上げ出場の措置が講じられなかったため、2021年の本選は(当初の発表から1チーム少ない)36チームで争われた[36]

カネボウ化粧品は、2022年10月から陸上部の運営を花王(親会社)へ移管。移管後のチーム(花王陸上競技部)が2023年大会の本選へ出場した際には、出場回数が(カネボウ陸上部時代からの通算で)「8年連続60回」と扱われている[37]


2006年には、東日本予選を上位で突破していたJR東日本のランニングチームが、本選への出場を急遽辞退した。本選直前の2005年12月25日に同社の管内で羽越線脱線事故が発生したことを受けての辞退であったが、2006年大会における本選出場権の保持については、出場回数カウントの対象から除外されている。

2009年には、中部予選を上位で突破していたスズキ陸上競技部が本選への出場を辞退したことに伴って、この予選で次点に終わっていた八千代工業に代替出場の措置が講じられた[38]。スズキの辞退は、本大会の中部予選2日後(2008年11月11日)に、(本大会とは無関係である)女子駅伝チームのコーチが(当時冠スポンサーに付いていた)全日本実業団女子駅伝のコースの下見を目的に運転していた自動車で対人事故を起こしたことによる[39]

2023年には、本選へのエントリー(出場登録)を済ませていた安川電機陸上部の選手1名が発熱をきっかけにPCR検査を受診したところ、新型コロナウイルスへの感染を示す陽性反応が出たことが本選の3日前(2022年12月29日)に判明。同社の陸上部は前年(2022年)まで32年連続で本選に出場していたが、感染などによる影響が他のチームに拡大する可能性を勘案したうえで、本選への出場を急遽辞退した。本選の2日前(2022年12月30日)に辞退の申し出を受理した日本実業団陸上連合では、予選で次点に終わっていたチームからの繰り上げ出場を認めない一方で、安川電機の陸上部については上記の事情から2023年大会を出場回数カウントの対象に含める措置を講じた。この措置によって、同部の通算出場回数は45回、連続出場記録は33年と扱われている[40]

関連項目

TBSテレビ

TBSラジオ

年またぎスポーツ祭り

群馬テレビ(地元の独立局)

群馬県警察

全日本実業団対抗駅伝競走大会の人物一覧

全日本実業団ハーフマラソン

日本の陸上競技の実業団の一覧

全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

陸王 (小説) - 池井戸潤の小説。TBSテレビが2017年の10 - 12月クール向けに「日曜劇場」枠の連続ドラマとして制作した際に、同年の大会中継映像がワンシーンに使われた[41]

アフター6ジャンクション - TBSラジオが2018年4月から2023年9月まで平日の18 - 20時台に通年で編成していた生ワイド番組で、TBSテレビアナウンサーの熊崎が月曜日、日比が水曜日のパートナーとして放送開始の当初からレギュラーで出演。2022年(第66回)大会の開催を10日後に控えていた2021年12月22日(水曜日)の20時台に、熊崎による見どころの紹介などを兼ねて、本大会の直前特集を初めて放送した。2021年開催の全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)に続く特集で、第66回大会のテレビ中継を放送するJNNJRN加盟のラジオ・テレビ兼営局では、IBC岩手放送信越放送静岡放送山陰放送RSK山陽放送宮崎放送南日本放送で同時ネットを実施。翌2022年には、当大会と箱根駅伝の関係を生島淳(スポーツライター)が紹介する特集を12月12日(月曜日)に放送していた。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 東日本予選で本戦出場権を獲得し出場予定だったJR東日本が出場辞退(理由は後述)。よって実際には1チーム少ない42チームで競われた。
^ この年の激闘は、翌年のテレビ中継の冒頭で左表の3チームのゴールシーンとともに「100km走って、その差わずか1秒。死闘の結果は神のみ知る。」というナレーションによって回顧された。
^ 東日本予選で本戦出場権を獲得し出場予定だったカネボウが選手2名のコロナ感染のため出場辞退(理由は後述)。よって実際には1チーム少ない36チームで競われた。
^ 九州予選で本戦出場権を獲得し出場予定だった安川電機が選手1名のコロナ感染のため出場辞退(理由は後述)。よって実際には1チーム少ない36チームで競われた。
^ 特例措置は、各地区の予選会の直前にマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が組まれていたため、MGC男子レースへの出場資格を有していた選手が所属するチームには、予選会を完走していれば順位にかかわらず本大会への出場権を与えるという内容。コニカミノルタ、JR東日本、GMOインターネットグループ、大阪ガスがこの特例措置によって本大会へ出場した。
^ 第60回(2016年)ではコニカミノルタの外国人選手が犬にかまれ、負傷する事態となり高崎市の条例違反として飼い主の男性が群馬県警書類送検されたが、不起訴処分となった。
^ 東毛広域幹線道路の全線開通に伴い2014年10月に国道指定を解除され、群馬県道となった。
^ TBSホールディングス発足までは東京放送
^ 年によって変動あり。一部系列局では8:30
^ 一部系列局では240
^ キー局のTBSテレビではEPGでも通しの番組として扱っている。
^ 高崎中継所は静岡放送が技術を、太田中継所はCBCテレビが実況を担当(2020年まで)するほか、その他の中継所についても系列局の一部が担当している。
^ 公田中継所は毎年、群馬テレビとTBSテレビのスタッフが共同で担当している。
^ a b テレビで本大会が放送される局としては、唯一の独立局。
^ a b 8:30以前は他系列の番組を時差放送。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:252 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef