全国独立放送協議会
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2022年6月19日に開催され、ABEMAが配信した『THE MATCH 2022[注釈 22] を一部内容を再構成した上で録画放送が行われることになり、同年7月24日にTOKYO MX(開催された東京ドームの地元局)で放送されたのを皮切りに、8月にかけて独立局全13局で放送が行われた[50][51]。同年9月25日に開催され、ABEMAが配信した『超RIZIN』も同年10月に独立局全13局で録画放送が行われる予定となっている[17]

近年ではサンテレビKBS京都の関西の主要加盟局2局やテレビ埼玉など関東地方の一部の加盟局でスーパー戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズの作品が、TOKYO MXではプリキュアシリーズの作品がそれぞれ再放送されている。局によって異なるが放送されるものは概ね(テレビ朝日での放送から)1?3年前の作品である。
TBS系列

現在はJNN協定とTBSネットワーク基本協定の解釈により、TBS系列局が制作した番組はJNN加盟局がネット受けしなければ、当該エリアでの放送は基本的にされない。詳細は「ジャパン・ニュース・ネットワーク#TBSネットワークとJNN」を参照

このため、JNN準キー局制作でTBSの編成から外れた番組が、関東地方他の独立局で放送されることは1990年代から2000年代までほとんどなく、1970年代の腸捻転解消前後に、毎日放送(MBS)制作の『モーレツ!!しごき教室』や腸捻転解消前の朝日放送制作の『プロポーズ大作戦』等、若干の番組がテレビ神奈川等の関東圏独立局にネットされたくらいだったが、2010年代になると、毎日放送制作の『よしもと新喜劇』の遅れネットが2013年4月からTOKYO MXで、2019年4月からテレビ神奈川で開始され[注釈 23]、さらに2019年4月に新設された毎日放送制作の『ドラマ特区』の各ドラマは「首都圏トライアングル」の3局(2020年4月から5いっしょ3ちゃんねるの5局に拡大)で遅れネット(テレビ神奈川は先行ネット)されている。なお、前述の『ドラマ特区』の各ドラマは中京広域圏の系列局のCBCテレビの放送実績がなく、また関東圏のように中京広域圏独立局の岐阜県の岐阜放送及び三重県の三重テレビに放送権が移譲されたことはない。

中部日本放送(CBCテレビ)制作分は、1980年代の『アーノルド坊やは人気者』や2008年(平成20年)10月改編以前の『パチンコNOWTV』など、首都圏・近畿圏の独立局で放送されたものもあったが、現在はCBCテレビから独立局に番販される番組はない。「ノブナガ#各地の放送時間」も参照

2015年(平成27年)以降は、TBS制作番組の再放送も少しずつ見られるようになっている。例として、千葉テレビでドラマ作品(『泣いてたまるか』、木下恵介アワー作品、愛の劇場作品)や、ナショナル劇場(後の、パナソニック ドラマシアター)枠の時代劇(『大岡越前』、『江戸を斬る』)が頻繁に放送されている[注釈 24]。また、かつてTBSで制作されたアニメについて、新作アニメやアニメ映画に関連して再放送することもあり、2017年(平成29年)にTOKYO MX・千葉テレビで『笑ゥせぇるすまん』を、同年に放送開始の『笑ゥせぇるすまんNEW』の宣伝を兼ね放送した[注釈 25]2019年(令和元年)7月にはTOKYO MXで、同年6月にTBSで終了したばかりの『新幹線変形ロボ シンカリオン』を、同年12月公開の映画版(『未来からきた神速のALFA-X』)の宣伝を兼ね放送開始しており、その映画版についても地上波初放送はTOKYO MXであった[注釈 26]

スポーツ放送では、全国高校ラグビー大会中継(MBS発)にはTOKYO MXを除く加盟局も参加していたが、長年一社提供していた住友グループ広報委員会が大会協賛を降り、番組提供からも撤退した第82回以降は加盟局での中継撤退が進み、第85回大会以降はKBS京都のみになった(後にKBS京都も撤退)。詳細は「全国高等学校ラグビーフットボール大会#過去の放送形態」を参照

高校サッカーと同様、広域放送のTBS・CBCテレビ・毎日放送も各社の本社が所在する都府県の学校(TBSは独立局がない茨城県も含む)を最優先に扱っていた。詳細は「全国高等学校ラグビーフットボール大会#地上波放送共同制作機構加盟各放送局」を参照

群馬県で開催されるニューイヤー駅伝は、群馬テレビでも放送されている。同局のスタッフやアナウンサーも番組スタッフとしてJNN系列局と共に参加しており、群馬県内ではTBSと群馬テレビの2局で視聴できる。詳細は「全日本実業団対抗駅伝競走大会#テレビ放送」を参照

ただし、深夜アニメについては、TBSを含むJNN基幹局が関与した番組のうち、UHFアニメを含めたJNN協定の対象外の番組を中心に独立局ネットとなるケースが目立つ。特にサンテレビが多い。

尚、TOKYO MXの設立時及び開局に際してはキー局のTBSがサポートを行っている。
フジテレビ系列

関東地方の独立局、岐阜県の岐阜放送及び三重県の三重テレビでは、関西テレビ放送(KTV)制作の番組を放送する事も多いほか、2010年代以降はテレビ西日本制作の『ゴリパラ見聞録』をネットする局も多い。

三重テレビ(MTV)は東海テレビ(THK)と(中日新聞社を介して)資本関係があり、三重テレビの中部支社も東海テレビ別館のテレピア内にあって、東海テレビのアナウンサーが三重テレビナイターの実況を担当するなど関係が深い。また、三重テレビ東京支社は同局の大株主である中日新聞東京本社東京新聞)や東海テレビ東京支社が入っている日比谷中日ビルにある。

また、中日新聞社は、TOKYO MXやテレビ神奈川やチバテレにも出資しており、かつて関東独立局で放送された「東京新聞ニュース」(三重テレビにも「中日ニュース」と改題されネット)と、関東独立局の「産経新聞ニュース」は、フジテレビで収録されたものである(「その他」で後述)。

KBS京都には関西テレビやフジテレビの資本も入っている。社名が「近畿放送」だった時代、テレビ開局前に他ラジオ局とともに関西テレビの設立に関わっており、そのゆかりは古い。また、フジテレビは同局がイトマン事件の影響で会社更生法適用ののち、主要株主に加わっている。また、毎年7月にはKBS京都が製作する祇園祭山鉾巡行の中継をBSフジサイマル放送している。
なお、過去には関西テレビで編成できなかったフジテレビ制作の番組(『ウチくる!?』や『東映不思議コメディーシリーズ』の一部)をKBS京都やサンテレビで放送したことがある。

スポーツ放送については、フジネットワークも主催者に名を連ねている全日本バレーボール高等学校選手権大会の一部府県大会について、当該独立局の一部が制作を行うケースがある。一例として神奈川県大会において、テレビ神奈川が制作・放送を行うが、クレジット表記としては「制作:tvk、制作著作:フジテレビ」となる。つまり当該独立局がそのエリア内の府県大会を中継する場合、自社の機材やスタッフを用いて制作を行っても、著作権はフジテレビが保持するということである。
さらに、2014年まで毎年11月23日(勤労感謝の日)の13時より放送されていた、「国際千葉駅伝」の開催地は千葉市(「千葉県総合スポーツセンター陸上競技場」発着)であるが、本放送はフジテレビのみ放送され、地元の千葉テレビでは、夕方と夜のニュースのみ(短縮された形で)放送されていた(後に大会自体が2014年を最後に廃止)。
ジャパンコンソーシアム

ジャパンコンソーシアムが発足する前に、関東の独立三局(群馬テレビ、千葉テレビ、テレビ神奈川)はすでに共同企画・制作で「ミュンヘン・オリンピックアワー」を放送し、1972年ミュンヘンオリンピックを放送した(映像加工はTBSの協力)[52]


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